ヒメサユリ求めて浅草岳 


浅草岳

2002年7月17日

高曇りのち晴れ  

地 形 図

 守門岳、只見

参 加 者
  板山  柳沼  布袋田  内橋
  福田  福田  須藤  星野


入り叶津登山口
(6:10)


山神ノ杉
(7:25〜55)

沼の平分岐
(9:00)


避難小屋
(10:15〜30)

山頂代
(11:05〜12:00)

沼の平分岐
(13:10)

山神ノ杉
(14:05)

入り叶津登山口
(15:00)

 入り叶津の集落から1キロほど先の登山口、駐車場は広くとってあるが、登山口は草で覆われていた。 心配された台風は、速度を速め前日に通過して行ったが、太平洋高気圧が弱く、梅雨前線が南岸に残ったままで台風一過のすっきりとしたお天気とはいかない。 朝靄でしっとりと濡れた草をかき分け、あまり気持ちの良いスタートではなかった。 歩き出しはこの山域に多い、ヤマアジサイの群落。
 山神ノ杉で道を分け、沼の平らを往路に採る予定であったが、前日の雨で増水し良い状態ではなっかたので、ブナ平新道のピストンとする。 呼び名にふさわしい鬱蒼としたブナの原生林で、ブナを凌ぐほどの栃の大木もあり、雲の切れ間から時々差し込む光が朝靄と相まって神秘的光景を作り出していた。 平石山から先は緩い登りで距離はあるが比較的楽である。 森林限界手前で何かよい香りがするので、匂いの元を探してみたら、朴(ホウ)の花であった。 朴葉味噌で知られた朴の木、花の形は大きく可憐とは言い難いが、匂いは何ともよい香りであった。 周りの木々が低くなりコースが右に折れると森林限界で、お花畑に飛び出し、水場からすぐに避難小屋がある。 小屋から上は傾斜の緩い草原で頂上に近づくと、ヒメサユリの群落、山頂から南面は景色が一変し、切れ落ちた眼下に、田子倉登山口の駐車場が見下ろせる。
 山頂で会った地元のグループは、今週末の登山祭の下見で、近日中に登山口付近の藪は刈り払いするとの事であった。 
 この山では一番長いコースで山頂を踏むだけの人には敬遠されると思うが、本当にこの山を味わうには最適なコースだと思う。

Seiya


ブナの原生林

ヤマアジサイを縫って

甘い香りを放つホウ

主役のヒメサユリ

群落と呼べるくらい

山頂には主をきどって蛇が


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