連休に穴場で遊ぶ

5月 1日

  ゴールデンウイークも後半になりました 皆様も色々なところに お出かけの予定をたてている事と思います。 でも皆さんが一斉に休暇を取るこの時期は何処へ行っても渋滞 混雑はつきものです。  私も お客様に「何処か良い穴場は無いですか」と言う質問を受ける事が多く成ります。 それで今回は 野遊びの穴場探しの ヒントに付いて お話したいと思います。
 此処で何故「ヒント」なのか ズバリ「その場所」でないのかと言いますと 場所を教わってその場所に遊びに行っても そこはその人に取って穴場では無い 成り得ないと言う事です。 自分で探し見つけた場所で無いと その人の穴場では無いと思います。
 みんなが知っている良い処は 穴場では無いでしょう。 と言う事で 我が家で 学校に上がる前の子供をつれて 良くこの連休に遊びに行った処を 紹介したいと思います。
 そこは 宇都宮(我が家は栃木県の中央部にあります)から渋滞する様な幹線道路を通らずに 1時間程度で行け 標高600〜1200メートル位の位置に有る 栃木県の林政関係の施設で 自然観察等の自由に出来る処です。

 此処は管理施設の他 県内の動植物を紹介した展示施設、保護された動物の飼育施設等が有るだけで 売店、レストラン等は一つも有りません。  いわゆる観光地では有りませんので 連休と云えども そんなに混雑する事は無いのです。
 用意して行ったものを芝生の上で広げてピクニック気分でお昼を食べたり、渓流沿いを散策したり この時期は「やしおつつじ」が咲いて居る筈ですし ひと月程前に 家の回りで鳴いていた ウグイスもこの辺りまで 上がって来ている筈で カタクリもまだ少し残っているかもしれません。  「散策だけでは物足りない」と言う方は 1200メートルのピークまでハイキングコースが有りますので 少し準備していき 上がってみると良いと思います。 此処からは 我々の住んでいる栃木の 平野部が殆ど見渡す事が出来ます。
 諸々の面倒な事は忘れ のんびりとした気持ちにひたる事が出来ると思います。  「少し準備を」と書きましたが まず地図を観る事で 地図を観る事によって地形と標高が分かります。 それによって準備するものが変わってくるのです。  と言いましても初めての方にそれは無理ですので この時期のこのコースを歩くために必要な物を 挙げてみますと 先ずは足元 靴は 布か革の軽登山靴でハイカットがベストでしょう、 履き慣れたしっかりした運動靴でも良いと思います。 そして服装は動き易く 乾きの良いもの選んで下さい ジーパンは避けた方が良いでしょう。 汗で濡れるとゴアゴアになりますし まとわり付いて足が上がらなく成ります。  それから厚着をしない事 頂上で休むときは寒いので セーターとウインドブレーカーを持参する それと使わなくても雨具も 持参して下さい あとは背負い易いザックに地図 コンパス お弁当 おやつに飲み水を入れれば 何とか成ると思います。
 一つ肝心な事は 準備はしても絶対大丈夫と云う事は有りませんから お天気が悪い日 又途中でだいぶ悪くなって来たら 速やかに引き返す事です 雨の日や風の強い日は無理して頂上へ上がっても 楽しめないどころか嫌になるだけだと思います。 この様な時は切り替えて すそ野で遊んでいただきたいと思います。
 と言う具合に簡単に 不親切と思えるようなお話をして 参りましたが 要するに 私のお話した具体的な場所が分からなくても 地図を観て ご自分で あれこれと作戦を練り 計画する段階から楽しんで欲しいと言う事です。 同じ場所 同じコースで遊ぶ人たちが居たとしても 誰かの受け売りとか ガイドブックに書いて有るそのままを ”やってみるだけ”の人よりは 何倍も楽しむ事が出来ますし 何よりも自由な気分に浸れるのではないでしょうか。 本人が 楽しいと思える事が一番だと思います  是非 自分自身の取って置きを見つけてお楽しみ下さい