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○ 方 針

 ふれあい広場は、相馬市の適応指導教室です。
 不登校状態にある児童生徒に対し、学校外の施設で、個別のカウンセリングや小集団活動を通して、児童生徒の自主性・社会性を高める指導を行い、学校生活への復帰を支援します。
 そのため、個々の状況に応じた集団生活への適応、情緒の安定、基礎学力の補充、基本的生活習慣の改善等のための相談・適応指導を行い、不登校児童生徒が学校へ復帰できるよう指導支援します。
 不登校やその傾向にあるお子さんの相談は、いつでもお受け致します。まず、お電話ください。

○ 問い合わせ先

電話 

○ ふれあい広場のパンフレット《pdfデータ》

○ 適応指導教室運営計画

目 次

1 開設の目的  2 対象児童生徒  3 入級要領  4 指導方針  5 指導内容  6 指導方法  7 指導体制
8 指導の具体的な事項  9 保護者との連携  10 学校との連携  11 他機関との連携  12 教育相談員及び事務担当
13 年間行事計画  14 入級に関すること(教師・保護者用)

  1. 開設の目的

     不登校状態にある児童生徒に対し、学校外の施設により、個別のカウンセリングや小集団活動を通して、児童生徒の自主性社会性を高める指導を行い、学校生活への復帰を支援する。
     そのため、個々の状況に応じた集団生活への適応、情緒の安定、基礎学力の補充、基本的生活習慣の改善等のための相談・適応指導を行うことにより、不登校児童生徒が学校へ復帰できるよう指導支援する。

  2. 対象児童生徒

     原則として、相馬市内小学校及び中学校に在籍する児童生徒で、心理的、情緒的、身体的等の要因で長期にわたって不登校の状態にあり、本人が入級を希望し、通級できる児童生徒を対象とする。
     また、在籍校の校長が「適応指導教室」での支援が相当であると認めた児童生徒であること。

  3. 入級要領
    1. 入級申込書(様式第1号)に記載し、学校長に提出する
    2. 通級を継続するときは、継続通級申込書(様式第7号)に記載し、学校長に提出する。
    3. 通級は指導要録上出席扱いとすることができる。
    4. 通級方法は自由であるが、公的な交通手段を利用する場合は学割が適用される。
    5. 事故の場合は、学校加入の「独立行政法人日本スポーツ振興センター」の対象となる。

  4. 指導方針
    1. 入級まで(不登校の実態把握と入級指導)
      1. 各校の不登校状況(または、その傾向にある者)の児童生徒の実態把握に努める。
      2. 各校では、不登校対策委員会等で十分検討し、指導方針を立てて、全職員共通理解のもと不登校児童生徒の支援に努める。
      3. b.の結果、必要に応じて担任と相談員が一緒に訪問、または、来所相談することで、本人や家族の状況を把握する。
      4. 相談員は、訪問相談や電話相談で本人や家族に対してカウンセリングを行い、心理的、情緒的不安の除去に努める。
      5. その後、本人・家族の状況を観察しながら、適応指導教室の活動内容を紹介する。
      6. 本人に関する基礎的な資料の収集と整理をする。(支援の方針、経緯、変容等)
    2. 入級後(適応指導教室での活動、指導、支援
      1. 当初は、一定の決まりを作りながら、本人の興味ある活動を中心に、定時通級の指導やリズムの改善など生活指導を中心に行う。
      2. 生活指導や小集団指導を通して、自主性や社会性を育てる。
      3. 相談に関しては、共感的な理解に立ちつつ、児童生徒の自立を支援する立場から実施する。
      4. 学習指導に関しては、在籍校とも連絡を取り、適応指導教室及び児童生徒の実情に応じて実施する。
      5. 体力・運動能力向上のために、運動・遊戯・作業等を行い、活気づける。
      6. 家庭や学校との連絡を密にし、援助活動をしながら本人の心を癒し元気づける。

  5. 指導内容
    1. 児童生徒と親と相談員の間に、信頼関係を築くことから始める。
    2. 基本的生活習慣を身につけ、生活リズムを改善するように指導援助する。
    3. 自由活動(交流、読書、創作活動)等を通して、自立性や社会性を育てる。
    4. 小集団活動(グループ活動、自然・社会体験、実習等)を通して、人間関係を育てる。
    5. 心の教育、カウンセリングを定期的に行う。
    6. 家庭や学校、関係機関と連携を図りながら、本人・家族のきめ細かな支援を行う。

  6. 指導方法
    1. 教室における児童生徒は、定められた日課・時間割によって自主的に活動させる。
    2. 教科学習の教科の選択は自由とするが、児童生徒自身が立てた計画に沿って学習するよう指導する。
    3. 5.のⅲ、ⅳは、児童生徒全員で協力して行う。
    4. 通級時刻に遅れないようにする。やむなく遅れる場合や欠席する場合は、必ずその理由を連絡させる。(本人、保護者)
    5. 在宅する不登校児童生徒は、当該学校または民生主任児童員と連絡を取りながら、訪問相談・支援を行う。

  7. 指導体制
    1. 指導者      教育相談員 3名
    2. 適応指導教室の名称及び所在地
        ふれあい広場(教育研究実践センター:〒976-0041 相馬市西山字表西山92-1)
           TEL : 0244-36-2114 , 2119   FAX : 0244-36-2118
    3. 入級期間及び日時
      1. 入級期間 4月から翌年3月までの1年間とする。
      2. 開設日時
        • 月曜日から金曜日まで
        • 原則として9時から12時。ただし、午後まで活動を実施する場合は、その都度事前に連絡する。
        • 児童生徒が午後の自主活動をする場合は、支障のない限り学習室が使用できる。
        • 夏休み、冬休みなどの長期休業日、祝日は休みとする。
    4. 適応指導教室設置場所及び体験活動の場所
      1. ふれあい広場    ・・・・・・・・ 教育研究実践センター内 学習室
      2. 市社会教育関連施設 ・・・・・・・・ 図書館、体育館、プール、パークゴルフ場
      3. その他       ・・・・・・・・ 行事等の場所は、話し合いで選定する。

  8. 指導の具体的な事項
    1. 日課時間割(生活プログラム)について(通級生の実態に応じ変更可とする)
      1. 登室時刻                          9:00
      2. 出席確認(健康観察、起床時刻)           9:00 ~ 9:15
      3. Ⅰ校時 「課題学習、自主学習」教育相談     9:15~10:05
      4. 休息・自由活動                 10:05~10:35
      5. Ⅱ校時 「課題学習、自主学習」         10:35~11:25
      6. 休息・自由活動                 11:25~11:35
      7. Ⅲ校時                     11:35~11:50
      8. 連絡・整理整頓                 11:50~12:00
      9. 退室時刻                    12:00
    2. 指導内容及び方法について
      1. 基本的生活習慣 ・・・・・・・・  挨拶、整理整頓、言葉づかい、就寝、起床等
      2. 学習活動    ・・・・・・・・ 自主学習、課題学習、読書、図書館活動等
      3. 創作活動    ・・・・・・・・ 工作、絵画、切り絵、イラスト等
      4. スポーツ活動  ・・・・・・・・ 卓球、バドミントン、ニュースポーツ等
      5. 作業活動    ・・・・・・・・ 花壇整備、清掃等
      6. ゲーム活動   ・・・・・・・・ オセロ、トランプ、囲碁、将棋等
      7. 体験活動    ・・・・・・・・ 自然教室、施設見学、調理実習、パークゴルフ等
      8.     ※上記の活動については、児童生徒の実態に応じて弾力的に取り扱う。
            ※行事等は原則的に木曜日とする。

    活動項目内容生活自主対人耐性学力長所
    基本的生活習慣挨拶 整理整頓 就寝起床
    学習活動自主学習 課題学習 読書
    創作活動工芸 版画 切り絵 等
    スポーツ活動卓球 バドミントン パークゴルフ 等
    作業活動清掃 環境美化 等
    ゲーム活動オセロ トランプ 将棋 等
    《課題学習》
    1. プリント等により指示したものを学習する。
    2. 発表の機会を多くした学習を実施し、自信を持たせる。
    3. 学年等、関係ない学習内容を選定し反復させ、定着させる。
    《自主学習》
    1. 学習する教科の選択は自分で決める。
    2. 学習は個人に行い、各自の進度に応じて指導する。
    3. 常に個人の努力を認め、褒め、励まし、意欲付けをする。
    《その他の活動》
    1. 整理整頓は、その都度行う。
    2. 清掃は、指導者の指示する時間に全員で行う。
    3. 退室時間後教室に残る場合は、時間を決め、断ってから残る。

  9. 保護者との連携
    1. 入級時に教育相談員と親子の面談を行い、支援の参考にする。
    2. 随時、送迎の際に保護者と生活の様子などについて情報交換を行う。
    3. 親子別席、親子同席の相談を必要に応じて実施する。
    4. 保護者、校長、担任、関係者の参観を受け、懇談を行う場合もある。
    5. 実習、教材、行事等に関わる経費は、実費を自己負担とする。
    6. 行事等で保護者の協力を得ることもある。

    「 ふ れ あ い 広 場 」 保 護 者 会(実態に応じて)

    1. 目 的
      1. 保護者が集い、和やかに話し合い互いに親睦を図る。
      2. 互いの悩みを語り合い、わかり合うことで心の負担の軽減を図る。
      3. 保護者同士のつきあいの中で理解し合い、励まし合い、今後の生活の指針が持てるようにする。
      4. 「ふれあい広場」」に対する意見、要望等について話し合い、また、行事に積極的に参加することにより、他の児童生徒や教育相談員との交流を図り、よりより広場のあり方を模索する。
    2. 組 織
      1. 参加者は、入級児童生徒の保護者を原則とする。
      2. 会の組織などは特に設けず、会の進め方については、その都度話し合いで決める。
    3. 運 営
      1. 行事の後に保護者会を設定する。必要に応じて会員の話し合いにより、随時開くこともある。
      2. 他の施設での活動や互いの情報を交換し、児童生徒の対応への一助とする。
    4. 連 絡
      1. 行事の連絡は主としてプリント等による。

    個 別 懇 談

     学期末に、個別懇談を行い、広場や家庭の様子、学校との関係等を話し合い、学校復帰ができるような手がかりを探る。必要に応じて、児童生徒も含めた三者懇談を行う。


  10. 学校との連携
    1. 不登校児童生徒の態様に応じ、その支援のため、在籍校との緊密な連携を行う。特に、入級に際しては、資料を基に、以後の連携の在り方を含め担任と十分に話し合う。(定期的な連絡、支援の進め方に関するコーディネート等の専門的な指導)
    2. 児童生徒の実情の的確な見極め(アセスメント)に沿った個々の回復状況を把握し、守秘義務に配慮した上で、本人、保護者の意向を確かめて在籍校にその状況等を連絡する。
    3. 通級児童生徒の月末統計報告に該当校を訪問し、共通理解を図り以後の指導に役立てる。
    4. 不登校児童生徒の学校復帰後については、必要に応じて在籍校との連携を図り、継続的に支援を行う。
    5. 不登校に関し、学校に対する専門的な指導・助言・啓発を行う。

  11. 他機関との連携
    1. 県適応指導教室連絡協議会<夏季・秋季>(年2回)
    2. 教育支援相談員等関係者会議(年3回) :相馬市教育委員会(学校支援相談員、フォロアーチーム、SSW、教育相談員)
    3. 「ひきこもり児童生徒」の支援(随時)(児童委員、民生主任児童委員、教育相談員)
    4. 社会教育施設などの教育機関、児童相談所、警察、病院等

  12. 教育相談員及び事務担当
  13. ○ 飯 塚  宏   ○ 星  洋 子   ○ 渡 辺 和 彦
     ① 関係機関との連携、入級指導
     ② 教育相談〈訪問相談(学校・家庭)・来所・電話相談〉
     ③ 通級指導〈学習・生活・行事・諸活動〉
     ④ 出欠状況報告(在籍校)
     ⑤ 保護者会
     (飯塚)
     (飯塚、星、渡辺)
     (星、飯塚、渡辺)
     (渡辺)
     (渡辺、星)


    令和5年度  ふれあい広場 年間行事計画


    曜日行 事 ・ 活 動


     


     
    入学式・始業式
    第一学期 開室
    自然探索と史跡めぐり (中村城址周辺)
      パークゴルフ(光陽パークゴルフ場)   
      調理実習Ⅰ
     
    19
    20
     

    市外見学Ⅰ               ○学校訪問  ○保護者との個別懇談
    第一学期 閉室
    第一学期 終業式
    22
    23

    第二学期 始業式
    第二学期 開室
      市内施設見学              ○学校訪問
    10  鹿狼山登山               ○学校訪問
    11  市外見学Ⅱ               ○保護者・本人との個別懇談
    12 
    21
    22
     

    調理実習
    第二学期 閉室
    第二学期 終業式

    10
     


     
    第三学期 始業式
    第三学期 開室
    芸術鑑賞(音楽等)・体験活動
      スポーツ活動(スポーツアリーナそうま) ○保護者との個別懇談
    12
    13
    21
    23



    中学校卒業生 閉室
    中学校卒業式
    第三学期 閉室
    小学校卒業式・修業式


    入 級 に 関 す る こ と


    1. 学校(教師)用
      1. 原則として、相馬市内の小・中学校に在籍している児童生徒とする。
      2. 心理的要因により、学校生活に不適応を起こし、不登校になっている児童生徒とする。
      3. 不登校状態が長期間にわたっているか、長期間となると思われる児童生徒とする。
      4. 本人自身が適応指導教室「ふれあい広場」を希望し、通級できる児童生徒とする。
      5. その他
        1. 在籍校の担任及び校長の意見等を重視し、親子相談を通して子ども本人の意思を確認する。
        2. 家庭に引きこもっていて、担任や関係者が会えない状況になる場合は、必要に応じて学校・担任・関係機関と連携しながら家庭訪問する場合もある。
    2. 保護者用
      1. 在籍する学校(担任)に申し出て、十分に話し合い、校長を通して教育委員会に入級を申し込みます。
        ※「入級申込書」(様式第1号、保護者記載)を提出
        ※短期間、仮入級して様子を見ることもできます。
      2. 直接「ふれあい広場」にきて、広場の活動内容や手続きの仕方の説明を受けることもできます。
      3. 入級期間は、4月から翌年3月までの1年間としますが、学校復帰への改善が見られない場合は、本人・保護者・学校・相談員の話し合いで、期間を延長することができます。
      4. 通級生の広場での活動様子や出席状況は、月末に学校にお知らせします。
      5. 学期1回は、保護者との個別懇談会を行い、広場での生活の様子や家庭での様子について話し合いをします。(随時、見学・参観や相談に応じます。)

○ 相馬市適応指導教室設置規則《pdfデータ》

○ 相馬市適応指導教室実施要領

  1. 目 的
    1. 不登校傾向にある児童生徒及びその保護者に対し、教育相談を行う。
    2. 児童生徒に対し、遊戯療法や学習指導・生活指導等を通して生活のリ ズムを改善させ、学校生活に適応できるよう支援する。
    3. 自然とのふれあいや社会体験を通して、自立心・社会性を培い、集団生活への適応力と自己表現力を育てる。
  2. 名 称
  3. 相馬市適応指導教室の名称は、ふれあい広場と称する。
  4. 設置場所
  5. 相馬市教育研究実践センター内 (相馬市西山字表西山92-1)
  6. 対象児童生徒
    1. 原則として、相馬市立の小学校及び中学校に在籍している児童生徒であること。
    2. 心理的な要因による学校生活不適応を起こし、不登校及び登校拒否状態になっている児童生徒であること。
    3. 本人及び保護者が、積極的に学校復帰を望んでいる児童生徒であるこ と。
    4. 在籍校の校長が、ふれあい広場での支援が適当であると認められる児童生徒であること。
  7. 入級受付
    1. 定員20名までとする。ただし、学校復帰状態にある児童生徒の状況により増員することができる。
    2. 受付期間 毎年度の受付は、4月1日から5月20日までとする。ただし、児童生徒の状況や希望により、翌年の1月末日まで行うものとする。
  8. 指導援助期間
  9.  3~4か月をめやすとして援助に当たるが、改善の兆しはあっても継続 して援助の必要があると認められる児童生徒に対しては、状況に応じてさらにその期間を延長する。
  10. 入級手順
    1. 自ら又は学校及び教育相談や治療を受けている関係機関から勧められて入級を希望する児童生徒の保護者は、入級申込書(様式第1号)を在籍校長に提出する。
    2. 校長は、保護者及び児童生徒と面接し面接資料(様式第2号)を作成する。
    3. 校長は、関係機関と協議し、その児童生徒の入級が望ましいと認めた ときは、入級申込書(様式第3号)を作成し、それに、入級申込書(様式第1号)・面接資料(様式第2号)の写し及び入級資料(様式第4号)を添えて教育長に提出する。
      ただし、前年度に引き続いて入級を希望する児童生徒の場合は、入級資料(様式第4号)を省略することができる。
    4. 教育長は、提出された資料等を検討し、児童生徒の入級が適当と認めたときは、児童生徒の在籍校の校長あてに入級決定通知書(様式第5号)を送付する。
    5. ① 校長は、入級決定通知書の写しを保護者に届け、入級の理解を図る。
      ② 文書の送付は全て入級希望者に対しては、同様の手順とするが、定員との関係から、入級申込書提出前に教育相談員と協議する。
  11. その他
    1. ふれあい広場への入級が困難と思われる児童生徒については、前段階をして、教育相談員による個別の教育相談を行う、仮入級をさせることができる。
    2. 家庭・学校・関係機関との連携を密にし、児童生徒の変化の状況に応じて、別に定める運営計画を基本に弾力的な運営・対応に努める。
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