昆虫類 (1)  1 / 2 / 3
  チョウトンボ (トンボ科)
体長35mm内外。中型のトンボで、体の割りに翅が幅広くひらひらと飛ぶ。翅の一部分が透明なのを除き、全体が黒い藍色をしており、翅は見る角度によって金緑色等に光って見える。水草の豊富な池沼に見られるが、生息地は減っている。小美玉市では7〜8月に池花池で多く見る事が出来る。

 
 
  アカスジカメムシ (カメムシ科)
茨城県 希少種
体長10mm内外。黒と赤の縦じまがあり一目で本種とわかる。各種セリ科植物に寄生し、ニンジンやネギなどの種子にも着く。日本全土に分布するが、茨城県では主に山地に分布している。平地である小美玉市でも確認されている。しかしこれだけ目立つカメムシでありながら見かける機会はほどんとなく、生息個体数は極めて少ない。

 
 
  セアカオサムシ (オサムシ科)
茨城県(危急種)
体長17〜23mm。頭頂、前胸背及び上翅外縁部は赤銅色。平野部の草地などに生息し、成虫は8月より出現し成虫で越冬する。全国に分布し、県内でも全域に記録はあるが個体数は少ない。小美玉市でも記録は少なかったが、小岩戸では苔の下で越冬している個体が多数観察された。

 
 
  ジュウシホシツツハムシ (ハムシ科)
体長3.7〜4.7mm。体は黄褐色で背面に14の黒斑が散らばる。本州、四国、九州、中国に分布し、自然豊かな湿地や草地に生息する。近年、小美玉市で、成虫がミソハギやヌマトラノオを食べている生態が観察された。これが茨城県初記録である

 
 
  メスグロヒョウモン (タテハチョウ科)
開翅長6〜7cm。雄の翅は他のヒョウモンチョウと同様にオレンジ色の地に黒点が散らばるが雌は変わっていて黒色地に白い紋がある。
食草はスミレ類。6〜10月に出現。小美玉市では、雑木林の近辺の栗の花などで吸蜜しているのを見ることが出来る。


 
 
   

 

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