グローバー・ワシントン・Jr
WINELIGHT/GROVER WASHINGTON,Jr
- GROVER WASHINGTON,Jr, sax
- BILL WITHERS, vocal
- RALPH MACDONALD, percussion
- STEVE GADD, drums
- MARCUS MILLER, bass
- ERIC GALE, guitar
- PAUL GRIFFIN, fender rhodes
1 WINELIGHT, 2 LET IT FLOW, 3 IN THE
NAME OF LOVE, 4 TAKE ME THERE, 5 JUST THE TWO OF US, 6 MAKE ME
A MEMORY
1980.6,7録音/ステレオ
フュージョンの名盤です。アルバム・ジャケットどおりのムードに浸れること請け合いです。何と言ってもアルバム・タイトルにもなっている1曲目のWINELIGHT、2曲目のLET
IT FLOW、他にもカバーされているボーカル曲のJUST THE TWO OF USが聴き所です。絶対、お薦め。
チェット・ベイカー
SHE WAS TOO GOOD TO ME/CHET
BAKER
- CHET BAKER, tp,vo
- PAUL DESMOND, as
- HUBERT LAWS, fl
- BOB JAMES, key
- RON CARTER, b
- STEVE GADD, d
- JACK DEJOHNETTE, d
1 AUTUMN LEAVES, 2 SHE WAS TOO GOOD
TO ME, 3 FUNK IN DEEP FREEZE, 4 TANGERINE, 5 WITH A SONG IN MY
HEART, 6 WHAT'LL I DO, 7 IT'S YOU OR NO ONE
1974.7.10,11録音/ステレオ
チェット・ベイカーの中性的な味のあるボーカルも聴ける、フュージョン系の名盤です。ミディアム・テンポとスロー・テンポな曲が中心で、まさに大人のムード。どの曲も素晴らしいのですが、1曲目の枯葉と2曲目のSHE
WAS TOO GOOD TO MEがアレンジも良く、聴き物です。
ジェリー・マリガン
NIGHT LIGHTS/GERRY MULLIGAN
- GERRY MULLIGAN, bs,p
- ART FARMER, tp
- BOB BROOKMEYER, tb
- JIM HALL, g
- BILL CROW, b
- DAVE BAILY,d
1 NIGHT LIGHTS, 2 MORNING OF THE CARNIVAL,
3 IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING, 4 PRELUDE IN E MINOR,
5 FESTIVAL MINOR, 6 TELL ME WHEN, 7 NIGHT LIGHTS(1965)
1963.9,1965録音/ステレオ
バリトン・サックスは音色がゴリゴリで嫌い、と言う方はこのアルバムを是非聴いてみて下さい。イージー・リスニングというには余りにももったいない程の名演集です。とにかく素晴らしいサウンドの世界に浸れます。私個人としてはBOB
BROOKMEYERの珍しいバルブ・トロンボーンのソロが好きです。4曲目のショパンのプレリュード・イン・Eマイナーが何と言っても最高。
フォープレイ
FOURPLAY
- BOB JAMES, key
- LEE RITENOUR, g
- NATHAN EAST, b
- HARVER MASON, d
1 BALI RUN, 2 101 EASTBOUND, 3 FOURPLAY,
4 MOONJOGGER, 5 MAX-O-MAN, 6 AFTER THE DANCE, 7 QUADRILLE, 8
MIDNIGHT STROLL, 9 OCTOBER MORNING, 10 WISH YOU WERE HERE, 11
RAIN FOREST
ステレオ
4人の名手によるフュージョンの大名盤。以前から私はBOB JAMESのセンスが大好きで、彼のアルバムは好んでよく聴いています。2曲目の101 EASTBOUNDを是非聴いてみて下さい。ネーザン・イーストのベースが本当によくキマッテいます。このフォープレイのアルバムはどれも素晴らしい出来なのですが、私個人としては、4枚目からギターがリー・リトナーからラリー・カールトンに変わってしまったのが、チト残念。
グラント・グリーン
IDLE MOMENTS/GRANT GREEN
- GRANT GREEN, g
- JOE HENDERSON, ts
- BOBBY HUTCHERSON, vib
- DUKE PEASON, p
- BOB CRANSHAW, b
- AL HAREWOOD, d
1 IDLE MOMENTS, 2 JEAN DE FLEUR, 3 JEAN
DE FLEUR(alternate version), 4 DJANGO, 5 DJANGO(alternate version),
6 NOMAD
1963.11.4,11録音/ステレオ
これも往時のジャズ喫茶での大ヒット盤。まるで日本の歌謡曲のようなテーマを持ったタイトル曲が魅力的です。名曲ジャンゴもなかなかの演奏。ボビー・ハッチャーソン、デューク・ピアソンのソロが素晴らしい。絶対お薦めです。
バド・パウエル
THE SCENE CHANGES/THE AMAZING
BUD POWELL
- BUD POWELL, piano
- PAUL CHAMBERS, bass
- ART TAYLOR, drums
1 CLEOPATORA'S DREAM, 2 DUID DEED, 3
DOWN WITH IT, 4 DANCELAND, 5 BORDERICK, 6 CROSSIN' THE CHANNEL,
7 COMIN' UP, 8 GETTIN' THERE, 9 THE SCENE CHANGES
1958.12.29録音/ステレオ
バド・パウエルは難解で嫌い、と言う人は一度このアルバムを聴いて下さい。1曲目の「クレオパトラの夢」の、アップテンポながらも哀愁のこもったテーマとアドリブを聴いたら、おっ!、と思うことでしょう。彼の他のアルバムでは考えられないほど聴きやすい曲のオンパレードです。5曲目のBORDERICKは素敵な小曲です。脇から顔を出しているのは彼の息子。
ケニー・ドーハム
QUIET KENNY/KENNY DORHAM
- KENNY DORHAM, tp
- TOMMY FLANAGAN, p
- PAUL CHAMBERS, b
- ARTHUR TAYLOR, d
1 LOTUS BLOSSOM, 2 MY IDEAL, 3 BLUE
FRIDAY, 4 ALONE TOGETHER, 5 BLUE SPRING SHUFFLE, 6 I HAD THE
CRAZIEST DREAM, 7 OLD FOLKS, 8 MACK THE KNIFE
1959.11.13録音/ステレオ
控えめな、まさに物静かなケニー・ドーハムのいぶし銀のようなトランペットが聴ける素晴らしいアルバムです。いずれもミディアムからスローなテンポの曲ばかりで、大人のムード。心が安らぎます。1曲目の「蓮の花」、3曲目の典型的なマイナー・ブルースのBLUE
FRIDAY、殆どアドリブの無い4曲目のALONE TOGETHERがお薦め。
エリック・ドルフィー
OUTWARD BOUND/ERIC DOLPHY
- ERIC DOLPHY, as, bcl, fl
- FREDDIE HUBBARD, tp
- JACKIE BYARD, p
- GEORGE TUCKER, b
- ROY HAYNES, d
1 G.W., 2 GREEN DOLPHIN STREET, 3 LES,
4 245, 5 GLAD TO BE UNHAPPY, 6 MISS TONI
1960.4.1録音/ステレオ
アブストラクトなジャズは嫌い、と言う方も、ぎりぎりこのアルバムは楽しめると思います。鬼才エリック・ドルフィーの初リーダーアルバムで、かつ大傑作盤。2曲目のグリーン・ドルフィン・ストリートでは、ジャズで初めて演奏されたバス・クラリネットのソロが聴けます。4曲目の245が得も言われぬムードを持っていて、フレディ・ハバードも大好演。全曲に渡ってベースのジョージ・タッカーが素晴らしい(ややペンペンいうけどね)。
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