古道を辿って鴫内山


鴫内山

2003年4月9日

参 加 者
  本橋  吉原  木村  布袋田
  福田  荒川  星野



萩平(7:50)


林道出合い
(8:40)


P943(9:10)


P1265(10:45)


鴫内山P1419
(11:30)(12:10)


P943(13:45)


萩平(14:40)

 記録  布袋田

 強風の中、踏み後をたよりに進み、林道出合に着く頃にはウィンドヤッケもフリースベストも脱ぐことになりました。
 934M地点を過ぎ丸い峰を左に見ながら歩くが、雪の重みで倒れた笹ヤブの中はどこを行ってよいのか、かなり左寄りにとってしまったようです。
 リーダーに軌道修正をしてもらい、ヤブの斜面をよじ登るという感じで1,170M地点に到着しました。(この辺りから雪道に)
 登山道、まわりの様子の変わる地点で地図を広げ、現在地とこれから進む方向の確認をすることを教えられました。
 この先1,320M地点までが、雪に足を取られたりして、いちばんきつく感じた1時間でした。
 10分の休憩の後、30分弱で山頂に…見渡せば近くに那須・塩原の山々。 日光連山は宇都宮からとは違った姿を見せていました。
 山々の白い部分も少しずつ黒くなり、里の牧草の若緑が春を感じさせられました。
 風の強さに昼食もそこそこで下山開始。 濡れた笹にスリップしたり、雪の深みにはまったりし、尾根筋をとってということで、尾根、尾根、尾根、おね、オネ…とつぶやきながら尾根伝いに下りたのでした。
 途中、尾根が2つに分かれる箇所があり地図で確認し、ほぼ南に進路をとってさらに尾根を進み無事下山しました。
 道なき道を進む楽しさを味わえ、下山後は、大日尊のカタクリ、水芭蕉、ショウジョウバカマ、アズマイチゲの花々を見ることも出来、充実した山行でした。


 追記
 萩平からの下部は道形がはっきりしているが、1000m付近で薄れ、黒滝参詣の路らしいものが見られた。そこから上部は笹が濃く、雪解けがすすんで笹が起きてしまうと歩きにくくなりそうだ。
 今回は、登りは出来るだけ踏み後を辿り、下降は忠実に尾根筋を辿った。
 鴫内山は明らかなピークではなく、黒滝山に続く尾根上の一点にすぎない。 おそらく麓の鴫内集落から見ると独立した山の様に見えるのでこの山名がついたものと思われる。
 地図読みのトレーニングには十分に楽しめるコースだと思う。

Seiya    



残雪を拾って


可憐にひっそりと


笹が起きてしまったら厄介だ


1300付近から


元気印のメンバー


奧に見えるのが蛇尾川

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