Japanese only



1. Machine Messiah [10:27] 
2. White Car [1:21] 
3. Does it Really Happen? [6:34] 
4. Into the Lens [8:31] 
5. Run Through the Light [4:39] 
6. Tempus Fugit [5:14] 
Produced by YES
Backing Tracks produced by Eddie Offord

Release date: 18 August 1980

Geoff Downes (keyboards and vocoder)
Trevor Horn (vocals and bass)
Steve Howe (guitars and vocals)
Chris Squire (bass, vocals and piano)
Alan White (percussion and vocals)

脱退した JON ANDERSON と RICK WAKEMAN の代わりに、たまたま事務所にマネージメントを依頼に来ていた BUGGLES の二人を、ボーカルとキーボードがいたという理由で CHRIS が引っ張り込んで作ったアルバム。CHRIS は TREVOR に「JON ANDERSON にならないか」と言って誘ったらしいですが、かなり無茶をしますなぁ(^^;

もともと YES の人事権を握っていた CHRIS SQUIRE が JON の脱退で音楽的な主導権まで握ったらしく、(1).ではギターソロのフレーズとユニゾンで弾いてみたり、(3).では後半にベースソロまでいれたり、好き勝手やってます。

このメンバーは一度ツアーを行っています。ツアー日程が発表され、チケットが売り出された頃はまだメンバーチェンジは発表されておらず、観客の多くはステージが始まってからボーカリストが変わっていることに気づいたという状態でした。それでもアメリカの観客は彼らを熱狂のうちに迎えましたが、ツアーが進み、看板メンバーの脱退が大々的に報じられてから回ったイギリス国内ツアーでは大ブーイングが起き、ステージにものが投げ入れられるという事態も起きたようです。

ステージの写真を見ると、このツアーでもマジソン・スクエア・ガーデンのようなアリーナでは円形ステージが組まれたようです。

ツアーではアルバム未収録の"GO THROUGH THIS"と"WE CAN FLY FROM HERE"が披露されましたが、後者は32年後の2012年にリニューアルされ、YESの新譜の中の曲として正式にリリースされました。

このツアーに関して特筆すべきことは、"AND YOU AND I"のアレンジです。
これまでのツアーでは一貫してイントロは"Apocalypse"パートのキーをDに落としたアレンジで演奏して来ましたが、このツアーにおいて初めてスタジオテイクと同じアコースティックギターでのイントロが演奏されました。

これはおそらく、"Eclipse"パートにおいて JON ANDERSON がツアーで歌っていたような高いキーのパートを TREVOR が歌うことが出来ず、低いスタジオパートと同じラインを歌うことに合わせたものと思われます。

JON とそっくりの声でアルバムを聞く人を驚かせた TREVOR ですが、いかんせんツアーで JON が歌っていた昔の曲を歌うのがつらく(そんなの最初からわかってたはずなのに…)、観客からも総スカンをくらい、ツアー終了後脱退。プロデューサーに専念します。


TREVOR HORN 脱退後、STEVE HOWE と GEOFF DOWNES は ASIA 結成に走り、今度こそ解散かと思われました。