第七話 勝手におすすめ!!〜フィルム編〜 〜この「勝手におすすめ!!」では、自分の気になるもの・気に入っているものを紹介していきます。 その時の気分や、自分の主観で紹介していくので、かなり偏った意見も含まれています。〜 さて、前回からさらに時間が空いてしまいましたm(_ _)m ここでは、自分のお勧めのフィルムについて話を話そうと思っていたのですが フィルムってのは次から次に新製品が出てくるから「これ」って言うフィルムを 紹介してもすぐに古くなってしまうし、自分も全部把握しきれません。(^^;; そこで、今('02年2月現在)自分が使っているフィルムを紹介したいと思います。 まず、自分の「常用フィルム」とも言えるのが 富士フィルム「nexia F」(APS、カラーネガ、ISO 100) 最近、写真を撮りに行く機会が減ってしまっているために 普段から持ち歩いているコンパクトカメラの使用頻度が一番高くなっています。 そのコンパクトカメラ(Canon IXY310)に いつも入れているのがこのフィルムです。 このフィルムを使っている理由は簡単で、APS用のフィルムの中で一番感度が 低いからなんです。(感度が低い=粒子か細かくて綺麗に写る) nexia F以外にもISO100のAPSフィルムが存在するのですが売っているのを 見たことがありません。ということで、必然的にこのフィルムを使うことになります。 ちなみに、現像は「KodakのRoyalPaper仕上げ」にしています。 富士の純正仕上げも悪くは無いのですが、RoyalPeperっ仕上げにすると色が 鮮やかに仕上がるんです。それにAPSの場合、富士の純正仕上げでも Kodak RoyalPaper仕上げでも値段が変わらないし。 (35mmの場合は藤の純正仕上げの方がずっと安くなります〕 もしAPSを使っている人で「写真をもっと綺麗に仕上げたい」を思う人が居たら 一度「富士フィルム nexia F」で写真を撮って「Kodak RoyalPaper仕上げ」で 現像してみましょう。自分の腕が上がったんじゃないかって勘違いしてしまうほど 綺麗になりますから。 (ただし、高倍率のZoomレンズのついたコンパクトカメラを使って 室内で写真を撮る場合びは感度の高いフィルムを使った方が良いでしょう) コンパクトカメラにカラーフィルムを入れてるのに対し、 ネガカラーフィルム これは、普通にその辺で売ってるいわゆる「カラーフィルム」ってやつです。 撮影された画像は、色が反転した状態でフィルムに記録されます。 非常に手に入り易い上に、使いやすいので多くの人に使われています。 このフィルムの特徴は、融通が利くということです。多少撮影する条件が悪くても 奇麗に写ってくれるためとても扱いやすく、様々なところで使われています。 現像に出すと、「プリント」(画像を専用紙に焼き付けたもの)という状態で 戻ってきます。 ・リバーサルフィルム これは「ポジカラーフィルム」とも、「スライド用フィルム」とも言われます。 撮影した画像は、元の色のままフィルムに記録されます。 ネガカラーフィルムより色が鮮やかに写るため、また自分の写したとおりの 写真が得られるため、一歩上の写真を目指す人に良く使われています。 (ネガカラーフィルムは、自分の手元にくるまでにプリントという作業が行われるため、 自分の意図したのと少し違う色合いの写真が得られることがあります。) 現像に出してもフィルムの大きさそのままの「ポジ(スライド)」が戻って くるだけなので、観賞するにはスライド上映機やルーペといった道具が必要に なります。ネガカラーフィルムと同様にプリントすることも出来ますが、 リバーサルフィルムの利点が損なわれる上、値段も高くなってしまします。 ・モノクロフィルム これは画像をモノトーン(白黒)で記録するフィルムです。 (モノクロフィルムにも画像の色を反転した状態で記録する「ネガフィルム」と反転せずに記録する「 ポジフィルム」があるのですが、モノクロのポジフィルムは一般用には1種類しか発売されておらず、 あまり一般的ではないので、ここでは区別せずに取り扱います。) カラーに比べて安価に現像・プリント用具をそろえることが出来るために、業者に 出さずに自分で現像・プリントする人も多く居ます。自分で現像・プリントすると、 写真の表現の幅がぐっと広がり、また自分意図するものを得やすくなります。 一般に扱われるフィルムはこの3つがほとんどです。これ以外にも、赤外線 フィルムやコピーフィルムといった特殊なフィルムもありますが、それらは自分で 学んでください。 さて、次回は自分のお勧めのフィルム(の使い方)を紹介したいと思います。 (つづく)1999 / 08 / 08
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