12.分散投資その2


      ○選定眼・リスクとリターンの関係

        前項において、私は長期投資の資金をハイリスクなものに投資しているのは間違いという
        ような記載をしました。
        理由は簡単です、
そのような投資方法で利益を上げている人が非常に少数だからです。

        皆さん、株で儲かった人って知っていますか?
        株式を長期投資で持とうとする場合、正確な企業の鑑定眼・相場の流れを読む力・経済動向を
        正しく感じ取れる感性・その他諸々…と必要な能力が多過ぎ、かつ大き過ぎるのです。
        よく、株式の割安や割高といった表現がありますが、そんなものはあくまで目安でしかありません。
        正確な企業価値に即した株価などというものは、投資家の中にある幻想ではないかと思います。

        その証拠に
日本株式成長ファンド等とうたわれている国内ファンドの内、基準価格がインデックス
        ファンドに勝てるファンドはそれほど多くは存在しません。

        所謂プロと呼ばれるファンドマネージャが選んでそうなのですから、我々個人投資家ごときの
        選定眼で選ばれた企業の株価が
長期にわたって上昇する可能性など微々たる物なのです。

        理屈的には
ハイリスクハイリターンというのは成り立っています。
        そしてもう一つ、投資の鉄則として語られる
長期投資の原則もあります。
        しかし現実には、この2つを合わせた
ハイリスク商品を長期保有する投資方方が芳しい
        成績をあげているという話を余り聴きません。


      ○投資方法

        テクニカル技法のみに頼ったデイトレードには賛同しかねますが、ファンダメンタルズを中心と
        した「正確な企業価値うんぬん」といった理屈も、同程度怪しいと私は考えています。
        
個別株式を保有するならば、利益確定・損切りのルールを徹底するのが懸命です。
        そして、
売買のサイクルは想定しているよりも短くなりがちです。
        その際、緩衝材としてデリバティブを使ってはどうなのか、というのが前項の趣旨です。
        

次 へ
前 へ
戻 る