フレディ・ハバード

BACKLASH/FREDDIE HUBBARD

FREDDIE HUBBARD, trumpet
JAMES SPAULDING, alto sax
ALBERT DAILEY, piano
BOB CUNNINGHAM, bass
OTIS RAY APPLETON, drums
RAY BARRETTO, percussion

1 BACK LASH, 2 THE RETURN OF THE PRODIGAL SON, 3 LITTLE SUNFLOWER, 4 ON THE QUE-TEE, 5 UP JUMPED SPRING, 6 ECHOES OF BLUE

1966.10.19,24録音/ステレオ

 フレディ・ハバードは偉ぶってて好きでない、などという人がいるように、これ見よがしのプレイを行うことが多いのですが、技巧派トランペッターであることは間違いありません。このアルバムは私の学生時代の愛聴版。2曲目は「道楽息子のご帰還」などという邦題が付いたとても楽しい曲で、ハバードのソロもとてもキャッチー。難点は他のメンバーがやや弱いこと。ジャケットはCD版のもので、LPのものとは異なっています。


ヶニー・クラーク

BOHAMIA AFTER DARK/KENNY CLARKE

KENNY CLARKE, drums
JULIAN CANNONBALL ADDERLY, alto sax
HORACE SILVER, piano
PAUL CHAMBERS, bass
DONALD BYRD, trumpet
JEROME RICHARDSON, flute
NAT ADDERLEY, cornet
HANK JONES, piano

1 BOHAMIA AFTER DARK, 2 CHASM, 3 WILLOW WEEP FOR ME, 4 HEAR ME TALKIN' TO YA, 5 WITH APOLOGIES TO OSCAR, 6 WE'LL BE TOGETHER AGAIN, 7 LATE ENTRY

1955.7.14,26録音/モノラル

 初代MJQのドラマー、ヶニー・クラークのリーダー・アルバム。ややサウンドが重い感じがありますが、名曲ボヘミア・アフター・ダークを先頭に置いた、とても魅力的なアルバムです。名手たちの若々しい、そして粗削りなプレイが楽しめます。事実上のリーダは、キヤノンボールということですが・・・。


リー・モーガン

LEE MORGAN

LEE MORGAN, trumpet
GIGI GRYCE, alto sax
BENNY GOLSON, tenor sax
WYNTON KELLY, piano
PAUL CHAMBERS, bass
CHARLIE PERSIP, drums

1 HASAAN'S DREAM, 2 DOMINGO, 3 I REMEMBER CLIFFORD, 4 MESABI CHANT, 5 TIP TOEING

1957.3.24録音/モノラル

 天才トランペッター、リー・モーガンのブルーノートでの3枚目のリーダー・アルバム。ベニー・ゴルソン作曲の名曲、「アイ・リンメンバー・クリフォード」は最も多く演奏されているジャズ・バラード曲のうちの一つでしょうが、ここでの演奏が個人的には大好きです。モーガンのよくコントロールされたテーマ、天才のキラメキをみせるソロなど、非の打ちようがない模範的な演奏といえるのではないでしょうか。モノラル録音なのがとても残念。


ハワード・ラムゼイ

LIGHTHOUSE AT LAGUNA/HOWARD RUMSEY

HOWARD RUMSEY, bass
BUD SHANK, alto sax & flute
BOB COOPER, tenor sax
FRANK ROSOLINO, trombone
CLAUDE WILLIAMSON, piano
STAN LEVEY, drums
BARNEY KESSELL, guitar
HAMPTON HAWS, piano

1 WITCH DOCTOR NO.2, 2 'ROUND ABOUT MIDNIGHT, 3 MOOD FOR LIGHTHOUSE, 4 WALKIN', 5 BLIND MAN'S BLUFF, 6 LADY JEAN, 7 THE CHAMP, 8 CASA DE LUZ

1955.6.20録音/モノラル

 ウェスト・コースト・ジャズは何となく淡泊な気がして以前から余り聴いていないのですが、このアルバムだけは特別です。親しみやすい選曲だけでなく、各メンバーのソロがとても素晴らしいのです。フランク・ロソリーノなどの管や、ケッセルのギター、ホーズのピアノなどが出色の出来栄え。ライブ盤ですが、さすがコンテンポラリー、録音は上々です。


ライオネル・ハンプトン

JUST JAZZ CONCERT/LIONEL HAMPTON

LIONEL HAMPTON, vibraphone
HIS ALL STARS

1 STAR DUST, 2 THE MAN I LOVE

1947.8.4録音/モノラル

 このレコードはご覧のように、30センチLPでありながら、45回転なのです。したがって、曲数も各面1曲の2曲のみ。大スタンダード・ナンバーのスターダストの決定的名演といっていいのではないでしょうか。もちろんモダンな感じはありませんが、ウィリー・スミス(as)、チャーリー・シェイバース(tp)など往時のメンバーの名人芸が聴けます。特にソロを歌いながらアルコで同時に演奏するスラム・スチュアートのベースが凄い(好き嫌いが分かれるところかも)。


渡辺貞夫

MORNING ISLAND/SADAO WATANABE

SADAO WATANABE, sax & flute
DAVE GRUSIN, key
JEFF MIRONOV, guitar
FRANCISICO CENTENO, bass
STEVE GADD, drums
RUBENS BASSINI , per
ERIC GALE, guitar

1 MORNING ILAND, 2 DOWN EAST, 3 SERENADE, 4 WE ARE THE ONE, 5 HOME MEETING, 6 PETIT VALSE POUR SADAO, 7 SAMBA DO MARCOS, 8 INNER EMBRACE

1979.3録音/ステレオ

 我らがナベサダは、パーカーばりのフォー・ビートも勿論いいのですが、後年のフュージョンがやはり素晴らしい。これはバックにデーブ・グルーシン以下、超一流のニューヨークのスタジオ・ミュージシャンを従えてのアルバムです。今となってはややリズム(エレクトリック・ベースなど)に古くささが残るものの、名手エリック・ゲイルの参加もあってグルービィな演奏が続きます。ただここでのナベサダのフルートは必ずしも良く鳴っていないし、ソプラニーノはやや音程が悪い気がしますが・・・。


スタンレー・タレンタイン

DON'T MESS WITH MISTER T./STANLEY TURRENTINE

STANLEY TURRENTINE, tenor sax
BOB JAMES, key
RICHARD TEE, key
IDRIS MUHAMMD, drums
RON CARTER, bass
ERIC GALE, guitar
RANDY BRECKER, trumpet
etc.

1 DON'T MESS WITH MISTER T., 2 TWO FOR T, 3 TOO BLUE, 4 I COULD NEVER REPAY YOUR LOVE

ステレオ

 CTIレコード時代のスタンレー・タレンタインは、魅力的なアルバムを幾つも出しています。これはその中で3曲目のツー・ブルーが入っているだけで私の愛聴盤になりました。ボブ・ジェームスのアレンジを得て、オーケストラをバックにしたフュージョン系の好アルバムに仕上がっています。ここでもミスター・フュージョン・ギターのエリック・ゲイルのソロが泣かせてくれます。


ランディ・ブレッカー

SCORE/RANDY BRECKER

RANDY BRECKER, trumpet
MICHAEL BRECKER, sax
JERRY DODGION, flute
LARRY CORYELL, guitar
HAL GALPER, piano
EDDIE GOMEZ, bass
MICKEY ROKER, drums

1 BANGALORE, 2 NAME GAME, 3 MORNING SONG, 4 PIPE DREAM, 5 THE MARBLE SEA, 6 THE WEASEL GOES TO LUNCH, 7 THE VAMP, 8 SCORE

1969.1.24録音/ステレオ

 ブレッカー・ブラザーズの初期のアルバム。8曲目の表題曲のスコアは学生バンド時代のレパートリーでもあったことから、今でもとても懐かしく聴くことができます。スコアはスピード感溢れたジャズ・ロック曲で、当時こんなにカッコイイ曲がまたとあろうかなどと思うほどでした。ジャケットはCDのもので、LPとは異なっています。この写真の頃は、ランディの髪はまだふさふさ。(^_^;)


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