城館日記

2003年


12月

19日 金曜日

午後7時59分 自作レポート[1] 組み立て[10] ケーブルの接続

 年を越してしまう前に、一気に行きたいと思います。ドライブとケースファンに電源ユニットからのケーブルを、マザーボードとドライブ類をフラットケーブルで繋ぎます。電源ユニットの仕様に関しては、自作挑戦レポート[0] パーツ紹介[2] 電源 を参照してください。

 ケーブルが入り組んでしまうので、両方を並行して接続していきます。まずは、マザーボードへケーブルを接続しておきます。IDE 接続用のケーブルが1本マザーボードに付属していますが、CD-RW ドライブは別になるので、もう1本用意してください。ケーブルは80芯と40芯のものがありますが、CD-RW に使うなら40芯で問題ありません(もちろん80芯でもいいです)。私はバルクとして売っていた、ATA100対応のもの(ヤマダ電機で760円)を用意しました。

 接続コネクタは、マザーボードの内側から順に、プライマリ IDE(以下、プライマリと表記)、セカンダリ IDE(以下、セカンダリと表記)、FDD となっています。起動ドライブとなる HDD がコネクタより下にあるので、プライマリに接続したケーブルを下方向へ、セカンダリに接続したケーブルを上方向に流します。プライマリのケーブルは、コネクタ近くで一旦ケース前方向に折り曲げ、さらにその近くで45度に上方向に折り曲げてやると、ドライブへの接続が少し楽になります。FDD のケーブルもマザーボード付属のものを使用しました。かなり長いので、ジャバラ状に折りたたむか、短いものを購入してください。たたんでも邪魔ですが、せっかくあるのでそのまま使いました。

 次に、3本ある周辺機器用ケーブルを、FDD 用の分岐があるものを HDD と FDD に、残りを CD-RW ドライブ用とケースファン用に使います。周辺機器用以外のケーブルが余っていますが、使いませんので束ねるなどして邪魔にならないようにしてください。それから、ケースフロントパネル裏に来るケースファンの電源ケーブルを直列に繋げておいてください。ここに電源ケーブルからの周辺機器用ケーブルを最後に繋げます。

 ひとまず、FDD の電源ケーブルを接続します。向きは、真ん中に小さなフックがある面を下にします。これを、ケース奥側にあるコネクタに刺すわけですが、予想以上に固いです。また、1つピン位置がずれても刺さってしまうそうなのでご注意を。FDD のアクセスランプがつきっぱなしになったらこれだそうです。

 フラットケーブルに戻ります。邪魔になっているので、セカンダリのケーブルを CD−RW ドライブに接続してしまいます。ケーブル先端のコネクタを使います。次に、FDD のケーブルを繋げます。1番ピン(マザーボード付属ケーブルでは灰色のライン、一般的なケーブルでは赤いライン。ラインの無いものは、ねじれている部分のある側の一番端)が FDD の内側になるようにします。ドライブ・ケーブル共に逆刺し防止になっていますが、なっていない場合はご注意を。

 再び電源ケーブルに戻ります。CD-RW ドライブと HDD に接続します。 HDD のほうはちょっときついです。

 最後に、プライマリのケーブルを接続します。こちらも先端のコネクタを使います。

 残りはケースファンです。まだ使っていない周辺機器用ケーブルに、前後のケースファンのケーブルを直列に繋ぎます。ケースの蓋にもありますが、これは使っていません。無くても十分冷えてくれます。

 全て繋ぎ終わったら起動してみましょう。BIOS 設定画面を出して、全てのドライブが認識されているか確認します。また、ケースファンが廻っているかの確認もお忘れなく。廻っていないと、ケース内に熱がこもってしまいます。おかしなところがあれば、接続の確認、または接続しなおしをしてください。

 問題ないことが確認できたら、残るは OS のインストールです。こちらは OS のマニュアルに任せると言うことで。


5日 金曜日

午前1時54分 日記から Blog へ

 Blog がだいぶ流行ってきています。更新しやすいことが特徴の1つとしてあげられていますが、どのパソコンからでも更新できることも大きな特徴であり、メリットであると私は考えています。

 この話を持ち出したのは、現在2つのパソコンを並行して使っているためです。古いほうのパソコンで日記を書いているので、もう1つのほうだけで作業しているときは更新が出来ません。どうしても更新する必要があるときは、わざわざ起動する必要があります。古いパソコンなので軌道には2・3分かかります。この時間を考えると、ちょっと面倒なのです。

 Blog であれば、ブラウザで更新ページを開くだけで済んでしまいます。エスケープキーを押すとフォームの内容が消えてしまうと言う恐怖感はありますが、ブロードバンドですから、時々保存(サーバデータの更新)をすれば大丈夫でしょう。保存しても公開しないでおくことも出来るようですし。

 ただ、移行を妨げる悩みがいくつかあります。

 まず、今までの日記をそのシステムに持っていくことが出来るのでしょうか。過去ログのような形で置いておくのはどうも。まあ、これは最悪妥協することも出来ます。

 次に、サーバにあるデータをバックアップすることは出来るのでしょうか。掲示板であれば消えてしまってもある程度は我慢できます。しかし、長年書き溜めてきた日記が消えるのは困ります。サーバ運営者に100%任せるのは危険ですし、保証されないのが一般的です。かと言って、更新のたびにデータファイルをローカルにダウンロードするのはおかしな話です。そんなことをするなら今のままでも同じです。

 どうしたものかと悩んでいるうちに年末が迫ってきてしまいました。早いもので、残り1ヶ月をきりました。しばらくは悶々とした日々になりそうです。


2日 火曜日

午前1時24分 通信も腹八分目

 先月辺りから、深夜11時前後にやたらに通信速度が落ちていました。Bフレッツなのに ISDN 並で、時にはページが部分的にしか表示されないことすらありました。ところが、数日前から突然解消されたのです。

 バックボーンが強化されたのかと思ったのですが、プロバイダからの告知はありません。なんだろうと思いつつもニュースサイトの巡回をしていると、「Winny のユーザーを逮捕」という記事を発見。どうやら、近所にユーザーがいたようです。それもヘビー級の。逮捕を知って、慌てて中止したのでしょう。

 雑誌の特集や書籍でご存知の方は多いと思いますが、Winny は国産の P2P ソフトです。中央サーバの有無などの違いはありますが、WinMX の親戚のようなものです。ソフト自体には違法性はないと私は考えていて、使うことには反対はしていません。しかし、限度と言うものがあります。光ファイバー回線の通信容量を使い切るようなのは困ります。通信速度を制限する機能を備えているのですから、遠慮してもらいたいものです。32人で100Mbpsを共用していますから、多くても3Mbpsぐらいに押さえて欲しいと思います。これなら、全員が同時に通信をしても、4Mbps余裕が残ります。プロバイダにもバックボーンにも優しいです。

 何事も目いっぱいはいけません。昔からいうではありませんか。「腹八分目」と。

 ちなみに、逮捕までの経緯については、あまりまともな情報は流れていません。作者の家を家宅捜索したという記事も報道されていますが、一部だけです。



今年の過去日記


去年までの過去日記