【4-2】体の反発


■ 蒸しタオルは体の力を引き出す方法

蒸しタオルはいかがだったですか?
気持ちよかったでしょう。上手に使うといろんな症状に使えますし、とにかく簡単この上ないですから一般的な表現をすると万能薬です。

上手に使うといわゆる最近いわれている生活習慣病や風邪に効力を発揮します。

私が残念なことがあります。それは多くの療法が時に過剰サービスになって本人の力が萎えてしまうケースがあることです。

交感神経の働きが悪いといってもその神経やその働きを鼓舞するホルモンの分泌等が本来本人の中に無いはずは無いのに、外からそれを足すために自力では出せなくなってしまうプロセスを辿ってしまうのです。

そうなると、例えば長期に薬等を服用しつづけた場合、それを急激には止める訳にはいかないのです。けど理想的にはそれが不要な体に導く必要があるのですから、私も整体、ワークを指導する場合、しばらくは薬を飲みながらゆらぎながらいくしかないと説明しています。

本当は喘息は90%治る病気だと私は考えています。10%は一気にはいかないもので、両親とも同様の患いを持っていて体質的な要素が濃すぎる、回りの環境(家族関係)が原因しているのに協力的環境ではない、など多くが複合しすぎている時です。

ちょっと考えてみてください。喘息と言われる体でもそうでない状態のときもあるでしょう。体はちゃんと力をもっているのです。

中程度の発作だと子供はシリアスなアニメを見ているとき症状を忘れて見ているものです。だからたとえメンタルな問題を含んでいても、内的な働きと神経の働きが連動してくる、そういう糸口がどこかにあるものなのです。

蒸しタオルは症状に対して体が本来持っている【 反発力を引出す方法 】です。何かを与えているのではありません。もっとも、温かさを提供しているのは確かですが副作用はありません。


■ アレルギー現象について

ところで皆さん、疑問に思っていることはありませんか?


喘息についての話なのに、ハウスダスト、ダニ、花粉、そういった一般的に言われている病原についてはここでは述べていません。

その理由は、アレルギー原ではなくアレルギーを起こしやすい体というものが先にあって、その上で何に対してアレルギーを起こしやすい状況になっているかの順に考えているからです。

あるいはアレルギーは免疫性を高めていく一プロセスでその中途の段階として捉えようとしています。

「あいつの顔を見るだけでアレルギーを起こしちゃうよ」という言葉をつい使ってしまう人があります。言いえて妙の表現ではないですか。

とにかく問題は【 “あいつ”を受け入れる方法 】あるいはそういう適応性をどのように高めるかにかかっている訳です。

虐待を受けている人間にとってはその相手を受け入れるのは大変な事です。そのレベルのことを言っているのではないのですが、生き物がここまで生き延びてきた背後にはなんらかの適応のシステムがあったはずなのです。

同じアレルギー原を持つ人全員を望めなくても、何十パーセントかの人に有効な方法があるならそれも価値があると思いませんか。

臨床例では、ジンマシンを体の立場に立って丁寧に吟味する事で何を受け入れたらよいかが判明し、それでピタリと止まったことがあります。これはそれこそアイツ、人間関係の問題だったのです。

その時は体操も整体も行いませんでした。これはもちろん喘息も同様の原理で取り組むことがあります。その方法の前に手当て法や体操で体の中の力を誘発していくことはとても効果があるのです。

何故なら自分の中に薬があることに気づけてそこから自信がついたり、自覚性が高まって克服への意欲が湧いてくるからです。

私は自分の健康について自ら取り組んだのは最初は食事療法でした。玄米菜食の自然療法です。

そのことから現在にいたるまでについてを説明した方が私の健康への取り組み方が理解できると思いますので、次回は遅まきながら自己紹介を兼ねてそのプロセスを紹介いたします。


次回・‥…→☆【 私も喘息だった 】 

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           ■ 喘息に有効な運動法 ★ 免疫力を高める 体操
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\喘息 のち 晴れ!/