僕が貧乏旅行から帰ってきた頃、
日本はバブル経済が弾けたあとで
なかなか仕事が見つかりませんでした。
そのとき、どうしても旅行会社で働きたくて...
就職情報誌をみて応募したり面接に行ったり...
けど少人数(1人〜2人)の募集のところに40人とか50人とか応募がくるらしく
なかなか受かりませんでした。
僕の旅の経験に興味を示してくれた会社もあったけど
最後の段階になると
『旅行会社での職務経験がないからね』...って
『残念だけど経験者を優遇したいから!』...って(><)
その時、内心、思ったのは
『じゃあ、どこで経験すればいいんだろ?』...って
『経験したことがないからダメ』...じゃ
『どこで経験を積めばいいんだろう?』...って
『これじゃ、いつまで経っても経験できないな』(><)...って思ってた(笑)
『どこか採用してほしいな』...って
『不景気だからしょうがない!』
そんな理由であきらめるのはイヤだな...って思ってた。
そして...
どうしても旅行会社で働きたかったから
旅をするときにいつもチケットを買っていた格安航空券で有名な
某旅行会社の人の所に相談に行って...
いろいろアドバイスをもらったり情報を聞いたりして...
その後も 『いい所、ないかな』...と探してた。
そしたら、その方(かた)がそんな僕をみて旅行会社のリストを
貸してくれました。
当たって砕けろ!...という意味だったような気がします。
そして片っ端(かたっぱし)から電話をかけて...
『今、すぐ会ってください!』...って(^^)
相手にしてくれないところも多かったし
いきなりかけて
旅に対する思いを熱く語った所で怪しまれたこともあったけど(笑)
2社、受かりましたよ。
ちゃんと2社、受かりました(^^)v
ほぼ飛び込みみたいなものだったけど、ちゃんと2社、受かりました。
そのとき
思いは届くものなんだな!...と思いました。
あの頃、僕は好きなものを一生懸命、追いかけていた...と思います。
ほしいものをほしい!...ときちんと言えていたような気がします。
願いは叶うものだ!...と信じていたような気がします。
だから周りも応援してくれた。助けてくれた。
がむしゃらに何かを欲しがること、ときに必要だと思います。
けど最近、よく考えてみたら、そういう気持ち、薄れてた(><)
かんたんに何かをあきらめていたような気がする。
『どうせ、なるようにしかならないのだから』...って
がむしゃらに何かを求めることが、かっこ悪いことのような気がしてた。
それに怖かったような気がする。。
好きなものを好き...と言うのは
好きな人に好き...と言うのは
とても怖いから!
臆病になってた(><)
けど、ほしいものをほしい!...と言うこと
好きなものを好き...と言うこと
好きな人に好き...と言うことは
とても大切なことで
傷つくことを恐れていては何もできないから!!!
恐れてばかりいて、何もしない人生なんて僕には耐えられない!
そして最近、あの頃のことを少し思い出せたような気がします^^
歳を重ねることによって
だんだんとガムシャラな気持ちや
どうしてもこうしたい!ああなりたい!...という気持ち、
薄れていたような気がします。
けど【とっても大切なこと】
好きなものを好き!...ということは
とっても大切なこと
やっとそれを思い出せた!!!
そんなことを感じた2004年、33歳の春でした。