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いよいよ創り始めましょう |
鉱石ラジオの製作記事を読んで気が付くことは、コイルの巻き数は○○の筒にXX回くらいとかXXpFくらいのバリコンとかはっきりしない記述が多いいことに気が付きましたか? 電波の入り口はアンテナですから本来の話はアンテナから始まります。 そんなわけで増幅回路を持たない鉱石ラジオはできるだけ大きなアンテナが必要です。長い線が空中に張り巡らされているもの、電話線、電灯線などもアンテナに使えます。(感電防止のため100pF程度のコンデンサを間に入れること。電灯線アンテナなどと呼ばれる。)アルミサッシの窓枠、ベランダの手すり等でもよいでしょう。 いいかげんなアンテナに対応するための工夫がL1のタップです。タップを切り替えてアンテナを受信周波数に共振させる工夫ですが不完全です。もしバリコンをお持ちならアンテナと直列にバリコンを入れたり、アンテナとアースの間にバリコンを入れて試して見てください。音叉の共振棒に何かを貼り付けると音程が変わるのと同じです。タップやバリコンをいじるとL2の方のバリコンも回さないと良く聞こえなくなるかも知れません。L1とL2の結合が強いとL1側の定数の変化がL2側に影響するのです。L1とL2の間隔を広げていくとL1の影響がL2に現われなくなります。もっと離すと感度が落ちてきます。この境目の結合度を臨界結合といいます。この間隔は周波数によっても変化します。 |
【 コイルを作って見よう 】
コイルを巻くには芯になるものが必要です。あまり細いものはタップを出すのに不都合ですしコイルとしての性能も悪くなります。筒型のコイルの場合巻き巾と直径が同じくらいが良いとされています。
クリスタルイヤホンをお持ちならここまでの説明で何とか作ることができるでしょう。 【ja1cvf 0102】 |
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*筒型コイルの場合L1、L2を巻くのは難しいのでL2だけにします。タップは10回ごとに出してアンテナを接続します。全巻き数は50φで60回くらい。エレ工房さくらいさんのホームページ資料室にはコイルや鉱石ラジオの参考記事が有ります。同じように作るのは難しいと思いますが自由な発想とアイディアで創る楽しさを味わってください。 |
◆鉱石検波器を作ってみませんか◆ 黄鉄鉱(pyrite)の原石差し上げます。
探り式が作れる5mm角程度のものと固定式(foxtonのような形)を作れる1~2mm砂粒程度のもの両方を5名様に、固定式(foxtonのような形)を作れる1~2mm程度のもの10名様に、 この黄鉄鉱を使った検波器作り方は後ほど説明します。簡単に作れる方法を検討中です。この黄鉄鉱を使った検波器は品質の保証はできません。遊びの範囲と理解してください。[作り方の説明をしないのは不親切とお叱りを受けました。。反省してます。] |
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