「私たちは、8年間、よい友達、でした」
主語は We、動詞は havebeen、補語は goodfriends、副詞句は for eightyearsであります。 have beenは for eight yearsという期間を表す副詞句があるから、継続を表す現在完了形で「〜の間、ずっと〜であった」ととらえます。
B Acid rainis becoming a big proglem all over the world today.
「酸性雨は、今日では、世界中の、大きな課題、になっています」
主語は Acidrain「酸性雨」、動詞は isbecoming「〜になりつつあります」、補語は a big proglem「(ひとつの)大きな課題」、
all over the world は「世界中の」という副詞句、todayは時を示す副詞句です。
3 第2文型 SVC [主語+動詞+補語(形容詞)]
ここの項では、補語が形容詞の場合をのせております。
@ The grass is green.
「草というものは、緑です」
A The stars are very beautiful tonight.
「今夜は、星がとても美しい」
主語は The stars「星は」、動詞は are「〜です」、補語は verybeau tiful「とても美しい」、tonightは時を示す副詞
B It has been cold for three days.
「三日間とても寒かった」
主語は It「不定主語 Itは訳さない。 Challenge辞書で調べてみますと、@として(天候・時間・距離などを表わす)(☆日本語には訳さない)として出ています。しいて訳すとすれば、「天候は、三日の間、ずっと寒かった」というところでしょう。
動詞は has beenで現在完了形で継続の意味「ずうっと〜でした」、補語はcold「寒い」、for three daysは前置詞句の副詞句で「三日の間」の意味、
補語に形容詞を使うのは次のような意味から使われます。
例えば、「この花は、美しい」では This flower is beautiful. といいますが、This flower is a beautiful flower. であり、この文であれば、A=B という形が成立し論理的にも納得できます。 形容詞が補語に使われる場合は、このような形が成り立ちます。 ですから、Bの文例をみますと、次のように理解できます。
Whether has been cold whether for three days.「天候は、三日間、寒い天候が続いています」とでもなります。
C Then the days get longer and longer.
「それから、昼間は、ますます長くなります」
主語は the daysで、文面から、この dayは昼、夜の昼間と理解します。 動詞は getで、この getは他動詞として使う場合と自動詞として使う場合があり、ここでは自動詞の働きで、getにはいろいろの使い方があるので注意を要する。 この文では「〜になる」という意味で使われています。 辞書で調べてください。 補語は longer and longerで、比較級 and 比較級の形は「だんだん〜」という意味です。
then は、副詞で「その時から」の意味で考えればいいと思います。 ですから、この文も 主語+動詞+補語 の第2文型です。
D That looks like a desert.
「それは、まるで砂漠のようでした」
主語は that、動詞は looks で、この動詞も get と同様不完全自動詞で「〜に見える;〜らしい」として使い、 looklike で「〜のように見える」と辞書にある。 補語は likeadesertで、前置詞句である。 補語としての前置詞句は珍しい。 しかし look like の形はよくでる形である。
E You look so happy.
「あなたは、とても幸せそうだ」
主語はいうまでもなく you である。動詞はDと同様 look で「〜に見える」、補語は sohappy である。happy は形容詞。
F All her friends became tired.
「彼女の友達はみんな、疲れてきました」
主語は Allherfriends、動詞は became、補語は tired。 この補語 tired は動詞 tire の過去分詞と同形で、過去分詞は形容する意味があって、この tired はそれから独立した語で形容詞である。
なお、All her friends の all は、「2のB」のall over the world の all と同じ用法です。 もともと名詞の前につく単語は、原則的に次のようです。 冠詞+副詞+形容詞+名詞
ところが all とか such などの形容詞は冠詞の前にだしますから、このような形になります。
4 第3文型 SVO [主語+動詞+目的語]
@ I like French and history.
「私は、フランス語と歴史が好きです」
主語は I、動詞は like、第2文型の動詞は不完全自動詞といわれ、補語を必要としましたが、第3文型の動詞は他動詞です。他動詞というのは、目的語を必要とする動詞です。 French and history は、A and B というかたまりで、目的語です。 目的語は「〜を」をつけて訳します。
like の場合は「AとBを好む」と訳すのは堅苦しいので、「AとBが好きです」というように訳します。
A Nancy likes music very much.
「ナンシーはとても音楽が好きです」
主語は Nancy、動詞は likes、目的語は music です。very much は副詞 句で程度を表わしています。英文ではこの文のように、副詞句がついたり、前置詞句がついたりして、時・所・方法・程度などをあらわしますので、英文の構造が複雑だと思い込む傾向があるのですが、この副詞句や前置詞句の意味をしっかり理解することによって、一つの英文の仕組みがはっきり見えるようになるのです。
5 第3文型 SVO [主語+動詞+目的語(名詞用法の不定詞)]
@ She wants to have a pen pal.
「彼女はペンパルを持ちたがっています」
直訳では「彼女はペンパルを持つことを欲しています」となります。
主語は彼女で she、動詞は欲するで wants、目的語はペンパルをもつことで to have a pen pal、この目的語のように不定詞の名詞用法のものが目的語になる場合には、動詞が目的語をもつことが多く、仕組みがわかりにくくなります。 ですから不定詞以下どこまでが一つのかたまりかを、意味のうえから捕らえるようにしてください。
A I would like to know about you and your family.
「私は、あなたとあなたの家族について、しりたいと思います」
主語は I、動詞は would like( would like= wantのていねいな言い方です)、目的語は to know、つぎの about A and Bは、前置詞ではじまる前置詞句で、「AとBについて」という意味で、動詞 know との関係をあらわしています。
B I like to play soccer.
「私はサッカーをすることが好きです」
主語は I、動詞は like、目的語は to play soccer、動詞 play は目的語 soccer を伴っています。 でも文型での目的語は to play soccer という一つのかたまりです。
C Soon Chiyoko learned to do a part of her husband's work.
「まもなく千代子は、夫の仕事の一部を手伝うことを学びました」
主語は Chiyoko、動詞は learned、目的語は to do a part of her hus band's work、不定詞の動詞 do の目的語は a part であり、of で始まる前置詞句は a part を修飾する形容句であります。
文章の構造がわかっていれば、日本語の訳語は多少ちがっていてもかまいません。 たとえば、「do a partof〜」の場合「〜の一部をする」といってもいいわけです。また「learned to do〜」の場合に「〜をすることを習いました」といってもいいのです。
D You need to do this at once.
「あなたは、ただちにこれをすることが必要です」
主語は you, 動詞は need, 目的語は to do, this は do の目的語になっています 。at once は副詞句です。 この副詞句は動詞 do を修飾するものととらえます。 こうした副詞句は、どこへ係る(修飾する;関係する)かというと、原則的には意味上から考えていいでしょう。 副詞(句)の働きは、動詞、形容詞、他の副詞、文全体などを修飾するのがもともとの役目です。this は、「この〜」ではなく、「これ;このこと」という代名詞ですね。
E WWF is trying to save the green trees of the earth for our children.
「WWFは、自分たちの子供のために、地球の緑の木を守ろうとしています」
主語はWWF、動詞群は istrying、目的語は to save、the green trees は不定詞 to save の目的語になっています。 of the earthは、trees に係る前置詞句になっています。 for our children は、不定詞の save に係る、目的或いは関係をあらわす副詞句と考えられます。
従って、文の構造を次のようにとらえます。
S V O save のO treesの修飾句 saveに係る副詞句
S is trying to save the green trees of the earth for our children.
英文をこのように構造的にとらえれるようになりますと、理論的にも自信がつき、「なるほどなあ、これでいいんだなあ」と、だんだんわかって定着します。
F The ship began to sink slowly into the sea.
「(その)船は、海中に、ゆっくりと沈みはじめました」
不定詞 tosink は動詞 began の目的語ですね。 この sink は自動詞でから sink 自体の目的語はありません。 slowly は sink を修飾する副詞です。 into the sea は sink に係る副詞句(前置詞句)です。 英文の構造はこのようになっています。
G Why did you decide to travel by bicycle ?
「あなたは、どうして、自転車で旅行しようと、きめたのですか」
不定詞が動詞の目的語になっている場合、その不定詞は名詞用法ですから、「〜することを」と直訳していいわけです。 「旅行することを決心したのですか」としてもいいのですが、多くは上のように日本語訳にします。 動詞のもっている要素がどこかに残っているように訳しますが、これでよいのです。 by bicycle はもちろん travel を修飾する副詞句です。
「あなたは、このことが何を意味しているのか、わかりますか」
Do you know “ What does this mean ? ”?
一般には、what this means は独立した文章とすれば、“〜〜〜〜?”のように一般の疑問文の形をとります。 しかし、一文中の節(文)となりますと、例文のように「WHの疑問詞+主語+動詞」の形をとります。
10 第4文型 SVOO [主語+動詞+間接目的語+直接目的語]
間接目的語は「〜に」であり、直接目的語は「〜を」という語がきます。 動詞の意味を考えますと、わかりやすいと思います。 この文型で使われる動詞は、授与動詞(完全他動詞の中で、目的語を二つとる動詞)といわれます。 例えば、「誰々に、何々を、何々する」と考えれる動詞で、教科書にある
give,show,tell,lend,teach,bring,write,send などが考えられます。
また、間接目的語を後にまわすときは、前置詞 to または for をつけます。 直接目的語が代名詞のときも、間接目的語は後にきます。 教科書の文例にはそれは載っておりません。
「人々は、その時計を、ビッグ・ベンと呼んでいます」
[主語+動詞+(目的語=補語)]の意味で考えますと、They call,“The clock is Big Ben.”
「人々は、『その時計は、ビッグ・ベンである』と言っています」ということになります。
they とか you とかは、一般の人々を示すときには「人々は」と訳します。 また、the ここでは「その〜」と訳したほうがベターです。 動詞の call は、現在形ですから、現在の習慣、状態、動作、真理などを意味しますから、人々の「習慣」としてとらえ、「〜と呼んでいます」と訳すのがよいでしょう。
12 第4文型 SVOO [主語+動詞+間接目的語+直接目的語(不定詞)]
「10 第4文型 SVOO 」では、直接目的語が、名詞(形容詞相当語句を含む)でしたが、この項では、to+動詞の形をとる不定詞になっています。
直接目的語が不定詞の場合は、次のように、不定詞を「命令形」のように訳しますから、注意してください。
Father told me to wash the car.
「父は、ぼくに、車を洗いなさい、と言いました」
「父は、ぼくに、車を洗うように、と言いました」と訳しても、間違いではありませんので、念のため。
@ So we ask God to send your soul back into your body.
最初の解説のように、いつも命令として訳すとは、考えないようにしてください。 その文章の様子によっては、優しく「〜してちょうだいね」と訳したほうがいいばあいもありますから。 もし、文末に soon があれば
Itaru told Chiyoko to go back home soon.
となり、「命令」のように訳したほうがよいでしょう。