忘れられた新道を辿って夕日岳


夕日岳

2003年5月14日

参 加 者
  柳沼  布袋田  木村
  福田  須藤  星野


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蕗平(8:00)
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尾根取り付き
(8:25)
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P905(9:10)
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P1071(9:45)
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P1294(10:35)
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夕日岳P1419
(11:55)(12:45)
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P1294(13:35)
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P1071(14:15)
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P905(14:40)
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P677鞍部
(15:10)
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蕗平(15:40)
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 この山は古峰ヶ原から日光に抜ける”禅頂行者道”の途中、少し張り出した位置にあり、単独で登られる事はまず無い。 山頂に朽ちかけた「夕日新道」という指導標がある。 このルートはどこから登っているのか? 当然の疑問、地図に標記があればそれで解決であるが、標記もなく、山行記も見あたらない。 地元に問い合わせれば済む事なのかも知れないが・・・。 忘れていた頃に、東大芦川を挟んだ六郎地山に登った折りに、東側から見た夕日岳は立派な風格であった。 となればやはり「夕日新道」の存在が大きくなり、同じような事を考える人達の情報を基に、今回のルートを辿ってみた。
 取り付きは蕗平から分岐して植林の作業用林道を進み、尾根の末端にある。 との情報を基に、蕗平の集落跡に車を置き、沢筋から尾根を回り込んで東大芦川を見下ろしながら大きく一周して630mまで高度を稼いだところで尾根に取り付く。 登山口の表示は無いが、作業路らしく初めは比較的はっきりしているが、だんだん踏み跡がはっきりしなくなり、尾根形も薄れてくる。 p677からの尾根と790m付近で合流し、三角点905に近づくとはっきりとした尾根形となり、きつい登りもひとまずここまで。 ヒノキの植林地も足下に見る様になり、広葉樹の明るい尾根歩きに変わり、ツツジもまばらに見えてくる。
 1100mからのなだらかな尾根はツツジの群落、まさにツツジ平と呼びたくなるくらいだ。 p1294で大滝からの尾根等3本が合流し、ここから先は尾根が細くなり地図には表しきれない登り返しが多く、思いの外時間が掛かる。 尾根が広くなり歩き安くなってくると頂上はもうすぐだ。
 下山時の注意点は、p1294とp1071のすぐ下で微妙に尾根が曲がり、乗り換える形になるのでので、790mの分岐と共に登るときに良く確認しておく必要がある。
 我々は下山時に、確認の為p677に向けて下りた。 鞍部のすぐ南側に林道はあったが、間伐の残骸がそのまま放置されており、ここに来て思わぬアルバイトを強いられた。 やはり登りにとったルートが正解のようだ。

 Seiya    



林道からの取り付き(中央)


檜の植林地との境を


ツツジのトンネル


ヤシオが見頃


事の始まり(看板は落ちています)


集落跡に帰着

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