中学の英語(その二)

………ここでは主として文章組み立て、即ち文法に関すること………
英語は単語と文法

月見草出版へ

中学の英語(その一)
《T》…文型
    【文型一覧@】【文型一覧A】【文型活用@】【文型活用A】
    【文型活用B】【種類と倒置】
《U》…教科書をチェックしよう
    【現在完了:分詞】【受動態】【従属節】【不定詞】
《V》…準動詞
    【不定詞】【分詞】【動名詞】

中学の英語(その二)
《T》…教科書の単語
    【単語】  【発音関係;フォニックス】
《U》…前置詞句
    【前置詞句について】 【前置詞句…一年】
    【前置詞句…二年@】 【前置詞句…二年A】
    【前置詞句…三年@】 【前置詞句…三年A】

発音関係;フォニックス


【フォニックス 1 へ】 【フォニックス 2 へ】
【フォニックス 3 へ】 【フォニックス 4 へ】

           第一 つづり字と発音に関する基本的な20の規則(その1)
              ルール  1 〜 17
                     ☆母音字の注意すべき発音
                     ☆子音字の注意すべき発音
           第二 つづり字と発音に関する基本的な20の規則(その2)
              ルール 18
                     ☆弱母音一覧表
              ルール 19 〜 20
                     ☆母音記号一覧表
                     ☆子音記号一覧表
                     ☆母音字の例外的な発音
                     ☆子音字の例外的な発音
                     ☆例外的に発音されない子音字
                     ☆弱音節で発音されない母音字
              母音字・子音字の読み方
                     ☆母音字
                     ☆子音字

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
《発音記号がまだ入っていません。なんとか入れるようにします。》

フォニックス 1
(ルール1〜17;☆母音字の注意すべき発音)

【 1 序文 】

●英語の発音ではだれしも苦労したとおもいます。それどころか私など、今でもどう読んだものか迷う単語がいくらでもあって、どうもわからない。このフォニックスを手に入れ、はじめて「基本的なつづり字のルール」の全貌がはっきりしてきました。ほんとに有難いことでした。
 考えてみますと、戦前の学校ではほんのわずかな英語しか教えてもらえなかったんです。そのことがどんな意味をもち、どんな結果をうむようになったかなど少しも気がつかず、みんな平気で少年時代を過ごしてきました。いまでいえば高校三年の年齢になって、いきなり、私にとっては難解な英語を教わりはじめました。すべての単語は辞書で調べ、すべてノートに書き出しました。二年目には 「EASIER ESSAYS」 という何篇かのっている本で習いました。
 Literature is more than books. Boohs are only its shell;
 and may be its prison unless they are regarded aright by readers.
これはその本の最初にあった 「The Art of Reading」 の冒頭の文でした。先生になってからは、当時はわりと先生には自由な時間があり、スチブンソンの 「DR.JEKYLL and MR.HYDE」 とか 「THE MURDER OF ROGER ACKROYD」 など読みあわせで読みました。
 ところで、発音関係にはとても苦労しました。英語に接しているうちに、発音には何かきまりがあることに気づき、岩波の英和辞典の基本語 2888 の中からいくつかの項目をきめて全部書き出し、整理して「発音の法則」を作り出しました。それは昭和三十四年のことでした。
 いまここに、研究社から出された「英語のつづり字と発音の指導」の要約をつくり希望者に渡すことが可能となりました。原本だと細かすぎて利用しにくいので、要約プリントにしたわけです。「つづり字と発音の指導」とありますが、学習者の手元にあったほうが都合がよいと思われます。この要約をできるだけ利用して、英語の学習に役立ててください。
 英会話とともに、英語学習の第一段階では、英語が読める、英語の意味がわかる、英語が書ける、「よめる、わかる、かける」というこの三つが基本的に大切であるといえます。この中の、「よめる、かける」の橋渡しをしてくれるのが「発音の法則」即ち、ここにまとめたフォニックスです。英語専門の研究となればいざしらず、中学、高校、大学での学習には、充分役立つことと思います。 (平成二年十月)

●フォニックスは英語で phonics と書きます。 phone は音という意味で、-ics は学問という意味ですから、音の学問、というほどの意味です。英語の発音とそれを表わすつづり字の間には、一定の規則があります。この規則を明らかにしていくものをフォニックスというのです。
 これを逆にいいますと、つづり文字は、一定の規則に沿って発音されるわけです。アメリカの小学生が発音について教育を受けるように、英語学習の初期には、私たちにとって発音の規則を理解しておくことは、効率よく学習をすすめるために是非とも必要なことなんです。ではこれから、だいじな発音の規則を学びましょう。

第一[つづり字と発音に関する基本的な20の規則]その1
   (ルール1〜ルール17;母音字の注意すべき発音)

【ルール1】

 子音字の b,d,f,h,j,k,l,m,n,p,r,s,t,
 v,w,x,y,z は規則的な発音をする。
 @このうち b,d,f,h,k,l,m,n,p,r(母音字の前),s(語頭) 
   t,v,w(母音字の前),z の子音字の発音は発音記号と同じ。
 A次の j,x,y の子音字も規則的。
    j       [d] :jam [  m]
    x       [ks] :six [siks]
    y(母音字の前)[j] :yes [jes]

【ルール2】

  次の二重子音字,三重子音字も規則的に発音される。
  ch[t・]    :church[   ]教会
  ck[k]    :back[b k]背中
  dg[ ]    :bridge[bri ]橋 ・語尾がdgのときは必ずdgeとなる
  dj[ ]    :adjust[  st]調整する
  ng(語尾)[ ]:sing[si ]歌う
  ph[f]    :photo[foutou]写真
  qu[kw]    :queen[kwi:n]女王 ・この場合のuは子音字
  sh[・]    :ship[・ip]船
  tch [t・]   :catch[k  ]捕らえる
  th[θ ]    :think[ i k]考える
  wh[hw;w]   :whale[(h)weil]鯨
  ※[t・][ ]などは、規則的に一個の子音として発音される。

【ルール3】

 次の子音字は発音されない。(黙字)
 @語頭 kn-の k :know[nou]〜を知っている
     gn-の g :gnaw[n :]かじる
     ps-の p :psychology[saik l  i:]心理学
     wr-の w :write[rait]書く
 A語尾 -mbの b :climb[klaim]登る
     -mnの n :autumn[ :tm]秋
     -gnの g :sign[sain]合図
     -ghtの gh:night[nait]夜

【ルール4】

 母音字の読み方には、次のように「短音」と「長音」とがある。
 @短音 a[ ] :cat[k t]猫, bad[b d]悪い
     e[e] :end[end]終り
     i[i] :hill[hil]小山
     o[ ] :hot[h t]熱い
     u[v] :sun[s n]太陽
     y[i] :gym[ im]体育館
 A長音 a[ei] :take[teik]取る
     e[i:] :eve[i:v]前夜
     i[ai] :bite[bait]かむ
     o[ou] :home[houm]家庭
     u[ju:]:cube[kju:b]立方体
     y[ai] :fly[flai]飛ぶ
 ※ y は「短音」「長音」とも i と同じである。
 ※ y を除いては、「長音」の発音はそれぞれのアルファベットの呼び名と同じ。
 ※ u[ju:]は初めの[j]が子音だから a use,the[ ]useとなる。

【ルール5】

 単語の終りで、母音字の後に子音字が続いたら、その母音字は「短音」
 として発音される。
 @短音 a[ ] :mad[m d]気が狂った
     e[e] :pet[pet]ペット
     i[i] :pin[pin]ピン
     o[ ] :hop[h p]片足で跳ぶ
     u[ ] :cut[k t]切る
     y[i] :gym[ im]体育館
 a:hat,sad,match,flash,lamb,wrap,man,lamp,stand,back,bat,fat,mat,rat,
  sat,flat,fan,ran,van,plan,band,hand,land,sand,stand,bad,back,bang,
  bank,band,had,ham,hang、その他
  aはアよりも、下あごをおろしてa=エイという、エに近い。
 e:set,red,fresh,pen,step,send,desk,belt,next,jet,let,met,net,pet,set,
  wet,yet,hen,men,ten,yen,tend,lend,mend,blend,spend,tent,tend,test,
  text,tenth,meltその他
 i:lip,mid,knit,fish,bridge,quiz,six,wrist,film,sick,pick,thick,brick,
  quick,stick,trick,pin,sin,tin,win,chin,thin,skin,twin,king,ring,sing
  wing,sting,spring,string,pit,pick,pitch,pink,pinch,sit,six,silk,
  sixthその他
  iははっきりしたイではなく、エに近い。
 o:top,job,hot,dockbox,fox,lodge,bomb,blond,pond,dot,lot,not,pot,knot,
  blot,lock,mock,rock,sock,knock,block,stock,knobその他
  oはオよりも、口を大きくあけた、アに近い。
 u:but,truck,mud,Dutch,judge,thumb,bulb,hunt,just,lunch,duck,luck,suck,
  truck,dump,jump,pump,slump,dumb,dust その他
  uは日本語の、アッに近い。
 y:gym,hymn,myth,nymph,rhyme,rhythm
 ※この「ルール5」と、次の「ルール6」とは、母音字を「単音」として読む
  か「長音」として読むかを決定する重要な決め手である。
 ※aの母音字は必ず[ ]と発音し、o[ ]とかu[ ]とは発音しない。
  uの母音字は必ず[ ]と発音し、a[ ]とかo[ ]とは発音しない。
  oの母音字は必ず[ ]と発音し、a[ ]とは発音しない。
 ☆上記以外の母音字の発音は「母音字の注意すべき発音」の項による。
 ☆-ind,-ild,-igh(t)で終わる語の i は「長音」で発音する。
  mind[maind ]心、child[ aild]子供、find[faind ]見出す、high[hai]高い,
  night[nait]夜、ただし wind[wind]風、は例外
 ☆-old,-olt,-ost で終わる語の o は「長音」で発音する。
  cold[kould ]寒い、colt[koult ](雄の)子馬、post[poust ]郵便

【ルール6】

 母音字の後に子音字が一つ続き、その後にeが続いて単語が終われば
 その母音字は「長音」として発音され、語尾のeは発音されない。
 @長音 a[ei] :made[meid](makeの過去形および過去分詞)
     e[i:] :Pete[pi:t](男性の名)
     i[ai] :pine[pain]松
     o[ou] :hope[houp]希望
     u[ju:]:cute[kju:t]かわいい
     y[ai] :style[stail]型
 ※この「ルール6」は、フォニックスのルールの中で最も重要なルールである。
 ※「ルール6」と「ルール5」の比較
       「長音」         「単音」
     a: made[meid]       mad[m d]
     e: Pete[pi;t]       pet[pet]
     i: pine[pain]       pin[pin]
     o: hope[houp]       hop[h p]
     u: cute[kju:t]       cut[k t]
     y: style[stail]      gym[ im]
 a:tape,take,make,made,shade,safe,name,lame,slave,tale,date,fate,hate,
  kate,late,mate,rate,skate,state,bake,shake,flake,quake,snake,fame,
  lame,name,same,blame,flame,frame,game,lake,page,bake,cake,その他
 e:eve,theme,Swede,Steve( eをもつ1音節の語は非常に少ない)
 i:like,time,dime,file,quite,wide,wife,knife,size,stripe,hide,ride,side
  tide,bride,pride,slide,stride,dine,fine,mine,nine,pine,wine,shine,
  shrine,dive,five,drive,その他
 o:robe,mode,rode,move,stove,home,slope,pole,stole,bone,lone,tone,zone,
  phone,stone,throne,note,vote,wrote,quote,choke,woke,broke,smoke,hope
  その他
 u:duke,mute,tube,nude,tune その他
 ☆-dgeで終わる語では、そのまえの母音は常に「短音」となる。
  badge[bd]バッジ、judge[d ]裁判官
  -dgeで終わる語のときは、「ルール6」は適用されない。
 ☆また本来の英語では-vで終わる語はなく、必ず-veで終わるので、-veの
  前ではaとiとが「短音」で読まれることがある。
    規則的・・・cave[keiv]ほら穴    live[laiv]生きている
    例外的・・・have[h v]持っている  live[liv]住む
 ☆母音字と語尾のeとの間に子音字がなくて、-ie,-oe,ue,-yeで終わる語で
  も母音字は「長音」で発音される。
    die [dai ]死ぬ、toe [tou ]つま先、hue [hju:]色、rye [rai ]ライ麦
 ☆yが語尾にきてアクセントがあるときも「長音」で発音される。
    fly [flai]飛ぶ,shy[ ai ]恥ずかしがりの,reply[replai]返事をする

【ルール7】

 次の二重母音字も規則的に発音される。
  ea [e]:head 頭
         ea[e]はdの前に多い。 bread,head,spread,tread,heavy,
  ea [i:]:tea 茶
         三分の二は[i:]と発音される。bean,beast,dream,east,heat,
         meal,seat,speak,stream,teach
  ee [i:]:green緑の
         beef,breeze,need,queen,see,seem,sleep,speech,sweet,week
  ie [i:]:field野原
         ieは語中で[i:]となり、語尾ではdie(死ぬ)のように[ai]と
         発音する。brief,chief,field,grief,grieve,niece,piece,thief
  oa [ou]:boat ボート
         float,foam,load,loaf,loan,road,soak,throat,toast
  ai [ei]:maid お手伝い
         aid,aim,chain,faith,mail,paint,quaint,rain,tail,waist
  ay [ei]:may ・・かもしれない
         bay,day,lay,May,pay,play,say,spray,stay,tray
  ei [ei]:rein 手綱
  ey [ei]:they 彼等は
         prey,rein,veil,vein
  oi [ i]:boil 沸く
         hoist,join,joint,moist,oil,point,soil,spoil,toil,void
  oy [ i]:boy 男の子
         boy,joy,toy,
  au [ ]:sauceソース
         haul,launch,
  aw [ ]:law 法
         dawn,draw,hawk,jaw,lawn,paw,raw,saw,straw,yawn
  eu [ju:]:feud 不和
  ew [ju:]:few ・・はほとんどない
         dew,hew,new
  ou [au]:count数える
         ouは、outのように圧倒的に[au]と読むことが多く、よくouを
         ローマ字読みにし「オウ」と読む生徒がいるが,soul, shoulder
         などはごく少数の例外である。ouは必ず[au]と発音するよう心
         掛けなければならない。
         foul,found,loud,mount,noun,out,round,sound,south,trout
  ow [au]:cow 雌牛
         owは[ou]と発音されることが多いが、規則的ではない。例えば、
         grow,showなど。
         実はowだけは[au]と読むときと[ou]と読むときとが半々ぐら 
         いで学習者泣かせである。典型的な例としてnowは[au]だが、
         前にsがつくと、snow[snou]となるといった具合である。しか
         し ouとの関係で[au]と読むほうを規則とする。
         brow,brown,down,drown,fowl,frown,how,now,town,vow
         [ou]grow,show,snow
         ☆i,uで終わる ai,ei,oi;au,eu,ouが現れるのは、語中が原則。
         y,wで終わる ay,ey,oy;aw,ew,owが現れるのは、語尾が原則。
         これが語中なら ai,ei,oi;au,eu,ouとなり、発音の違いはない。
         hawk[h:k]たか、のような例外も多い。
  oo [u]:book 本
         oo[u]はkの前に多い。
         book,look,took,cook,cookie,cooking,foot,good,hook,
  oo [u:]:cool 涼しい
         bloom,boom,boot,food,fool,mood,moon,roof,tooth,zoo,zoom

【ルール8】

 ch,j,l,r,s の後ではu,eu,ewは[u:]と発音される。
     ch :chew
     j :June,Jew
     l :blue,blew(blowの過去形),allude,flute,flew,
     r :rule,crew,true,drew,grew,rude,
     s :super,

【ルール9】

 ・子音字 c,g は母音字 a,o,u の前と、子音字の前、及び語尾では、
       [k]及び[g]と発音する。「硬音のC」「硬音のG」という。
 ・子音字 c,g は母音字 e,i,y の前では、[s]及び[j]と発音す
       る。「軟音のC」「軟音のG」という。
  c [k]:cab,camp,cage,cake,cock,count,coin,cool,cup,cube,clean,cloud
       clue,cream,crop,crown,screw
  c [s]:cell,cent,cite,face,ice,once,ounce,peace,price,space,twice
  g [g]:gap,gas,gain,gate,god,golf,goal,gown,gulf,gun,glad,globe,
        glue,grain,grape,ground,flag,peg,plug,smog
  g [j]:gem,gym,age,cage,lounge,page,stage,

  c[k]:[s]  g[g]:[j]
        aの前  cat,came,cap,   gas,game
        oの前  cock,coal,coid,  go,gown
        硬音 uの前  cut,cube,  gun,gull
        子音の前 clock,cry     glad,grow,green
        語尾   bloc,disc,music  bag,leg
        eの前  cent,cell,peace  gem,gentle
        軟音 iの前  city,cite  gist,giant
        yの前  fancy,cycle    gym,Gypsy

        ※gの場合次のような例外が多い。 get,give,girl,begin,gift
        ※stage,hugeでは、語尾の発音しないeが前のgを「軟音」にして
         いるとともに、その前の母音字を「長音」にもしている。
        ※次の語尾の −ck,−ce を注意
           pack,lack,sick,Dick,truck[k]
           pace,lace,ice, dice, truce [s]

【ルール10】

  母音字の後にrが続きそれで単語が終わる場合、及びその後に子音
        が続く場合には、その母音とrは規則的に次のように発音される。
  ar [ ]:car 自動車       start 出発する
  er    :her 彼女の       term  期間
  ir [ ]:fir 樅の木       third 第三の
  ur    :fur 毛皮        turn  回す
  or [ ]:nor 〜も〜でない    north 北
    [ ]:bar,car,far,jar,star,arm,art,carve,dark,farm,hard,large,yard
    [ ]:berg,germ,herd,jerk,nerve,perch,serve,stern,term,verb
        bird,birth,chirp,fir,first,girl,shirt,stir,third,thirst
        burn,burst,curl,curve,fur,hurt,purge,surf,turn,urge
    [ ]:born,cord,for,fork,form,north,port,short,sport,storm,thorn
        ※[ ]と[ ]の識別問題は、しばしば出題される。

【ルール11】

  母音字の後に re が続いて単語が終わる時は、規則的に次のよう
        に発音される。
  are[ ]:dare 思い切って〜する
  ere[i]:here ここに
  ire[ai ]:hire 借りる
  ure[ju ]:pure 純粋な
        ※or,ore共に[ ]と発音される。
    [ ]:bare,care,hare,rare,share,snare,spare,square
    [ ]:here,mere,sphere,sincere,severe
    [ai ]:fire,hire,mire,spire,tire,wire
    [ ]:core,fore,more,shore,sore,store,tore
    [ju ]:cure,pure

【ルール12】

  二重母音字プラスrも、規則的に次のように発音される。
  ear[ ]:earth 地球   earth,heard,learn,
  ear[i ]:heare 聞く   dear,fear,hear,near,year
  eer[i ]:deer  鹿    beer,cheer,deer,queer,steer
  air[ ]:hair  毛    air,chair,fair,pair,stair
  oar[ ]:board 板    board,oar,roarsoar
  oor[u ]:poor  貧しい  moor,poor
  our[au ]:flour 小麦粉  our,flour,
  ower    power 力    flower,power,shower,tower

【ルール13】

  w,wh,quの後では、aは[ ] arは[ ] oは[ ] orは[ ]
        と発音される。(ただしwag,wax;g,xが続く場合は別)
  w   a[ ]:swan,what,quality,want,wash,watch (swamは例外)
  wh  ar[ ]:warm,wharf,quarter,dwarf,swarm,war,warm,warn,
  qu   o[ ]:won,
     or[ ]:word,work,world,worm,worst,worth (wornは例外)

【ルール14】

  2つ重なった重子音字は、1つの子音字と同じに発音される。
        bell,kiss,happy,little,marry,sell,will,dress,missその他
  例外   :接頭辞 unnatural,unknown,
       :接尾辞 cleanness,plainness,
       :合成語 bookkeeping,
  ※cc,sc,xc,cquの発音の仕方は、ルール14と9により、次のようになる。
   ・ccはa,o,uの前では[k]      occasion,account,accustom,accord
                      accuse,occur,
   ・ccはe,i の前では[ks]     succeed,accident,occident,success
  ・scはa,o,uの前;子音字の前では[sk]screen,scale,score,sculpture
                      scare,scout,scarf,scull,
   ・scはe,i の前では[s]      scene,science,scent,
   ・xcはa,o,uの前;子音字の前では[ksk ]exclude,excuse,excavate,exclaim,
   ・xcはe,i の前では[ks]      excellent,excite,except,
   ・cquは      [kw]      acquaint,acquire,

【ルール15】

  語中の重子音字の前の母音字に強いアクセントがあれば、その母音
        字は「短音」として発音される。
    [ ]:latter 後のほうの    比較 later もっと遅い
    [e]:better よりよい        meter メートル
    [i]:dinner ディナー        diner ディナーを食べる人
    [ ]:hopping(hopの現在分詞)   hoping (hopeの現在分詞)
    [ ]:supper 夕食          super 極上の
        battle,hammer;lesson,message;middle,written;cotton,forgotten
        button,summer

【ルール16】

  名詞の複数形、及び動詞の三人称単数現在形の -es;-sは[iz];
        [s][z]と発音される。所有格も同じ。
 @-sは有声音の次では[z]、と発音される。
    [z]:bags,boys,cars,dogs,girls,guitars,letters,pens,legs,sisters
        ※-dsは[dz]で、ズと発音される。
         yards,words,reads,heads,friends,foods,beds,birds,hands,
 A-sは無声音(s,sh,ch以外のth,f,t,k,p)の次では[s]と発音される。
    [s]:books,caps,desks,cooks,jumps,likes,looks,shops,speaks,walks
        roofs,chiefs
        ※-ts,-tesは[ts]で、ツと発音される。
         writes,that's,starts,sports,lots,let's,It's,fruits,eats,
 B-esは次の音(s,z,sh,ch,dg)で終わるとき、[iz]と発音される。
    [iz]:classes,closes,faces,fishes,houses,washes,benches,catches,
 C-vesは[vz]と発音される。knives,wolves,leaves,waves,selves,wives,

【ルール17】

        動詞の過去形及び過去分詞の-edは[d][t]または[id]と発
        音される。
 @-t,-dで終わる動詞の後で -edは[id]と発音される。
    [id]:started,painted,wanted,waited; crowded,guided,needed,
 A-edは、t以外の無声音(s,th,f,k,p,sh,ch)の次では[t]と発音される。
    [t]:danced,laughed,looked,stopped,washed,touched,
 B-edは、@A以外は[d]と発音される。
    [d]:answered,arrived,carried,closed,explaned,listened,lived,

【母音字の注意すべき発音】

 @a・f:th:s:m+子音字:n+子音字の前では、[ ](米) ,[ :](英) と発音されることが
    ある。
    after[ ft / :ft ]、  bath[b /b : ]、 glass[gl s/gl :s]
    sample[s mpl/s :mpl]、 comand[k m nd/km :nd]
    ※father[f : ] は例外で、a=[ :]は異例であり、原則的にはa=[ ],[ei]
     と読む。
   ・lの前(lの後に母音字が続かないとき)では、[ ]と発音される。
    all,small,ball,call,fall,hall,halt,salt,tall,wall
     alkの場合、lは発音されない。
    chalk,walk,balk,talk
 Aai・弱音節では、[i]または[ ] と発音される。
    bargain[b :gin]売買契約、  captain[k pt n]船長
    ai=a[ei]が弱くなったもので、普通は-ainという語尾として現われる。弱い
    「ェ」でよい。
    Britain(英国)、curtain(カーテン)のように -tainの形で現われ、そ
    の前に子音字がないときには、aiと発音されず、-tainは[tn]となるのが普
    通である。
 Bay・Sunday[s ndi,s ndei]のように曜日の名において語尾で[i,ei]と発音される。
   ・always[ :lwiz, :lw z] (いつも)は特殊な例である。
 Cear ・少数の語で[ ]と発音される。
    bear,wear,pear,tear,
    基本的には、ear=[i ]である。
 Dei・[i:]と発音されることがある。
    receive,either,neither
   ・弱音節で[i] と発音される。 ei=a[ei]が弱くなったもので弱く「ェ」また
    は「ィ」と発音すればよい。
    forein,forfeit
 Eeir ・少数の語で[ ]と発音される。
    their,heir
 Fi・比較的新しくフランス語から入った語では[i:]と発音される。
    machine,police  
    フランス語ではiをローマ字読みどうり[i:]と読む。
 Gie・弱音節で[i] と発音される。
    handkerchief,mischief
    ie=e[i:]が弱く短くなったもの。弱い「ィ」でよい。主として-chiefという
    語尾に現われる。
 Ho・f:th:s:ngの前では[ :](米)、[ ](英)と発音される。
    off,cloth,lost,song
    @と共に、この項の英米の相違は大きい特徴である。
   ・一部の語ではgやnの前でもこのように発音される。
    dog,gone,fog,frog,hog,log
   ・oは、しばしば[ ]と発音される。重要な語に多いので特に注意が必要で
    ある。特にm,n,vの前では o=[ ]と発音することが多い。
    come,some,comfort,company,comma,comfort,company
    Monday,son,front,frontire,ton
    love,above,dove,glove
    mother,brother
    ※このような語のoは昔はuと書いたのだが、cume,sunのように手書きした
     場合はm,nとuとは非常に紛らわしいので、わざとuをoに変えたので
     ある。また昔はuとvは同じ文字で、loveなどでは、同じ文字がかさなる
     (luue)ことになったため、やはりuの代わりにoが用いられるようにな
     った。
 Ioor ・[ ]と発音されることがある。
    door,floorくらい
 Jou・語中で[ ]となることがある。
    -ple,-bleで終わる語で特に目立つ。
    couple,double,trouble,  他、touch,tough,country,young,rough
   ・少数の語で[u:]と発音される。
    group,soup,throughくらい
   ・ouは ghtの前では[ ]と発音される。
    bought,brought,thought,
 Kour ・[ ]と発音されることがある。
    four,pourくらい
 Lu ・[u]と発音されることがある。
    b,p,fの後に多い。
    bull,bush,butcher,put,push,pull,full,fulfill
 Mui・本来は「長音」のuと同じ[ju:]であるが、ルール8の規則が適用されるこ
    とが多い。
    recruit,fruit,suit,pursuit
 ※古典的な名前や学術用語などでは、ae,oeが [i:]と発音される。
    Aesop,Caesar
    amoeba,Croesus

    

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