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江戸時代へタイムスリップ!?
〔ワープステーション江戸〕
No21

2006年、2月初旬、その日も寒かった。今年の冬は本当に寒いし日本海側では積雪量も多い。けどよく考えてみると僕が子どもの頃はいつもこんな感じだったような気がする。寒い冬を越え、春が来るととても暖かく明るい感じがした。そんな2月の初旬、僕達は江戸時代へタイムスリップをした!?

ワープステーション江戸
ワープステーション江戸
愉快な仲間たちと^^

その日、柏駅で友達と待ち合わせ。ふたりは葛飾区と板橋区に住んでいるのでわざわざ東京から来てくれたのだ。ふたりとも、とても明るく僕を明るい気持ちにさせてくれる。愉快でお茶目なふたりなのだ。

柏駅、西口で待ち合わせをして北柏方面へ、柏は大きな街だけど駅を少し離れればのどかな風景を覗ける。新大利根橋道路(有料200円)を通り茨城県へ。

40分くらい走りワープステーション江戸に着いた。休日だったのだが駐車場は空いていた^^あまり宣伝などをしていないから人が来ないのかな?などと考えていた。

入場券
入場券
ワープステーション江戸

ワープステーション江戸は江戸の町を音と映像で体験出来るテーマパークで、有料の5館を含む11館があります。

〒300-2306 茨城県つくばみらい市南太田1176
TEL 0297-47-6000
FAX 0297-57-1241

人が少ない!

駐車場に着いてみると車がまばら。寒かったからなのか、それとも普段からあまり訪れる人が多くないのか。それでもゆっくり見るには好都合。

出入口 出入口
出入口
真っ青な空に白い壁。とても鮮やかに見えました。
廻船問屋 廻船問屋
廻船問屋
このコントラストがいいですね。江戸時代の主な物流手段は海運。港や大堀端に建ち並ぶ蔵はとても情緒あふれる景色ですね。
伊奈町歴史館 火見櫓
伊奈町歴史館 火見櫓(ひのみやぐら)
最初、トイレと間違えました(笑) ここから火事を監視していたのですね。
ワープステーション江戸
撮影風景

園内に入ると江戸時代にタイムスリップしたような景色に出会えた。人が少なくてすこし生活感がなかったけれど、この街並みにどこか落ちつくのを感じました。

撮影現場 撮影現場
撮影現場 撮影現場
撮影現場
この日はNHKドラマ、『柳生十兵衛』の撮影があり村上弘明さんに会えました。撮影現場は緊張感があり撮影シーンが始まると僕達見学者も固唾(かたず)を飲んでみていました。こうやってみんなの気持ちがあってドラマは作られているのですね。
芝居小屋

園内に入るとすぐ左に芝居小屋が見える。
ここで演劇や演奏会などが行われています。

芝居小屋
芝居小屋
江戸三座の中の「中村屋座」をモデルに再現した芝居小屋風の多目的ホール。
右手へ曲がると

撮影現場を右手に曲がると大店がみえてくる。商人の町ですね。
江戸の華やかな高級商店街。

大店 大店
大店
大店(おおだな)と呼ぶそうです。 規模の大きな商店。大商店の意味。

さらに大店をすぎると日本橋が見えてきた。

日本橋

東京都中央区、日本橋川に架かる橋。現在のルネサンス風の石橋は明治44年(1911)建造。橋中央に国道の起点として道路元標がある。

日本橋 日本橋
日本橋
橋の上から 橋の上から
橋の上から
日本橋からの景色 日本橋からの景色
日本橋からの景色
橋の上からの景色。廻船問屋や撮影現場が見えました。

橋を渡ると正面に江戸ものしり館が見えてきた。

江戸ものしり館 江戸ものしり館
江戸ものしり館
江戸の庶民文化、暮らしぶりなどをいろいろな仕掛けで楽しく紹介しています。
懐かしい遊び

橋を渡りすぐ左手の建物内では懐かしい遊びが体験できました。

だるま落とし 輪投げ
だるま落とし 輪投げ
30代以上の方なら小さな頃にこのような遊びをしたのではないでしょうか?僕はギリギリ遊んだことがあるような記憶があります^^いや、遊んでないかな。
更に橋を渡ると

更に橋を渡ると高麗門が見えてきました。
門をくぐると城壁が見えてきた。

高麗門
高麗門
スペーサーイメージ
高麗門 高麗門
高麗門 (橋の手前から)
橋の上から見た江戸の景色 橋の上から見た江戸の景色
橋の上から見た江戸の景色
川越しに江戸のきれいな街並みが見えました。
高麗門をくぐると城壁が

高麗門をくぐると右側に城壁が見えてきた。立派な隅櫓が見える。

隅櫓 隅櫓
隅櫓
櫓(やぐら)

武器を入れておく倉庫。矢の倉。兵庫。城門や城壁の上につくった一段高い建物。敵状の偵察や射撃のための高楼。

武家屋敷の中は浮世絵館

こちらは武家屋敷。この武家屋敷は室町時代から桃山時代の大名の屋敷を再現しているという。

武家屋敷 音の館
武家屋敷 音の館
建物内には浮世絵が展示してありました。 江戸庶民の生活や自然の音などが立体音響で楽しめます。

広場の真ん中には伝言板が…
今ならインターネットを見ればすぐに情報が公開されているけど
この時代はみんなこの伝言板を見に来たのでしょうね。

伝言板
伝言板
オープンセットへ

その後、時代劇用オープンセットのある場所へ行きました。時代劇の民家がリアルに再現してありました。

時代劇用オープンセット 時代劇用オープンセット
時代劇用オープンセット 時代劇用オープンセット
時代劇用オープンセット 時代劇用オープンセット
時代劇用オープンセット
何となくどこからか辻斬りでも現れるのではないかとビクビクしていました(笑)民家は障子が破れていたりして貧しいその頃の生活をリアルに漂わせていました。この頃に放映されていた月9ドラマ「西遊記」の撮影もされていたそうです。大きな門は2006年、NHK大河ドラマ「功名が辻」でも使われていました。
大手門へ

その後、ぐるりとまわり江戸城大手門の方へ歩いていきました。夕日が傾いてきて寒かったけど気持ちがよかったです。

江戸城大手門 江戸城大手門
江戸城大手門
スペーサーイメージ
江戸城大手門 (パノラマ)
江戸城大手門 (パノラマ)
城の中には展示館があり園内で撮影された映画やテレビドラマの写真が展示してありました。懐かしいドラマもありました。
その奥には日本庭園が...

展示館を出て更に進むときれいな日本庭園がありました。

日本庭園 日本庭園
日本庭園
庭園には癒されますね。西日が射していて笹の葉が黄金のように光っていました。

園内をひと通りまわり最後にもう一度、町屋、大店のほうへ行きました。まだ撮影がされていた。スタッフのみなさん、寒い中、ご苦労様でした。(^^;

大店付近 大店付近
大店付近
江戸時代のとても風情のある通り。
その後、お蕎麦(そば)屋さんへ

ワープステーション江戸をひと通り見た後、夕方になりお腹が空いてきた。そしてつくば市にあるお蕎麦屋さんへ行くことにした。たまたま雑誌に載っていたこちらの手打ちそばの名店那由他さんへ食べに行った。

店長はそばの研究をしているらしく全国を飛び回っているという。最初、のれんが、かかっていなかったので営業していないのかと思ったが店の人が出てきて店に通してくれた。落ち着いた雰囲気の中で一緒に行った友達とのんびりした時間を過ごした。

那由他店内 那由他店内
那由他店内
店内は落ち着いた雰囲気で心が和みました。なんかお月様みたいですね。
スペーサーイメージ
那由他店内 おそば
那由他店内
そばもおいしかったです。茨城の観光案内やそば好きの方々にはかなり有名な店のようです。細かいところまでこだわった名店です。
何となく行ってみようという感じで行ってみたがワープステーション江戸はどこか懐かしく落ち着く場所だった。現地の野菜を販売していたりのどかな温かい雰囲気があったと思う。のんびりしておいしい蕎麦を食べれてリフレッシュできた一日でした。
ワープステーション江戸へのアクセス

◆電車利用
JR常磐線 取手駅から約12キロ (タクシーで約20分)
つくばエクスプレス みらい平駅から約7キロ (タクシーで10分)

●車利用
常磐自動車道 谷田部インターチェンジから約8キロ。車で約15分

(2006年8月12日UP)