いささか古くて恐縮であるが、クールファイブの「そして神戸」という歌があった。この歌を思い出しながら読んでいただきたい。
神戸〜 泣いてどうなるのか
捨てられた我身が〜 みじめになるだけ〜(パパヤパヤパヤ パパ〜ヤ〜)
神戸〜 船の灯 うつす
濁り水の中に 靴を投げ落す
そしてひとつが終り そしてひとつが生まれ
夢の続き 見せてくれる 相手捜すのよ〜
神戸には何度か行ったことがある。だから今回の出張も気楽に出かけた。それが失敗の元だったのかもしれない。
その1.地下鉄事件
東京から「のぞみ」に乗って神戸に着いた。そこは港町だが地下鉄もある。地下鉄の階段を降りているときに電車がホームに入ってきた。急いで階段を駆け下りて、電車に飛び乗った。別に急いでいたわけでもないのだが、そんなタイミングで電車が入ってくると、つい走ってしまう。そんな自分が悲しい。
すぐにドアが閉まり、地下鉄が動き始めた。2駅ほど過ぎてから前の席が空いたので、そこに座った。座って前を見ると、こんな表示が目に入った。