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心に刻んでおこうと思ったこと
No9

つい2日ほど前、母と話をすることがあったのでこう訊ねて(たずねて)みました。
『今、僕に何かできることはある?』...って
『母さんが何かしてほしいことはある?』...って
そしたら母はこう言いました。

『幸司が幸せならそれで十分だよ』...と
親の愛というのは本当に大きいのですね。

今、ニュースなどで、幼児虐待などと騒がれていますが
みんな子どもが憎くてそうしてしまうのでは、ない様な気がします。
その人(親自身)が自信がなかったり...辛い時だったり

自分の子どもを殴りたい親...なんていないですよね。
ただその表現方法が分からなかったり余裕がなかったりで...
すごく悲しいことだけど、そのお父さん、お母さんも苦しんでいるのかもしれない。

子どもを憎む親なんていない...と信じています。

友達のお父さん

今朝、近所に住む友達のお父さんが亡くなりました。
この前の章(日常で思ったことNo8)で書いた何年かぶりに会った
近所の友達のお父さんが今朝、亡くなりました。

それを聞いて最初、うちの母がお焼香に行って...
帰ってきた母にどうだった?...と聞いてみたら
『大丈夫、みんな落ち着いていた』...って
それを聞いて少しだけホッとして

そして身支度をして僕もお焼香に行きました。

心に刻んでおこうと思う言葉

先日、本当に数年ぶりに会った時、
その友達はお父さんの病気のことを言っていたので
覚悟はできていたようでした。

『来てくれてありがとう』...って言う彼に
僕は何も言う言葉が見つからず
ただ、
『できることがあれば(お手伝いなど)何でもやるから伝えてね』...と
それだけ伝えて...

彼は気丈に振舞っていたけど、辛いのはとても伝わってきて...
そしてお焼香をさせてもらいました。

そしてお線香をあげている僕に向かって彼が伝えてくれた言葉。
『親を大切にしてね』...って
『俺も今まで友達の親のお葬式などに行った時に大切にしよう。
そう思ったけど、やっぱりいなくなってからじゃないと分からなかった』...って
『今、それを実感している』...って
『今となってはもう何も出来ないから、
(僕には)生きているうちにお父さん、お母さんを大切にしてね』...って

その横で彼のお母さんが
『けど、生きているうちは分からないよね』...って微笑んでいて

いくらお金がかかるとしても
『絶対、定期健診はしたほうがいいよ』...って

その時、彼の目は涙で潤んでいて

その言葉、きちんと受け取ろうと思います。
ちゃんと心の中に刻んでおこうと思います。
彼の言葉を忘れずに心の中に刻んでおこうと思います。

本当は今日、日曜日で時間があったから
昨年、亡くなった祖父のことを書こうと思っていました。
【心に思ったことNo139】
1年経って、あの時の気持ちを忘れないように
命の大切さを忘れないように
あれから1年が経ち、今思っていることを、
もうひとつ書いてみようと思っていました。

そしたらおじさんが亡くなって
その友達に命の大切さを改めておしえてもらって

先日、偶然、数年ぶりだけれど、その友達と会ったことは
やはり繋がっていたような気がします。
今は友達として何か力になりたいと思っています。

両親を大切にしたいですね。
悔いの残らないように親孝行したいですね。
今、心からそう思っています。

おじさんのご冥福を心より祈っています。

ただ昨夜は久しぶりに家族だけの時間を過ごせたと彼が言っていました。
だからおじさんは最後にみんなと会えて...
安心してこの世を絶たれたのだと思います。そう願っています。

関連記事【心に思ったこと(163)】へ

(2005年11月6日up)