ハイキング実践その二

6月12日

 前回より 実際のハイキングについて お話をしておりますが これは 野鳥や草花の観察、写真の撮影、ピークハント等 どんな野遊びでも基本ですので 余裕を持って楽しむ為に是非参考にして頂きたいと思います。
 さて今回は 歩き方と休憩のとり方についてです。 歩き方と言っても 普段に毎日意識せずにしている事ですから難しい事は無いのですが 強いて言えば「ゆっくりとスムーズに無駄な動きをしない」と言う事でしょうか、少し抽象的過ぎて 解り難いと思いますので具体的に申しますと 歩く速さは遅いぐらいで良いのですが 動きを止めない様に つまり体が前に動く慣性を巧く利用して止まることが無い様に歩きます。 それから体を上下左右に出来るだけ振らない様に その為には足を置く位置を”ステップ”と言いますが これを細かくとり特に大きな段差ではよく見て小さなステップでも利用し 出来るだけスタンスを狭く取るようにすると良いでしょう。 慣れないと確実に足を置けるステップを 拾って歩きますので 段差の多いコースではどうしてもスタンスが広くなり 上下左右に身体が大きく振られ無駄な動きが増えてしまいます。 小さなステップでも巧く立てる様に 初めは滑って落ちてしまっても積極的にトライして 慣れて頂きたいと思います。 それから”足場の悪い登りでは 後足で蹴らない様に歩く” つまり蹴った”反動”で上がるのでは無く 前に出した足に充分体重を掛け 後ろ足を引き上げる様にすると言う事で 蹴った足元が崩れてバランスを崩したりせずに 長時間歩いても疲れ方が少なくて済みます。 靴のつま先が良く擦り減る方は此の傾向にありますので 気をつけた方が良いと思います。
 下りの道でも同じように スタンスをあまり広くとらず オーバースピードに成ったり立ち止まったりせずに スムーズに歩く様に心掛けます。 此らの事を自然にこなせるベテランの人は 上半身があまり動かないもので 特に頭が上下動せず横から見ると滑る様に移動します。 此の様なスムーズな歩行が出来ると余裕が持て 回りの細かい所まで良く見えて来るものです。
 植物や鳥の声を楽しんだり 回りの山やコースの確認をしたり 他の登山者と 道を譲り合うタイミングをみたりと 歩行中も沢山の楽しみや 諸々の作業が待って居りますので 是非 余裕を持ってこなして頂きたいと思います。 それから 長い時間歩くためには歩き方と同じくらい大切なのが休む事で 40〜50分位の間隔で10分程度の休憩が一般的ですが きついコースでは30分に5分位の間隔にする事もあります。 此等は 飽くまで基本ですのでコースや体調によって適当に調節をし自分に合った間隔をみつけます。 木道など狭いコースでは 他の人達の迷惑に成らない様な場所を探して休憩を取る事も大切なマナーで お互いに気をつけて 気分良く休みたいものです。 そして 実際に休憩をとる時には唯座り込んで休むのでは無く”次のワンピッチ”を歩く為に 地図を広げ”現在地”や”これから先のコース”を確認したり 又 エネルギーの基と成る甘い物等や水分を補給したりと言う 次の行動に備えた積極的な休憩にして頂きたいと思います。
 野遊びでは 先の事を予測して 前もって対処した行動とる事が余裕を生み 結果的にはより多くの楽しみを得る事が出来ると思います。