秋の連休

(10月9日)

体育の日を含んで土曜日が休みの方は三連休と言う事で 皆さんそれぞれに予定を組んでいる事と思います。 しかし連休といいますと”渋滞””混雑”と何処へ行っても”人の波”というのが付き物で 野遊びをする者に取っては 楽しむ以前の問題のような気がします。 それでは「諦めて家に居るか」という事になりますが それも一つの手ではありますが 少し勿体ないような気がします。 この連休が明けても これからの数週間は紅葉の綺麗な場所では平日でも毎日渋滞という事になるでしょう。 そんななかで「少しでものんびり自然にひたる事は出来ないか」という事で 少し考えてみたいと思います。 
 先ず「何故渋滞するか?」 これは道路や駐車場の許容量を越えた車がその場所、その時間に集中してしまうので起こる現象です こんな事は誰でも解っている事で それに携わる沢山の人達が色々苦労をし 対処して戴いている”筈”なのですが一向に解決されません。 これは利用する側が不特定多数で それ々々に自分の事情だけで勝手に行動した結果として その時、その場所に集中してしまい 渋滞となって仕舞うので どうしようもないのかも知れません。 これが沢山の人や車が常に集まる場所であれば それなりに道路や駐車場を整備するのでしょうが 他の時期はそれ程でも無いのですから なんとも困った事です。 これらの事情を知った上で我々利用する側は 上手く利用しないと いけないのではないでしょうか。
 では具体的に「どうしたら良いか」といいますと 先ず「渋滞する時間帯に移動を避ける」 渋滞に捕まって嫌な思いをしたり 自分も渋滞を構成する「一人」に成らないように移動する時間帯をずらして行動したり 欲張って何カ所も移動して廻らない様に 心掛けると良いと思います。  初めは 折角出かけるのに物足りなく不満に感じるかもしれませんが 慣れてくると 渋滞の中をイライラしながら移動し 何カ所も廻って 「唯 行って来ただけ」 「記念写真を撮って来ただけ」というちょっと寂しい 心地よい疲れで無く「ストレス」の残る様な遊び方をしていた事に気付き それよりも移動距離を短くしたり 一カ所でゆっくりと滞在し そこで何か体を動かして楽しむ様な遊びをした方が ストレスの残らない楽しい休日だったと感じられるようになると思います。
 この紅葉の季節でしたら ハイキングや登山は勿論ですが 一般的にはまだ馴染みの薄いカヌーを使ったツーリングも面白いと思います。  人気スポットの湖にカヌーを浮かべ 湖畔の渋滞を後目に 水面すれすれの視点で味わう紅葉は一味違った物に成ると思います。 それからカヌーでしか行けない場所に渡りピクニックをしたり まるで映画のワンシーンのように 贅沢な一時が過ごせるのではないかと思います。
それから 最近では街乗りにも利用されている マウンテンバイクを利用したツーリングも面白いと思います。 渋滞の予想される目的地のずっと手前で車を捨て 自転車に乗り換え裏通りの古い街並を走ったり 車では寄る事が出来ないような 色々な所に寄り道をしながら 渋滞を後目に走るのも良いのではないでしょうか。