第六話 勝手におすすめ!!〜フィルム編(序章)〜


〜この「勝手におすすめ!!」では、自分の気になるもの・気に入っているものを紹介していきます。
その時の気分や、自分の主観で紹介していくので、かなり偏った意見も含まれています。〜


さて、前回からだいぶ時間が空いてしまいましたが(^^;;
今回は、カメラと共に写真を撮るのに大切なフィルムについて話をしたいと思います。

一言に"フィルム"といっても、多くの種類があります。
そこで、簡単にフィルムも種類について紹介します。


ネガカラーフィルム
 これは、普通にその辺で売ってるいわゆる「カラーフィルム」ってやつです。
撮影された画像は、色が反転した状態でフィルムに記録されます。
非常に手に入り易い上に、使いやすいので多くの人に使われています。
このフィルムの特徴は、融通が利くということです。多少撮影する条件が悪くても
奇麗に写ってくれるためとても扱いやすく、様々なところで使われています。
 現像に出すと、「プリント」(画像を専用紙に焼き付けたもの)という状態で
戻ってきます。

リバーサルフィルム
 これは「ポジカラーフィルム」とも、「スライド用フィルム」とも言われます。
撮影した画像は、元の色のままフィルムに記録されます。
ネガカラーフィルムより色が鮮やかに写るため、また自分の写したとおりの
写真が得られるため、一歩上の写真を目指す人に良く使われています。
(ネガカラーフィルムは、自分の手元にくるまでにプリントという作業が行われるため、
自分の意図したのと少し違う色合いの写真が得られることがあります。)
 現像に出してもフィルムの大きさそのままの「ポジ(スライド)」が戻って
くるだけなので、観賞するにはスライド上映機やルーペといった道具が必要に
なります。ネガカラーフィルムと同様にプリントすることも出来ますが、
リバーサルフィルムの利点が損なわれる上、値段も高くなってしまします。

モノクロフィルム
 これは画像をモノトーン(白黒)で記録するフィルムです。
(モノクロフィルムにも画像の色を反転した状態で記録する「ネガフィルム」と反転せずに記録する「
ポジフィルム」があるのですが、モノクロのポジフィルムは一般用には1種類しか発売されておらず、
あまり一般的ではないので、ここでは区別せずに取り扱います。)
 カラーに比べて安価に現像・プリント用具をそろえることが出来るために、業者に
出さずに自分で現像・プリントする人も多く居ます。自分で現像・プリントすると、
写真の表現の幅がぐっと広がり、また自分意図するものを得やすくなります。



一般に扱われるフィルムはこの3つがほとんどです。これ以外にも、赤外線
フィルムやコピーフィルムといった特殊なフィルムもありますが、それらは自分で
学んでください。

さて、次回は自分のお勧めのフィルム(の使い方)を紹介したいと思います。
(つづく)
1999 / 08 / 08

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