このケースの場合、スペーサーが2種類あります。結果、使用するネジも次の2種類になります。
まず1つは、白いプラスチック製のスペーサーに対応するタッピングネジ。タッピングネジなので、スペーサーのネジ穴は少し小さめに作られています。まっすぐねじ込んでください。
もう1つのネジは、金属製のスペーサーに対応するミリネジ。
では、実際の作業に入ります。前回書いたように、ケース内の空間に余裕がありません。マザーボードをスペーサーに載せるときは、PS/2 コネクタあるほうを先にして斜めにすると少し楽です。スペーサーに載せたら、角の穴から対角線順にネジ止めしていきます。初めはゆるい状態にしておき、全体を少しずつきつくしていきます。角の穴の周辺は特に狭いので、柄の長く磁化されているドライバーがお勧めです。
全て終わったら、マザーボードが歪んでいたり、ケース裏側のバックパネルの穴からマザーボード上のポートが上手く出ているか確認しましょう。問題が無ければ完了です。
はっきり言ってぎりぎりのサイズです。ケースは予め左右側面のカバーを外して横置きにし、電源ケーブルは束ねているゴムを外して5インチベイの中にでも入れ、電源下のケースファンも外しておきます。特に、ケースファンはかなり邪魔です。
次に、拡張スロットを塞いでいる金属片をマザーボードを取り付ける前に全て外します。後からでは、マザーボードを傷つける恐れがあります。手でねじれば外れますが、残ったバリで怪我をしないように注意。気になる方は金属やすりで磨くなどしてください。穴が残ってしまいますが、カバーは付属していないので必要なら市販のものを使ってください。
拡張スロットのを外したら、ついでにベイのも外してしまいましょう。こちらのは使うところだけでいいです。1番上の5インチベイは一見外してあるように見えますが、実際は内側に折り曲げているだけです。ドライブと干渉するようなら外しておきましょう。
マザーボードを取り付けるためには、ネジ止めするためのスペーサーをケースにはめる必要があります。ケースにはネジ式のスペーサーがすでに2つ取り付けてありますので、その2つが AUX 入力コネクタとゲームポートの間にある穴と、DIMM ソケットと FSB 設定ジャンパピンである JP21 の間にある穴の両方から見える位置を確認し、その他の6箇所の穴の位置に合う場所にケース付属の白いプラスチック製スペーサーをはめ込みます。フックが引っかかる音がするまで押し込んでください。乗っているだけでは意味がありません。全てはめたら、改めてマザーボードを載せて確認しましょう。全ての位置が合っていれば準備完了、違うところがあれば直して再び確認です。
次回は今度こそ取り付けです。
4.x からのアップグレードは難しいのでお勧めできないとのこと。また、5.x はいわゆるベータ版で、3月ぐらいに 4.8 が出る予定だそうです。
というわけで、FreeBSD(98) アップグレードインストールレポートは春に・・・。
FreeBSD 5.0 がリリースされました。しかも、今回は FreeBSD(98) も同時です。4.7 のアップグレードインストールはなかったことにして、5.x (ブランチが新しいので、半月ほど様子を見ようと思います。)にしてもいいですか?(^^;
最大の山場です。下手をするとコアが欠けて一瞬でゴミとなってしまいます。慎重に、しかも大胆に行う必要があります。
基本的には、クーラー裏側のシールのようなもの(固形のグリスのようなもののカバーです。取り忘れると CPU が冷えにくくなります。)をはがし、CPU の上に置いて、留め金の片方を引っ掛けて、もう片方も引っ掛ける。たったこれだけですが、最後のもう片方を引っ掛けるのが非常に大変です。ここが簡単に出来るなら山場でもなんでもありません。
ソケットは平らではなく、載せた CPU よりもやや高くなる部分があります。AK77-333 では、レバーのつけてのある方向の、SOCKET462 と刻印がしてある部分です。(以降、この部分を下方向として説明します。)この部分と、クーラー裏側の凹んでいる部分を合わせるようにします。向きが違うとクーラーが斜めになって、CPU に上手く接触しません。逆向きでは金具が合わないと言われていますが、試しにやってみたら少なくとも見た目では上手くはまってしまいそうでした。(危険なのでもちろんやってはいません・・。)
クーラーを置いたら、上の金具をソケットのフックに引っ掛けます。フックは3つありますが、もちろん真ん中に引っ掛けます。(Socket A の仕様では3箇所に引っ掛けることになっているそうです。)引っ掛けたら、クーラー全体をソケットと並行になるようにして、引きずらないように注意しながら軽く下方向に引っ張ります。これは、引っかかったフックが外れないようにするためと、下の留め金をフックにはめるときに多少でも楽になるようにするためです。
さて、いよいよ山場です。まず、下の留め金はかなり固いです。どう見ても無理だろうと思っても、ちゃんとはまります。ただし、17インチ CRT を持ち上げられない人は厳しいかもしれません。厚めのコミケットカタログを(電話帳だと地域によって厚さがばらばらなので・・・。)指でつまんで持ち上げられる人なら多分大丈夫です。
固定するときに注意する点は、クーラーは可能な限り動かさないこと。これ1つです。留め金をはめるときにはコアに力がかかり、その状態でクーラーがずれるとコアが欠ける可能性があります。片手でクーラーをしっかりと抑え、もう片方の手で下の留め金を下方向に引っ張りながら(ここ、ポイントです)フックに向けて強く押さえます。普通に押さえてもフックの平らな面に当たってしまってはめることは出来ません。下にも同時に引っ張ることで何とかはまります。
金具は、マイナスドライバーや六角レンチを、丁度引っかかる部分があるのでそこに当てて押さえます。Athlon XP のマニュアルには適切な工具を使えと書いてありますが、一般的にはマイナスドライバーを使うようです。私もマイナスドライバーを使いました。サイズは色々ありますが、金具の凹んでいる部分の幅と同じくらいがずれなくていいでしょう。うっかり外れた場合は、マザーボード上の回路などを傷つけてしまう可能性があります。無事にはまったら、念のためソケット・CPU・クーラーが水平になっているか確認しておきましょう。1つでも斜めになっていたら危険です。私はまだやってないので方法は不明ですが、はめたばかりの留め金を外し、直してからもう1度はめてください。そのまま電源を入れたらかなり危険です。
どうしても留め金がフックに引っかからない場合、ペンチで金具をわずかに外側に曲げる方法があります。実はやりました。苦肉の策でしたが、これのおかげではめることが出来た気がします。あまり曲げすぎると今度はフックから離れてしまうので、本当にわずかだけです。
山場、無事切り抜けることが出来たでしょうか。切り抜けたら、最後にクーラー上のファンの電源ケーブルを、ソケット左上にあるファンコネクタに繋げます。これを忘れて電源を入れると、ファンが回らずに CPU が熱暴走どころか昇天してしまいます。時には周辺の回路やチップを巻き込むこともあるらしいので、ある意味コア欠けより危険です。忘れずに繋げましょう。
これで、山場は終了です。次回は、マザーボードの取り付けです。
まだ紹介していないパーツがありますが、作業を進めてしまったので忘れないうちに書きます。
クーラーの取り付け(次回で解説します。)は難しいですが、CPU そのものは簡単に固定できます。ソケット横のレバーを起こし、ソケットに CPU を載せ、再びレバーをおろす。これだけです。ただし、CPU の向きを間違えるとピンの位置とソケットの穴の位置が合わないため、斜めになってレバーをおろすとピンがぐにゃりということに・・・。
向きは、昔の茶色いパッケージの場合は角の面取りされているところを、現在の緑のパッケージの場合は金色でプリントされた三角形を目印にして、ソケットの穴とあわせます。目印の位置が1番ピンで、ソケット側は左下(LOCK と刻印がある角)になります。位置が合っていれば、何の抵抗も無くかぽっとはまります。ソケットと CPU の間には隙間は出来ません。隙間があったり斜めになっている場合は向きが違います。繰り返しますが、向きが違うと CPU は駄目になります。
CPU を載せたら、固定するために(通電の意味もあると思います。)レバーを下げます。途中で抵抗が強くなりますが、軽く力を加えれば抵抗は小さくなります。レバーの動きにあわせてソケットの上部がスライドして、固定完了です。
余談になりますが、AthlonXP の説明はあまり親切じゃないですね。日本語での解説もありますが、写真が見えにくいです。特に、クーラー取り付けの写真は複数の角度で欲しいです。
もう1つ余談。AK77-333 のソケットには SOKCET 462 と刻印してありますが、Socket A と同じのようです。クーラーの取り付けがあまりにもきつくて、実は間違っているのではと不安になりました。
玄人志向 セレクトシリーズ RADEON70-AGP64C
コンプマート静岡店にて、2003年1月18日に購入。5680円+消費税。
値段の安さと OpenGL サポートに惹かれて買ってしまいましたが、あまり評判は良くないようです。ただ、逆に安定して使えるという話もあり、どちらになるかは組んでからのお楽しみと言うことで・・・。
ノンブランドの PC2100 DDR CL2.5 512MB。メモリチップは NANYA でした。
マルツ電波 静岡店にて、2003年1月18日に購入。税込みで12810円。
防電性の袋に入った状態。
AOpen 通販にて、2003年1月16日に購入。6980円+消費税349円+送料1200円=8529円。
品薄な感じもする少々枯れたマザーボードです。とは言うものの、まだ数年は使えそうです。比較的評価がいいのでこれを選びました。
AMD Athlon XP 1700+
コンプマート静岡店にて、2003年1月18日に購入。7380円+消費税。
OPN はAXDA1700DLT3C。デスクトップ向けの普通の Athlon XP で、OPGA パッケージ Thoroughbred コアの1700+。最大電圧1.50V、最大耐熱温度90度、2次キャッシュ256kB、最大 FSB クロックが266MHz と予想されます。ダイの色は緑。薄っぺらくて、なんだか配線のない基盤のように見えますが、OPGA は本当に基盤とのこと。ちなみに、茶色の CPGA パッケージはセラミックなんだそうです。
パッケージはなかなか簡単には開かないようです。無理やりこじ開けようとしたら破けてしまい、結局カッターで切り取ることに。裏側の溝に沿って切ると割りと綺麗に外れますが、角の部分は両側から半分ずつやったほうが楽です。CPU は小さなパッケージに収まっていますが、クーラーは剥き出しなのでうっかりケーブルを傷つけないように注意が必要です。
ケースに付属していた ATX 電源で、Pentium 4 対応のようです。
サードウェーブ TW 300P4
出力300W(定格と最大のどちらなのかは不明。定格であって欲しい・・・)
+3.3V | +5V | +12V | -5V | -12V | +5VSB |
---|---|---|---|---|---|
14A | 25A | 12A | 0.5A | 0.5A | 2.5A |
今朝の日記で書いたように、自作に初挑戦することになりました。のちのための資料とするべく、データをまとめておくことにします。まずはケースから。
サードウェーブ TW-718A
2003年1月12日に、DOS/V パラダイス静岡店にて購入。税込み5220円。特売だったようなので、普段はもう少し高いかもしれません。
ホワイト
前面はプラスチック、それ以外はスチール。
全部で6本分。1番上以外はパネルがついたままになっています。
一般的な ATX マザーボードに対応したタイプ。私の場合は不要ですが、USB コネクタの上の LAN コネクタのための穴もあります。ケースへの固定方法はネジ2本。
スペーサー用の穴は17。ネジ止め式のスペーサーが2つ取り付け済み。付属のものがプラスチック製で絶縁なので、グランドのためなのでしょう。
説明書なし。値段に惹かれて購入したのは失敗かと思っています。
ケース前面のプラスチック部分右横下に、USB ポート2つとサウンドポート2つ有り。サウンドはどちらがなにやら・・・。
蓋は左右のみ。回転式のロックがあり、ネジは手回し可能なタイプがそれぞれ2本ずつ。開閉はかなり楽。ネジを外し、ロックを外し、回したロック部分に指を引っ掛けて後ろに少し引くだけ。前面のプラスチック部分は、4箇所のフックで固定するタイプ。フックは一体整形で、外すにはペンチ推薦。上下に挟んで押し込むと外れます。マザーボードに直結するケーブルが繋がっているので、組み立て後に外すときは引っ張り過ぎないように注意。
前面のカバーに繋がっているケーブルは以下の通り。
これらのケーブルは白いケーブルとの2本セットになっていて、ケース横中央よりやや下の丸い穴を通って中に伸びています。(上からの順になっています。)
ケース側面コネクタの基板上にあるコネクタ(ややこしい・・)に繋がっています。恐らく、上に繋がっているのが USB、下に繋がっているのがサウンドと思われます。ケーブルは次の2本。
コネクタ上に繋がっているケーブルは次の8本。ケーブルの色・基盤側の配線・裂け具合からして、4本で1セットのよう。基盤側は同じ色が並び、黒と緑の間は1列分空いている。
コネクタ下に繋がっているケーブルは次の6本。基盤側の配線・裂け具合からして、3本で1セットのよう。
元旦ははるか彼方に過ぎ去ってしまいましたが、1回目と言うことでとりあえず言うことにします。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今更何を言っていやがるという感じですが、とりあえずこれでイリューム伯爵城館も年が明けました。とりあえず今年の予定なんかを・・・。
去年ファイルを肥大させ続けた不審アクセスログですが、あまりにも多いのでしばらくやめます。後輩から重過ぎると掲示板に書かれてしまいましたし・・。パソコンのスペックもあるとは思いますが、正直表示確認をするのは辛かったです。編集自体はテキストエディタで行っているので大したことはなかったんですが、ブラウザが表示を更新するのに数秒かかるんです。ログだけ別ファイルにすると言う方法もありましたが、面倒に感じる心が勝ってしまいました。ちなみに、去年の日記の合計サイズは 6.25MB、一番大きかったのは12月で 2.01MB です。ここまで大きくなるのは予想外でした。今年からは軽くなりますので(^^;
去年予告した FreeBSD(98)4.7 のアップグレードインストールのレポートですが、メモするのを忘れてしまったのでどうしたものかと思案中です。これと言って難しいこともしませんでしたし。とりあえずやる前に必要な作業でも書こうかと思っています。のんびりしていると5.0が出そうなのでその前に。
今まで何度かハードウェアのレポートも書いてきましたが、このたび初の完全自作を行うこととなりました。パーツもほぼそろい、明日(時間的には今日ですが・・)には BIOS 画面を拝めるかなと言う状態です。パーツの紹介のようなものからはじめて、だんだんと組み立てのレポートに入る予定です。
まだ一部の人にしか公開していないアーヴ語検索の PHP 版ですが、データベースを変更してもっと本格的な辞書のような感じに出来ないかと思案中です。今のところまったく出来ていませんが、出来たとしても回線速度やサーバのスペックを考えると公開は難しいでしょう。訳あって ADSL が導入できないので、回線速度は FTTH が安くなるまでは無理です。サーバは今のメインマシンをサーバに回すことができれば解決ですが、それには新マシンを安定して稼動させることが先決ですね。
予定としてはこんなところでしょうか。いくつ実行に移せるかわかりませんが、予定は未定ですから(無責任)
これにて本年第1回目の日記終了です。