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幻想的な日立さくらまつり
〔日立さくらまつり〕
No19

だいぶ季節はずれですが(笑)今年(2005年)の春に行った
日立のさくらまつりのことを書こうと思います。
日立は東に太平洋、西には阿武隈山系が連なる
茨城県北東部にある工業都市。
日立製作所発祥の地としても有名だ。
南北24キロメートルに延びた海岸線には河原子海水浴場をはじめ
5つの海水浴場が続く。

そして日立駅前の桜並木を中心に催される日立さくらまつりは
全国的にも有名。

日立さくらまつり

『水戸の白梅、日立の桜』と称されるほど市内各所に桜の名所を持つ日立市ならではの一大イベント。祭りは桜並木が美しい市内の平和通りと、日本の桜名所100選になっている郊外のかみね公園を中心に毎年、4月上旬から中旬にかけて大規模に開催される。注目は江戸時代からの伝統を受け継ぐ『日立風流物』。高さ15メートル、重さ5トンという巨大な山車が披露され、現在は国の有形、無形民族文化財にも指定されている。
(03るるぶ旅行情報誌参照)

友達の出身地

僕が『日立市』と聞いて、まず最初に思い浮かべるのは
オーストラリア、タスマニア島の牧場で働いていたときに
知り合った友達のことだ。
彼が日立出身で一緒に働いていたとき
よくお互いの故郷の話をした。
そして日立であった彼のエピソードなどをたくさん聞いたため
どことなく日立市には親近感を持っていた。

五浦の帰り道

春、快晴の一日。午後から急にどこかへ出かけたくなり
高萩市の高戸海岸と北茨城市の五浦方面へ出かけた。
海を見ていると心が和む。
何か小さなことはどうでもよくなる。

ただただボーっと波の音を聞いているだけでリフレッシュできた。

その帰り道にふと、タスマニアで知り合ったその友達が過ごした街を
見てみたいと思い、そんな気楽な感じで日立に立ち寄った。

日立駅前

駅前のロータリーに車を付けるとほぼ正面の大きな通りに
無数のイルミネーションが見えた。
その時、初めて日立さくらまつりのことを知り車を置いて歩いて見ることにした。

日立駅前 日立駅前
日立駅前
この時、もう日が暮れていた。駅前は想像していた以上に人が行き来していた。
平和通りへ

一度、JR日立駅構内へ入ってみた。
家路につくサラリーマンや学生が多数いた。
ここに人が集まってくるのだろう。
日立は県東北部の中核都市なのだと改めて思った。
そして駅前の交差点へ...
平和通りの桜並木が真正面にきれいに見えた。

平和通り入口交差点
平和通り入口交差点
桜のトンネルがきれいでした。
 
平和通り

日立駅前から国道6号線までの約1キロメートルの通りに115本のソメイヨシノが植えられており、樹齢50〜60年の大木が揃っている。花の季節には見事な桜のトンネルになる。さくらまつりには、「日立風流物」の公開などイベントが催され、夜には243灯の照明でライトアップし、見る人をファンタジーの世界に誘います。
(2005年日立さくらまつりパンフレット参照)

そして平和通りを歩いていみた。
道路の横にシートをひき宴会をしている人たちを何組も見た。
とても寒い日だったけど、それでも気のあった仲間と飲むのは
楽しいのだろうな...と思った。

平和通りの桜 平和通りの桜
平和通りの桜 平和通りの桜
平和通りの桜
日立のさくらの歴史

日立鉱山は、煙害対策として山々に植樹する木の一種に、煙害に強いオオシマザクラを選び、明治41年から昭和6年までの間に260万本を植樹しました。その後、オオシマザクラに接木して育てられたソメイヨシノが市街地に好んで植樹されました。市民に愛され誇りであるさくらは、戦後さらに平和通りやかみね公園に植樹され美しい花を咲かせています。
(2005年日立さくらまつりパンフレットより抜粋)

桜 桜
日立さくらまつり

ライトアップされた桜はとても幻想的で...
心が和んだ。
犬や猫などのペット類も人の心を癒してくれると言われていますが
花や植物なども心を癒してくれますね。

幻想的な桜
幻想的な桜
アップで撮ってみました。とても幻想的な感じを受けました。
不思議な気持ち

この道をタスマニアで出会った友達は何度も行き来したのだろう。
そう考えたら僕にとっては初めて来た場所なのにとても親しみが湧いたし
どこか懐かしい気持ちになった。
多分、彼の日立での思い出話を何度も聞いていたからであろう。

人の心って不思議ですね。^^

そして更に国道6号方面へ歩いていった。

四面歩道橋から見た桜 四面歩道橋から見た桜
四面歩道橋から見た桜
歩道橋の上からたくさんの人が写真を撮っていました。僕もその中のひとりです(笑)
新都市広場へ

本当はその先でも催しものをしていたみたいだが、その日は時間も遅く
もうさくらまつり関連のイベントは終了していた。
『日立風流物』という高さ15メートル重さ5トンにもなる山車(だし)も
見てみたかったのだが、もうそのイベントは終わってしまったらしく
それが少し残念だった。名残惜しかったが駅へ引き返すことにし、
新都市広場へ行ってみた。

隣接して日立シビックセンターもありその建物もライトアップされていて
とても幻想的だった。

日立シビックセンター 日立シビックセンター
日立シビックセンター
巨大な球形のドームと銀色に光る外観が目を引く総合文化施設。コンサートなども開催されるそうです。屋上には展望台があり太平洋を望める。

そして夕食を食べ日立をあとにしました。
何となく立ち寄った場所。
それでも、とてもいい思い出ができることもありますね。

最初は日立による予定はなかったけど...
ちょっとした寄り道もいいものですね^^

今度、行くときは日中のイベントも見てみたい。
そんな風に思っています。

日立市街へのアクセス

◆電車利用
上野駅からJR常磐線スーパーひたち利用1時間30分、日立駅下車
●車利用
常磐自動車道日立中央ICから約1km

(2005年11月26日UP)