ジョン・コルトレーン
BALLADS/JOHN COLTRANE
- JOHN COLTRANE, sax
- McCOY TYNER, p
- JIMMY GARRISON, b
- ELVIN JONES, ds
1 SAY IT, 2 YOU DON'T KNOW WHAT LOVE
IS, 3 TOO YOUNG TO GO STEADY, 4 ALL OR NOTHING AT ALL, 5 I WISH
I KNEW, 6 WHAT'S NEW, 7 IT'S EASY TO REMEMBER, 8 NANCY
1961.12.21,1962.9.18,1962.11.13録音/ステレオ
コルトレーンには動と静があって、これは静の代表でしょう。私はどちらかというとコルトレーンの動の方は苦手なので、このようなアルバムを聴くとホッとします。良くサウンドがコントロールされた素晴らしいアルバムだと思います。
ジョン・コルトレーン
MY FAVOURITE THINGS/JOHN COLTRANE
- JOHN COLTRANE, sax
- McCOY TYNER, p
- STEVE DAVIS, b
- ELVIN JONES, ds
1 MY FAVOURITE THINGS, 2 EVERYTIME WE
SAY GOODBYE, 3 SUMMERTIME, 4 BUT NOT FOR ME
1960.10.21,24,26録音/ステレオ
当時としては珍しいソプラノ・サックスで奏でるマイ・フェバリット・シングスは、誰もがミュージカルの曲だとは思わず、インドかアラビア音楽だと思った、というもの。コルトレーンの代表曲で、このあと数多くのライブ録音が残されましたが、やはりこのオリジナルが一番でしょう。録音がやや悪いのが残念。
アート・ブレーキー
ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS
- LEE MORGAN, tp
- BENNY GOLSON, ts
- BOBBY TIMMONS, p
- JIMMY MERITT, b
- ART BLAKEY, ds
1 MOANIN', 2 ARE YOU REAL, 3 ALONG CAME
BETTY, 4 THE DRUM THUNDER SUITE, 5 BLUES MARCH, 6 COME RAIN OR
COME SHINE
1958.10.30録音/ステレオ
名ドラマー、アート・ブレーキーの代表的アルバムに留まらない、ジャズの大名盤。そば屋の出前の人でも、モーニンを口ずさんだ、というもの(差別発言ではありませんよね)。御大のドラムは今聴いても流石です。ベニー・ゴルソンの垂れ流し的ソロは好き嫌いの別れるところ。
マル・ウォルドロン
LEFT ALONE/MAL WALDRON
- MAL WALDRON, p
- JULIAN EUELL, b
- AL DREARES, d
- JACKIE McLEAN, as
1 LEFT ALONE, 2 CAT WALK, 3 YOU DON'T
KNOW WHAT LOVE IS, 4 MINOR PULSATION, 5 AIREGIN, 6 (THE WAY HE
REMEMBERS BILLY HOLIDAY)
1960年録音/ステレオ
ビリー・ホリデイ(私はこの人の歌はイマイチよくわかりませんが)に捧げたマル・ウォルドロンの決定的名盤。1曲目のレフト・アローンだけジャッキー・マクリーンがゲスト参加していて、これは泣かされます。その他の曲もけっこうグルービーな傑曲ぞろいです。
レイ・ブライアント
RAY BRYANT TRIO
- RAY BRYANT, p
- IKE ISAACS, b
- SPECS WRIGHT, d
1 DJANGO, 2 THE THRILL IS GONE, 3 SONAR,
4 GOLDEN EARRINGS, 5 ANGEL EYES, 6 DAAHOUD, 7 CHANGES, 8 SPLITTIN'
1957.4.5録音/モノラル
4曲目のゴールデン・イアリングの1曲のためだけで、このアルバムを買う価値があると思います。なんとも日本人好みのするマイナーなテーマに続くソロが、また抜群の出来です。ややベースの音のレベルが高すぎるのが気になりますが・・・。名盤中の名盤。
ケニー・ドリュー
DARK BEAUTY/KENNY DREW
- KENNY DREW, p
- NIELS-HENNING PEDERSEN, b
- ALBERT "TOOTIE" HEATH, ds
1 RUN AWAY, 2 DARK BEAUTY, 3 SUMMER
NIGHT, 4 ALL BLUES, 5 IT COULD HAPPEN TO YOU, 6 LOVE LETTERS,
7 SILK BOSSA, 8 BLUES INN
1974.5.21,22録音/ステレオ
中堅で渋めのピアニスト、ケニー・ドリューがヨーロッパに渡って録音した中の1枚。これは名盤です。ニールス・ペデルセンのベースが驚異的。ぞくぞくするほどスイングします。パタパタいうアルバート・ヒースのドラムは好き嫌いがあるかも。
デューク・ジョーダン
FLIGHT TO DENMARK/DUKE JORDAN
- DUKE JORDAN, p
- MADS VINDING, b
- ED THIGPEN, ds
1 NO PROBLEM, 2 HERE'S THAT RAINY DAY,
3 EVERYTHING HAPPENS TO ME, 4 GLAD I MET PAT, 5 HOW DEEP IS THE
OCEAN, 6 GREEN DOLPHIN STREET, 7 IF I DID-WOULD YOU?, 8 FLIGHT
TO DENMARK
1973.11.25,12.2録音/ステレオ
バップ・ピアニストでありながら何故か日本人の心を掴んでやまないピアニスト、デューク・ジョーダンの名盤。1曲目は自作の「危険な関係のブルース」で、新解釈による演奏です。心が落ち着く演奏です。
ヘレン・メリル
HELEN MERRILL
- HELEN MERRILL, vo
- CLIFFORD BROWN, tp
- etc.
1 DON'T EXPLAIN, 2 YOU'D BE SO NICE
TO COME HOME TO, 3 WHAT'S NEW, 4 FALLING IN LOVE WITH LOVE, 5
YESTERDAYS, 6 BORN TO BE BLUE, 7 'S WONDERFUL
1954.12.22,24録音/モノラル
「ニューヨークのため息」、あるいは「ニューヨークの青江三奈」(^o^)こと、ヘレン・メリルの代表的名盤。2曲目の「帰ってくれて嬉しいわ」を私が一番最初に聴いたときは、本当に青江三奈ではないかと思いました。トランペットのクリフォード・ブラウンの伴奏と良く歌うソロが大いに貢献しています。
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