鉱石ラジオ大研究FはちょっとよりみちしましたがFMラジオはまたの機会のゆずりAMラジオのさぐり式検波器を作って見ましょう。
固定式検波器と同様すべて市販の部品(材料)を使って作りますから大研究Cにある昔のものと少し形が違います。
ベースとなるのは25X40X5のアクリル板です。写真が不鮮明ですがこの板には中央に20mm間隔で3mmの穴をあけます。
バナナチップは3mmのネジになったものでネジ屋さんにあります。これは他の検波器と差し替えて使えるようにしたためで当然バナナ受けも必要です。
黄鉄鉱や方鉛鉱の原石を固定するカップは12φX10X1の真鍮パイプを使います。底板(1mm厚)をハンダ付けしますからアルミパイプは使えません。
ハンダ付けが終わりましたら底板の中央と側面の上のほうに3mmのタップを立てます。
探針を取り付ける支柱は約30mmです。両側とも3mmのタップ立てでもかまいません。ローレットのビスが変わるだけです。
卵ラグには探針をハンダ付けします。中央はコイル状にして原石に軽く接触するように長さを調整します。ピアノ線などで作れば最高でしょうが荷札の針金でも大丈夫です。
当たりが強いとうまく検波できませんから細い線で軽くあたる程度でOKです。
ワッシャとスプリングワッシャは卵ラグを取り付ける部分に使います。軽く締めて少し動かせるようにします。
なお原石は磨いたりこすったりすると使えなくなります。
これだけのパーツの組み合わせですから写真と比較しながら手持ちの材料やアイディアを盛り込んで組み立ててみましょう。
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