心に思ったことのタイトルバー

先日、祖父が他界しました。
100歳でした。
大往生ですよね。
最後まで祖父らしく生きて、そして逝きました。

100歳だったから、覚悟はできていたけれど...
やっぱり淋しい。
一緒には住んでいなかったけど
近くに住んでいて、週末はほぼ毎日、家に来ていたから...

おじいさん孝行できたか?...と聞かれたら
やはり悔いの残ることもある。
最後の方は、ほとんど耳が聞こえなかったので
うまく会話もできなかったし、
あまり話も聞いてあげられなかったような気がします。

誰かと会えなくなることは、すごく淋しいですね。

人は何かを失って、誰かを失って、
そして、その人の大切さを痛感するのかもしれません。

生きている時にも 『大切にしよう!大切にしよう!』...って思っていたのに
やっぱり、また、来週も会えると思っていた。いつでも会えると思っていた。
100歳だから、いつ、こういう状況になっても不思議ではなかったけれど...
祖父が亡くなる...ということが想像もつかなかった。

祖父へ

仕切り線

おじいちゃん、お疲れ様でした。
よくがんばったね。100歳だものね。
それも昨日まで、元気で。

もっと、いろいろ話を聞いておけばよかった。
話をしておけばよかった。ごめんね。

部屋に駆けつけて、おじいちゃんが応急処置を受けている時は、
正直、なんだか分からなかったよ。
病院に運ばれて、身体が冷たくなって、息を引き取ったと知らされた時、
正直、なんだか分からなかった。
おじいちゃんが死ぬなんて思わなかったよ。
人間だから、いつか亡くなるのは、分かっていたけれど
亡くなるなんて思えなかった。

最後まで、生きようとしていたことも聞かされた。
心から尊敬しています。
好奇心旺盛なところ、いつもアクティブで活動的なところ、
僕も少しはおじいちゃんの血を受け継いでいるような気がしていました。
とても親近感を感じていたんだ。

だから、今、すごく淋しいよ。
誰かがいなくなるのは、もう嫌だ。
会えなくなるのは、もう嫌だ。

この辛さに比べたら、失恋したり失業することなんて、
とても小さなことのような気がします。

おじいちゃん、僕は強くなろう!...と思うよ。
もっともっと強くなろうと思います。約束する。
だから、そこから見守っていてください。

そして、母さんや叔父さんたちのことを守ってあげてください!

これでお別れではない...ということは、分かってる。
これからは、いつも心の中にいるんだよね。

それに、もしも人生に、生まれ変わりがあるとしたならば...
必ず、また、会えるでしょう!
その時まで、安らかに眠ってください。
ゆっくり休んでね。

本当にありがとうございました。
おじいちゃんの初孫に生まれて来れたことを幸せだと思っています。

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