11月下旬、東京日野市から友達が来た。
会うのは約7ヶ月ぶり。久しぶりなのだが会うとその空白の時間を感じない。
最初は柏で会おうか?などと話していたが紅葉のシーズンということもあり
柏より2つ上野寄り、北小金にある本土寺に行ってみることにした。
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本土寺の紅葉 |
北小金駅改札を出たところで待ち合わせ。その日もめちゃくちゃ寒かった。けど冬なのだからしょうがないと言い聞かせる。そして友達と合流。元気そうでよかった。そしてまずは腹ごしらえと駅のすぐ近くで食事を取っていると大きな掛け声が聞こえてきた。外に出てみるとたくさんの人が行進していた。それは御会式と言い日蓮上人の供養行列。(小旅行No8では雑司が谷、鬼子母神の御会式のことを記載)
宗祖日蓮大聖人が弘安5年(1282)10月13日、池上にて御入滅以来、そのご命日に大聖人の遺徳を偲び報恩の誠を尽くす法要を営むことをいいます。
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御会式 (北小金駅付近) | |
北小金駅付近をたくさんの人が通り過ぎて行きました。とても活気がありました。 |
そして駅北口をあとにして本土寺方面へ歩く。普段は静かな所だがこの日は紅葉の季節とあってたくさんの人がいた。駅前のごみごみした道を通り過ぎると本土寺の参道入口が見えてきた。
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参道入口 |
参道は500メートルほど。松や杉の並木道になっています。この木は水戸光圀が寄進したと言われています。
入場料を払い本土寺境内へ入った。とても寒い日だったが本当にたくさんの人がいた。昨今、人々は心を失くしたと言われたりもしているがキレイなものを見ようと思う人はたくさんいるのだと思う。左手に五重塔がそびえていた。そして正面には真っ赤な紅葉が...
本当にキレイだった。そして本堂へと歩いていった。
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本堂付近の紅葉 | 本堂脇の紅葉 |
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本堂付近の紅葉 | |
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本堂付近の紅葉 | |
ご本尊は一尊四士で慶安四年(1651年)に秋山修理亮(小金城主一族)が息女の菩薩を祈って建てたと言われている。 |
紅葉とはこういうことを言うのだろう!
本当にキレイだった。真っ赤なのだ。
間近で見たこともあるが今まで見た紅葉の中で一番キレイだった。
この時、時間は午後2時前後だったと思う。
寒かったのだが陽射しが出てきてその光が葉に射して...
それが更に紅葉をキレイに見せた。
そして参拝した。きっと叶うだろうと思った。
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真っ赤な紅葉(もみじ)を見つめる人 | |
本当に鮮やかな紅葉でした。じっと見つめてしまうのもわかる様な気がします。 【フォトアルバムNo8】←こちらにも写真を貼り付けました。 |
本堂付近にはたくさんの人がいました。そしてその近辺ではたくさんの人が写真撮影をしていました。僕もその中に紛れて撮ってみました。
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本堂横から撮った写真 | |
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本堂付近の紅葉 | |
赤と黄色のコントラストが本当にキレイでした。心が洗われたような気がします。 | |
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碑と紅葉 | もみじのアップ |
マクロモードでもみじのアップを撮ってみました。風が吹いていてなかなかうまく撮れなかったです。 |
そして更に奥の順路へと歩いていきました。
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回廊と紅葉 | |
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窓越しの紅葉 | 回廊と紅葉 |
窓越しの紅葉は風情がありますね。この付近はカメラマンぽい人がたくさんいてシャッターをきっていました。 |
その脇を通り過ぎると今度はいくつかのお墓が姿を見せました。この辺りに来ると幾分、人が減りホッとしました。
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秋山夫人の墓 | 歴代墓 |
15歳で徳川家康の側室になり、名を「於都摩の方」または「下山の局」と称され、家康の第五子・万千代君(後の武田信吉)を生んだ。秋山夫人は甲斐の武田一族である秋山虎康の娘で、天正19年(1590)10月6日、この地、小金で病死した。現在の墓石は信吉の甥、水戸光圀が貞享元年(1684)に建立したもの。
そして更に進み坂を下ると菖蒲池が見えてきた。初夏になればあじさいと菖蒲が咲き競うと言う。その時期もいいものですね。
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菖蒲池 | 妙朗堂 |
菖蒲池まで来ると視界が広がり開放感がありました。ちょうど池の真ん中にベンチがありおじいちゃん、おばあちゃんがおしゃべりをしていました。とてものどかな光景ですね。 |
僕達も菖蒲池のベンチで少し休み坂を上がり菖蒲池を望むととても雄大であった。本土寺は本当にたくさんの自然が残っていて心が和む。そして像師堂で再度、お参りをする。この付近もたくさんの人がいました。
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像師堂裏付近 | |
西日(にしび)が射してきてとてもきれいでした。煌びやかでした。 | |
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菖蒲池を望む | 宝物殿 |
ここは展望台になっていて菖蒲池、宝物殿が望めました。 | |
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きれいなもみじ | |
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本土寺の紅葉 | |
このあたりの紅葉もとてもきれいでした。ただあまりにもきれいな紅葉が続くので少しずつその感動が麻痺してきました(笑)それくらい全部の枝がきれいでした。 |
「親子相想の日像聖人」と左右に二天(にてん)が安置され、脇床には子育ての鬼子母神が祀られている。日像聖人とは、当地の平賀家の3兄弟の一人で、年老いた母親の妙朗尼に、わが身に代わって対面させるべく、自らの像を刻んで送られたと言う。この像師堂から菖蒲池を囲むように回廊が伸びている。
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像師堂 | |
ここ像師堂へたどり着いた頃にはだいぶ陽もかげってきて寒くなってきました。 |
そしてその後、弁天堂のある池を一周する形で歩いてみました。
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もみじ | 滝 |
弁天堂裏付近には滝も流れていました。 |
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コケ | 弁天堂 |
コケって地味な存在ですがよく見るとキレイなんですよね。 | 夜になるとここもライトアップされてとてもキレイでした。 |
この頃になるともうすっかり陽が傾きかけ寒くなってきた。一緒に行った友達と柏に行ってご飯を食べようか?という話になったが五重塔の前に行くとたくさんの僧侶の方々がいてこれから戦没者の法要をすると言うので僕たちもその場にいることにした。
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五重塔 |
五重塔の前で戦没者の方々の法要が始まりました。 |
お昼に北小金駅で見たお会式の面々が境内に帰ってきた。間近でみるその光景はとても迫力があり活気があった。
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お会式 (本土寺境内) | |
ラストと言うこともありとても盛り上がっていました。みなさん、一日ご苦労様でした。 |
お会式の盛り上がりが終わると再度、法要が行われた。近くにいたおばさんが教えてくれたのだけどこの時、念じると自分の身体の痛みが取れると言っていた。僕も念じてみました。
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ライトアップされた五重塔 |
この頃になるともう寒さは麻痺して(笑)今日は夜までここにいようと開き直りました。けど本当に寒かった。ライトアップされた紅葉はまたキレイで夜までいてよかったと思いました。ただ僕のデジカメは夜景モードの機能がよくないらしく、いい写真が撮れませんでした。この時、デジカメを買おうと思いました^^ただ買いたかっただけかも(笑)
夜になるとそこはまた幻想的な世界が広がっていました。確かに春の夜桜があるのだから紅葉のライトアップがあってもいいですよね。とても癒されました。この日も感じたのですがたくさんの人がこうやって紅葉を楽しんでいて。そういう心をみんな忘れていないのだなと思ったらホッとしました。
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ライトアップされたもみじ | |
今度、行くときは新しいデジカメを持って行きたいです。 |
■電車利用
JR常磐線(各駅停車)北小金駅下車徒歩10分
■車利用
東京方面から:水戸街道(国道6号)北小金駅入口交差点左折
柏方面:水戸街道(国道6号)根木内交差点右折