後方で守備を受け持っているが、ときどきサイドを駆け上がり、攻撃に参加する。このとき見方の守備が薄くなってしまうので、攻撃が終わればすぐに守備に戻らなければならない。再びバックしなければならないので、「再度バック」とも書く。なんともご苦労なポジションである。これと同種のサッカー用語に「再度チェンジ」がある。
なお、相手チームの選手にボコボコ殴られる役は、サイドバックではなくて、サンドバッグである。
ゴールの横に置かれていた郵便ポストのこと。これがあった頃は選手が試合中に郵便を出すことができたのだが、携帯メールの普及に伴って使用が激減したため、廃止された。
ペナルティエリアで反則を犯すと、相手チームにPK(ペナルティキック)が与えられる。PKは勝負に大きな影響を与えるので、審判の判定をめぐってもめることが多い。もめごとが大きくなり収拾がつかなくなった場合に備えて、PKO(国連平和維持活動とも呼ばれる)が準備されている。
良いスルーパスは、敵の守備陣をスルーして見方の選手に絶好のパスが通る。悪いスルーパスは、見方の選手にさえスルーされる。
ミッドフィルダーのうち、どちらかといえば攻撃よりも守備を担当する選手のことを守備的ミッドフィルダーと呼ぶ。守備的ミッドフィルダーであるにもかかわらず守備をきちんと行わない選手のことを、趣味的ミッドフィルダーと(私は)呼んでいる。
イタリア語で「鍵」の意味で、イタリア代表チームの鉄壁の守備を喩えた言葉。しっかり守って相手に得点を与えなければ、負けることはない。しかし、守備がしっかりしていても得点できなければ、勝つことはできない。カテナチオだけでは勝てないよ!。
サッカーのルールの中で最も説明が難しい。苦労してルールを説明し終わると、「なぜ、そんなルールがあるのか?」というさらなる質問が待ちかまえているので、説明が徒労に終わることを覚悟しなければならない。
説明だけではなく、判定も難しい。オフサイドすれすれのものまで含めてオフサイドと判定されてしまうことも珍しくないように思う。だから、ディフェンダーの裏への飛び出しを狙うフォワードは、オフサイドフラッグを持つ線審とも良い関係を築く必要がある。
失われた時間のこと。選手が他の選手とぶつかるなどして気を失っていた時間がこれに該当する。最近はアディショナルタイムと呼ばれるようになったので、少し意味が変わったのかもしれない。
控えの選手のこと。先発を外されて、試合中にヤケ酒を飲んでいる選手もいる。もちろん、サントリー・リザーブを飲んでいる。
映画「第三の男」の続編。第三の男のラストシーンが長くまっすぐな並木道だったのを参考として、第四の審判では、サッカーグラウンドの長くまっすぐなタッチラインがラストシーンに使われている。
平日の試合に応援にいくときは、仕事を休まなければならない。応援のために仕事をサボった人がサボッター、いや、真のサポーターである。