♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ

▼ 2006.10/09 -

すっかり秋も深まり、朝晩はめっきり冷え込みもする今日この頃。
私はだいたい、こういった季節の変わり目によく風邪を引くのですが、例年に漏れず今回も風邪を引いてしまいました(≧∇≦)アカンやん。

それはそうと、既に一週間ほど前ですが、10/2(現地時間)ですか、アメリカはペンシルベニア州のアーミッシュ(※注1)居住地域の学校で、32歳の男が銃を乱射して6歳から13歳の女子児童を6人殺害するという衝撃的な事件が起きましたよね。

これ、事件自体も「銃社会」アメリカの暗黒面を晒す典型的な事件でしょうし、勿論衝撃的なのですが、私は事件から数日後に伝えられた
殺害された13歳の女子生徒が、年下の子供達を逃がそうと『私を先に撃って下さい』と犯人の男に申し出ていた事が、7日、生存者の証言で分かった」
というニュースに、感動を禁じ得ません。

13歳と言えば日本なら中学1〜2年生。これだけ毅然とした態度を取れる人間が、たとえ成人でも果たしてどれだけ居るやら、と考えると、切なくなりますね。

犯人の男は自殺してしまったせいか、その後あまり報道されていないようなので、職業がトラック運転手という事と、彼自身はアーミッシュでない、という事以外は伝えられていないのですが、何ですかね、よくある「ヤク中」。「麻薬中毒者」の類だったんでしょうかね?或いはヤク中の類でないなら、被害妄想症候群とか精神分裂症(※今の言葉で言うなら統合失調症)とかの病気だったんでしょうか?

何にせよたまりませんね。
イカれた奴でもたやすく銃を入手できてしまう所に、銃社会アメリカの病巣がありますよね。
日本にだって通り魔の類は時々あるけど、銃をぶっ放す通り魔はさすがに滅多に居ませんからね。刃物(※日本刀のような長刀でない限り)を振り回す奴なら、多少の護身術や武道の心得があれば、簡単に取り押さえられます。
でも銃だとそうはイカンわな。素手であるこちらの間合いになる前に、撃たれて終わりだもんね。\(^o^)/

でもまぁだからと言って日本国民である私が「アメリカは銃規制しろ!」と声高に叫ぶ気もあまり無いですけどね。
他国の事に内政干渉するのもねぇ、というのもありますけど、アメリカはその建国の独特さからしても、「民兵を組織する権利」が憲法で保障されていますしね。それが「銃規制反対派」の論拠ともなっていますし。
銃の扱いをどうするかは、アメリカ国民が決めれば良い事ですが、ただ、こういう銃乱射事件がアメリカで起きる度に、他国民ながらやりきれない思いを抱くのもまた事実

賢明な解決策を模索してほしいね。

(※注1)すごく適当な解説をしますσ(^◇^;)と、キリスト教の、ある意味原理主義的一派ですね。現代風文明生活を「神の御心にそぐわぬもの」として受け入れず、自動車もテレビ、ラジオも使わない、非常に質素な生活スタイルを貫く一派。何で生計を立てているのか?というと、手織り物を売って得るお金が最大の収入源とか。
▼ 2006.10/29 -

既に3日ほど前、10月26日の事になりますが、韓国・ソウルにて『韓国の猛虎』と呼ばれた大木金太郎(本名・金一(キムイル))さんが亡くなりました。1933年生まれ説もありましたが、どうやら1929年生まれだったようで、享年77歳との事です。往年の名レスラーがまた一人、鬼籍に入ってしまいました。
何はともあれ、まずはご冥福をお祈り致しますm(_ _)m

かつて、極真空手の山崎照朝氏だか添野義三氏だか忘れましたが、「俺は死んだら、三途の川で鬼を相手に空手する」なんていう名台詞を吐きました【2006.10/31訂正追加:読者のかたからメールを頂きまして、あの台詞は劇画『空手バカ一代』に出てくる芦原英幸氏の歌うダンチョネ節でしょう、と。全くその通りですね、私の記憶がいい加減でした】が、大木金太郎さんの場合はさしずめ「鬼を相手に頭突きする」んでしょうね。

私、大木金太郎選手については、このWEBでは、猪木名勝負選の第6位として、また馬場名勝負選の第2位として、書かせてもらいました。
それ位、私にとっても思い入れの大きいレスラーでした。
2004年春でしたっけ、大相撲のソウル公演では、解説者としてNHKに出演されていました。あの時はそれなりに元気な姿とお見受けしましたが、結果的にはあれが公の放送で大木さんを見た最後になりました、私にとっては。

現役時代は「勝つも負けるも頭突きひと筋!」と公言していた通り、フィニッシュホールドにはあくまで頭突きに拘っていた、愚直で気っぷの良い試合運びをする人でした。だからこそ、猪木や馬場という、スタイルの違う相手と戦っても名勝負になり得た訳で、「守り」の試合をするレスラーだったら、いかな猪木や馬場といえども、あれほどの緊迫感のある好試合をつくる事はできなかったでしょう。

「セメント(ガチンコ)なら、馬場や猪木といえども勝てるかどうか」と言われたほどの、知る人ぞ知るシュート・レスラー。けれども、日本人の大スターである馬場や猪木がいる限り、朝鮮半島出身の自分が日本プロレスでエースになれる事は無い、と悟っていたというか、そんな感じを受ける事が時々ありましたね。

だからこそかどうか、猪木が去り馬場が去って、崩壊寸前に追い込まれた日本プロレスで事実上のエースとなった時(※期間的には昭和48(1973)年の半年そこそこと非常に短かった)の、奮闘ぶりは悲壮感の漂うものでした。
ボボ・ブラジルとの頭突き世界一決定戦。一度負けたものの、リマッチで勝ち、至宝・インターナショナル選手権ベルトを奪取。
フリッツ・フォン・エリックとのインターナショナル選手権防衛戦での大流血。一体何リットルの血が流れたのか、と思う位凄い流血でしたが、インターのタイトルを死守しました。
日本プロレス興業崩壊直前の頃ですが、何れも忘れられない試合です。

ところで実は、リアルなストリート・ファイトで使える技というのは、限られています。
その中で、肘打ち、膝蹴り、頭突きの3つは、「本物の喧嘩」で使える三大必殺技です。
理由は、破壊力が抜群である事に加え、これらの部位は普段さほど鍛えていない人でも、非常な威力を出せる事が、「イザという時に使える」技たるゆえん。あと、絞め技や関節技や投げ技といった組み技系の技は、喧嘩相手が一人なら使えるけれど、複数の時は事実上使えない(※注1)。けれど、打撃技は一人に対して一瞬で決まる(※かつ寝技系と違って、スタンディング状態のまま)ので、相手が複数でも次々倒す事が可能、というのも大きな理由。

さればこそ、逆に、肘打ち、膝蹴り、頭突きは、今のいわゆる総合格闘技系の競技でも、たいてい、禁止技に指定されている訳です。選手にけが人が続出したら、プロとして興業が成り立たないから。
現代は(総合格闘技や打撃系格闘技に押され)プロレス受難の時代と言われますが、例えば全盛期の馬場、猪木、大木が、今の総合系の選手より、セメントでやれば弱かっただろう、などとは私は実はつゆほども思っていません。

PRIDEとかDynamite!!などが、真剣勝負で通用してるのは、年にせいぜい4〜5試合しか行わない興行形式で確立しているから。年にたかだか数試合となって、それに向けて調整を集中すれば良いのであれば、どのレスラーだって非常に良いコンディションで出場できるし、ゆえに総合系に出てもそれなりに結果を残せるのは確実。
プロレスラーは確かに、相手の技を「受ける」癖が身に付いてしまっているから、総合系に出るならその癖を取り除く訓練をまずはせねばなりませんが、逆にそれをしさえすれば、あとは図抜けてタフで身体能力の高いプロレスラーは、どのジャンルでも格闘技でありさえすれば、必ず通用する訳です。

話がいささか逸れてしまいましたが。

『韓国の猛虎』『一本足頭突き』で一世を風靡した大木金太郎さんのご冥福を、お祈りします。

(※注1)考えてみれば簡単な事で。例えば喧嘩相手が4人の時に、一人を捕まえて寝転がって腕ひしぎ逆十字を極めれば、その一人はあっと言う間に戦闘不能にできるにせよ、その間に残りの3人にボコボコに蹴られますわなσ(^◇^;)。これじゃぁ、複数相手の時に寝技は使えない。
▼ 2006.12/31 -

前回更新から、また2ヶ月空いてしまいました。
大晦日になって、急遽アリバイ作りのような更新をしますけれど。σ(^◇^;)

歳を取るごとに、年々一年の過ぎるのが早く感じてくる訳ですが、今年はまたとみに例年以上に一年の経つのが早かった気がします。
一番大きな理由は、1月と7月の、二度、会社を変わった(※生活リズムや環境も年に二度も変わった)ってのがあるんですが。1月から入った会社をまさか半年で退職する事になるとは当初全く思っていなかったですし。(※別にどうでも良いのですが、クビになった訳でなくσ(^◇^;)、こっちから辞職したんですけどね)

まぁでも、7月からの会社ではガラリ変わってそれなりに良いペースで仕事させてもらっています。
そう言う意味では今年は仕事面で言えば前半は地獄後半は天国とは言わないまでも良い環境を与えられて恵まれましたね。
プライベートでも、やはり気持ちのゆとりのできた後半のほうが、遙かに充実してましたね。前半は、仕事が余りに激務だった(※土日出勤なんて普通にあった)ため、プライベートな事などやってる時間が全く無かったですからね、思い出せば。

今、ここで書く趣旨ではないですが、最近よく言われる『ホワイトカラーエグゼンプション』(white-collar exemption)ですか。これって、現代版『奴隷制度』だと思う(※注1)のは私だけ?(←だいたひかる風に)
私が今年の前半勤めた会社では、まさにそんな立場に置かれていたんですが。結局の所、残業手当無しで激務に従事させられただけの話でしたね。

月の実働時間300時間越えが普通にありましたが、(何故か入社時の約束と違って課長職という立場に置かれたので)残業手当一切無いから、時間給に換算すると...涙が出るほど低い時給でしたね(*_*)ゝ。
しかも顧客には毎日のように怒られたりイヤミを言われたり、の連続だったですし。
つまりまとめてみれば△結果責任は負わされる、△激務・激忙、△時間あたりにすれば給与めちゃ安。って事になる訳で。これで続けられる方が不思議ですわな。

ともかく、こりゃいかん、騙された、このままじゃあと一ヶ月か二ヶ月で身体か心の少なくともどっちかが壊れるぞ、と思って、(思ってからは私は行動早いので)転職先を探して幸い見つかったので、退職したのですが。

ま、結果的には会社変えて大正解でしたが。
一転して良い職場に就けたってのもそうだけど、やっぱり自分で自分の身を守れた、ってのはね。当り前の事が当り前のようにできた、ってのが良かった、って思ってます。それができずに迷っているうちに結果として過労死したり自殺したりが絶えない業界ですからね。

...何だか、暗いほうに話が逸れてきましたが。☆⌒(>。≪)
ともあれ、終わり良ければ全て良し。( ̄▽ ̄)V
今年は、自分にとっては良い年でした。

来年も良い年でありますように。皆さんにとっても私にとっても。

(※注1) ホワイトカラーなんていう、響きの良い言葉を使っちゃいるものの、内実は『労働奴隷制度』そのものですな。経験者として断言しておくけど。
ホワイトカラーと言ったって、日本経団連あたりが提唱する「一定水準以上の年収」って、税込み年収400万円を分水嶺としている訳ですよね。つまり、年収400万円以上の勤め人には残業手当を払いたくない、っていう経営側の思惑なんだけど、ちょっと待てよ!と言いたいね。年収400万円なんて、普通に考えて、高収入のうちに入るとはとても思えんのですがσ(^◇^;)。独り身ならその収入で成り立つにしても、妻子持ち・一家の大黒柱だったら、年収400万円はまことに心許ない収入だと思うんですがねぇ。
私はホワイトカラーエグゼンプションの考え方自体に反対はしませんが、ただ、導入するなら、分水嶺はどう考えたって年収1000万円あたりでしょ。(本当はもっと上であるべきだと思う)年収1000万円にも満たない人間が、残業手当支払いの対象外の「高収入」なんて、経済実勢から言ってオカシイでしょ。
結局、日本経団連あたりからこんな外道な提唱がなされ、かつ厚生労働省の審議会あたりも「導入適当」と答申したりしているその背景には、いわゆるバブル崩壊後のデフレスパイラルで、一般労働者の平均賃金が下がり続け低収入が当り前のようになってしまった事実がありますよね。こんな、「パンピーは低収入で当り前」を前提とした制度には、到底賛同できませんね、私は。

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