ja1cvfとその出会い。 その4

 

ますます工作にのめり込む高校生。
アマチュア無線局の開局です。
ジャンク屋通いもおぼえました。

いよいよ高校生です。

いろんな学校から集まった高校生は工作の技量も多彩です。多少は自信があった私も優秀な先輩の足下にも及びません。

第1回目の電話級アマチュア無線技士国家試験を受験しました。試験には無事合格しました。

開局の書類は複雑で、落成検査には怖い検査官におろおろしながら対応したように記憶しています。
今考えるとそんな難しいことではなく、VFOの目盛りを入れてもらったりして開局のための最終調整を手伝ってもらったようなものでした。

電波を出すようになると仲間がどんどん増えます。
無線仲間は町で会っても名前の代わりにコールサインで呼び合うことも知りました。
私の行動範囲はどんどん広がりました。
新しい仲間にFUさんが居りました。私の親父と同じくらいの大先輩です。

FUさんとの出会いはまたまた人生を大きく変えることになりました。

FUさんは昔からの友人であったMAさんを紹介してくれました。
大学生になった私はFUさんの手助けで、MAさんの主宰する雑誌の原稿を書かせていただくようになりました。
これが後に出版されたKAさんが編集長を務めるモービルハム誌の原稿を書かせていただく先魁なったのです。

その後も多くの人と出会い、別れを経験し気が付いたらもう21世紀になろうとしています。
最近は何でもロボットがもの作りをしています。

しかし”最初の道具”は人間が作らなければいけないのです。
いつの間にかこの”最初の道具”のことを忘れてしまったのではないでしょうか?
人間自身のもの作りに対する考え、技術を磨くことを忘れないようにしなければなりません。

”出会いその5”はひとまず”つづき”ということにして21世紀に向かって工作を楽しみましょう。

(0003-4)

UY-807とFT-243

 

《戻る》

《出会い 1, 2, 3》

《表紙へ戻る》