僕が27歳の時、絶望の中にいる人と出逢いました。
僕から見たらすごく魅力的な人でしたが
その人は自分自身をそう思えなかったみたいで...
小さい頃から辛いことが続いたみたいですごくキズついていて...
その人のことを助けてあげたい!
救ってあげられたらいいな...って思いました。
いろんなことを伝えました。
自分が辛かった時にどうしたか...とか
こういう風に考えたらもっとラクになるんじゃない!...とか
リラックスの仕方を紙に書いて渡したり...
それでも辛そうでしたね。
いつも体がだるいみたいで...
彼女はいろんなものを背負っていたから
知り合ってから1年くらい経ったときですね。
『ああ、結局、自分はその人に何もしてあげられないんだな』って
思いました...
だから自分自身のこともイヤになって
何の役にも立たない奴だなあ...って自分を責めて。
『もう、何にもしてあげられることはないなあ』...って思ったら
力が抜けてしまって(><)
けどね、
1つだけ見つけたんですよ。
最後に僕がその人にしてあげられること
それはいつも笑っていること
その人の前でいつも笑いつづけていくこと
あれこれ言うよりもそのほうが気持ちが伝わるかな...って思いました。
それをみてその人が少しでも楽しい気持ちになれたり
ホッとした気持ちになってくれればいいな...って
顔で笑って心で泣いて...
古いですよね(笑)考え方が、
けどそうすることで自分自身もすごく強くなれたような気がします。
無理して強がるのはよくないと思いますよ。
けどそういう姿勢が、あってもいいかなって思いました。
それでもその人は優しい人だったから
僕が落ち込んでいる時は気付いてくれていたし...
たくさんの言葉よりも伝わるものってあるとおもいます。
それからの方がお互いのことをたくさん話すようになりました。
たぶん、話しやすい雰囲気になれたんだと思います。
今はもう、その人とは、全然、会っていないけど
時々、『どうしているかな?』...って思います。
決しておしゃべりな人ではなかったけどその人からは
たくさんのことをおしえてもらったと思うから...
逢えてよかったな...と思っています。