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“にぎわいの森”コラム
「いきもののにぎわいのある森」とは、「もともとその土地にすんでいる様々な生き物が、本来の生き物同士のつながりの中で生きている森」のことです。単に、たくさんの種類の生き物がいればいい、ということではありません。植物園や動物園にはいろいろな生き物がいますが、その土地の生き物ではない種類がたくさんいます。また、自然の中では、生き物同士の様々なつながり（例えば、「食うー食われる」「エサをめぐって争う」「花粉や種子を運ぶー運ばれる」「メスや巣場所をめぐって争う」「病気に強い系統が生き残る」など）があるのですが、植物園や動物園では、複雑な生き物のつながりはありません（例えば、エサは与えられた種類だし、限られた数の仲間しかいないので、多くの中からつがい相手を選ぶこともできません）。観察の森は、植物園・動物園型ではない、「いきもののにぎわいのある森」を目指しています。
＊「ゴロスケ報々」89号（2003年4月）より抜粋
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