レット・イット・ビー/Let
It Be
- Apple/PCS7096/ステレオ(1970年)
-
- これも輸入盤ですが、分厚いカラー写真集の付録のために国内盤ではなく、こちらを購入したのでした。同時公開された映画も、何回も見に行ったものでした。
- 映画ではApple社(Macとの関係はありません!)の屋上で「Get
Back」を演奏して近隣のビルの会社員や通行人が度肝を抜かれるシーンと、何と言ってもグランド・ピアノを前にポールが歌い上げる「Let
It Be」の場面が印象的でした。
- ジョンもヨーコとダンスをしていましたね。
A面
- 1 Two of Us (3:35)
- 2 Dig A Pony (3:53)
- 3 Across The Universe (3:46)Album
Version
- 4 I Me Mine (2:25)
- 5 Dig It (0:49)
- 7 Let It Be (4:02)Album Version
- 8 Maggie Mae (0:38)
B面
- 1 I've Got A Feeling (3:36)
- 2 One After 909 (2:52)
- 3 The Long and Winding Road
(3:37)
- 4 For You Blue (2:30)
- 5 Get Back (3:07)Album Version
私のベスト・3
Across The Universe
- これもジョンらしいサウンド作りがなされています。のほほん度80%位でしょう。
Let It Be
- 言うまでもない名曲中の名曲。また、ここでのポールの歌のうまさは、天下一品。
- いくつかのバージョン(ギターの間奏で区別がつきます)がありますが、やはり私はこのバージョンが好きです。
The Long and Winding Road
- これもポールのバラード曲で、美しいメロディー・ラインが故に多くのカバー・バージョンが出ています。
- 本当にポールは歌がうまくなりました。(以前はそんなにヘタだったか?・・・ハイ!)
パスト・マスター1/Past
Masters Volume One
- Parlophone/CDP7900432/ステレオ/モノラル(1988年)
-
- これ以後はCDになります。これは次のVolume Twoと同様に、別テイクか、またはシングル盤のみの発売でアルバムに収録してなかった曲を集めたものです。従って単なるオムニバスとは根本的に異なります。
- ドイツ語で歌う「I Want To Hold Your Hand」や「She Loves You」もあります。
- *印はモノラルです。
- 1 Love Me Do (2:22) *Single Version
- 2 From Me To You (1:56) [McCartney/Lennon] *
- 3 Thank You Girl (2:02) [McCartney/Lennon] *
- 4 She Loves You (2:20) *
- 5 I'll Get You (2:04) *
- 6 I Want To Hold Your Hand (2:25)
- 7 This Boy (2:15)
- 8 Komm, Gib Mir Deine Hand (2:25) *
- 9 Sie Liebt Dich (2:18) *
- 10 Long Tall Sally (2:01) [Johnson/Penniman/Blackwell]
- 11 I Call Your Name (2:07)
- 12 Slow Down (2:55) [Williams]
- 13 Matchbox (1:57) [Perkins]
- 14 I Feel Fine (2:18)
- 15 She's A Woman (3:01)
- 16 Bad Boy (2:19) [Williams]
- 17 Yes It Is (2:41)
- 18 I'm Down (2:31)
私のベスト・3
She Loves You
- これはアルバムに未収録でした。初期のまさにザ・ビートルズを代表する名曲、名演奏でしょう。
- 今聴いても懐かしさでいっぱいになります。
- ただし、疑似ステレオ。
This Boy
- 映画「Hard Day's Night」でインスト曲が挿入されていましたが、極めて魅力的なメロディー・ラインをもった曲です。
- リード・ボーカルはジョンです。
I Feel Fine
- これもユニークなサウンドをもった傑曲です。
- イントロのギターのボヨヨーンという部分を一生懸命、真似したものでした(なかなかうまく行きませんでしたが・・・)。
- ユニークな主題の後、サビの部分でスカッとさせられます。
パスト・マスター2/Past
Masters Volume Two
- Parlophone/CDP7900442/ステレオ/モノラル(1988年)
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- Volume Oneと同様ですが、こちらは後期の曲を収録しています。
- 1 Day Tripper (2:48)
- 2 We Can Work It Out (2:14)
- 3 Paperback Writer (2:17)
- 4 Rain (3:00)
- 5 Lady Madonna (2:16)
- 6 The Inner Light (2:35) [Harrison]
- 7 Hey Jude
(7:07)
- 8 Revolution (3:23)Single Version
- 9 Get Back (with Billy Preston) (3:11)Single Version
- 10 Don't Let Me Down (with Billy Preston) (3:33)
- 11 The Ballad of John and Yoko (2:58)
- 12 Old Brown Shoe (3:17) [Harrison]
- 13 Across The Universe (3:48)Wildlife' Version
- 14 Let It Be (3:50)Single Version
- 15You Know My Name (Look Up The Number) (4:19) *
私のベスト・3
Hey Jude
- ポールの誠実さが表れているような曲作りです。本格的にピアノ伴奏を取り入れた最初の曲だったと思います。
- ただ後半のリフレインがやや長過ぎですかね。
- 「Jude」とは、ジョンの息子、ジュリアンのこと。
- ハリウッド・スターのジュード・ローは、親がこの曲名に因んで付けたとのこと。(^_^)
We Can Work It Out
- いかにもビートルズらしい溌剌とした曲で、良く聴いたものでした。
- 途中で変拍子になります。
Lady Madonna
- ポールの曲。これもシングル盤で良く聴きました。
- リズムが独特です。ポールの発声がいつもと違う・・・。
ライブ・アット・ザ・BBC/Live
At The BBC
- Capitol/724383179626/モノラル(1994年)
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- 1962年から1965年までのBBC(英国放送協会)のラジオ・セッションを集めたもので、2枚組CDで35トラック収録されています。
- 貴重な音源も数多く含まれおり、添付されているブックレットにも珍しい写真が掲載されています。ただし、全部モノラル(当時のラジオ放送だから当たり前か)なのが、やや辛い。
- という内容なので、曲目紹介と「私のベスト・3」は省略させていただきます。
アンソロジー1/Anthology
1
- Capitol/CDP724383444625/ステレオ/モノラル(1995年)
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- 未発表テーク集というよりも、冒頭1曲めの「Free As A Bird」で話題を集めました。この曲は生前ジョンが吹き込んでいたものに、残りの3人が後で「共演」した、というもので、ザ・ビートルズの「新曲」なのです。私は個人的にはこの曲はそんな買っていません。
- CDの2枚組で、これにも分厚い写真集のブックレットが添付されています。
- なお、私はアンソロジーの2と3はまだ手に入れておりません。
オールディーズ/Oldies
- Odeon/東芝OP8016/ステレオ/モノラル(1967年)
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- これは1967年に多分日本だけで発売されたシングル盤を集めたオムニバス・レコードです。「Past Master1、2」がCDで発売された今となっては、余り意味をなさなくなりました。
A面
- 1 She Loves You
- 2 From Me To You
- 3 We Can Work It Out
- 4 Help!
- 5 Michelle
- 6 Yesterday
- 7 I Feel Fine
- 8 Yellow Submarine
B面
- 1 Can't Buy Me Love
- 2 Bad boy[Williams]
- 3 Day Tripper
- 4 A Hard Day's Night
- 5 Ticket To Ride
- 6 Paperback Writer
- 7 Eleanor Rigby
- 8 I Want To Hold Your Hand
ザ・ビートルズ1/The
Beatles1
- Apple /ステレオ/モノラル(2000年11月)
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- 2000年11月に全世界同時発売となった「最強の」ベスト・アルバム。全27曲、79分(CDってこんな長時間が収録出来るのですね)の大徳用CD盤です。
- アメリカ、イギリスのヒット・チャートで、第1位(1週でも)になった曲ばかりを集めたもの。したがって、この次に「ザ・ビートルズ2」が出るだろう、というのは誤りです。(^_^)
- 個人的には、Please Please Me、All My Loving、And I Love Herなどが入っていないことや、逆にThe
Ballad Of John And Yokoが入っていることが意外な感じがします。
- *はモノラル。
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- 1 Love Me Do*
- 2 From Me To You*
- 3 She Loves You*
- 4 I Want To Hold Your Hand
- 5 Can't Buy Me Love
- 6 A Hard Day's Night
- 7 I Feel Fine
- 8 Eight Days A Week
- 9 Ticket To Ride
- 10 Help!
- 11 Yesterday
- 12 Day Tripper
- 13 We Can Work It Out
- 14 Paperback Writer
- 15 Yellow Submarine
- 16 Eleanor Rigby
- 17 Penny Lane
- 18 All You Need Is Love
- 19 Hello Goodbye
- 20 Lady Madonna
- 21 Hey Jude
- 22 Get Back
- 23 The Ballad Of John And Yoko
- 24 Something
- 25 Come Together
- 26 Let It Be
- 27 The Long And Winding Road
レット・イット・ビー ネイキッド/Let
It Be... Naked
- Apple /ステレオ(2003年11月)
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- 製作者側では、「14枚目の新作アルバム」などと喧伝しています。33年前(!)に製作されたオリジナルの「レット・イット・ビー」では、プロデューサーのフィル・スペクターの手によって、オーケストラやコーラス、音響効果など大幅なアレンジが加えられていました。それをポールが気に入らないと、それらをカットしてリミックスしたというもの。オリジナル盤から「ディグ・イット」、「マギー・メイ」の2曲と、メンバーのお遊びのような会話部分がカットされ、新たに「ドント・レット・ミー・ダウン」が加わっています。
- 24ビット・デジタル・リマスタリングされた各トラックは、一聴して明らかに音質が向上していることが判ります。特にアーコスティック・ギターやシンバルの音など・・・。
- オーケストラの加わっていない「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」も良いのですが、さりとてスケール感溢れるオリジナル・バージョンも決して悪くはないと思いますね。逆にアップテンポな曲では、むしろ粗削りな感じが強く加わっています。「ビートルズって、歌は余り上手くないね」とは、これを聴いた家人のコメント。(^_^;)
- なお、アルバム制作時の模様を収録した約20分間のボーナスディスクが2枚目として付いていますが、いわゆるオマケです。
- また、国内盤はコピーコントロール盤ですが、輸入盤は通常盤で、値段も1,000円位安いのです。私が輸入盤をゲットしたのは言うまでもありません。(^o^)
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- 1 Get Back (2:34)
- 2 Dig A Pony (3:38)
- 3 For You Blue (2:28)
- 4 The Long and Winding Road
(3:34)
- 5 Two of Us (3:21)
- 6 I've Got A Feeling (3:31)
- 7 One After 909 (2:44)
- 8 Don't Let Me Down (3:19)
- 9 I Me Mine (2:21)
- 10 Across The Universe (3:38)
- 11 Let It Be (3:54)
私のベスト・3
Across The Universe
- 当然鳥の羽ばたきなどはなく、いきなり美しい音質のギターのイントロから始まります。パスト・マスター2に収録されていたバージョンもオケは無かったのですが、そこでのヨーコらしきバック・コーラスもここでは排されています。ややテンポが速いような気がしますが、ジョンのボーカルも完ぺきで素晴らしい仕上がりです。
Two of Us
- 映画「アイ・アム・サム」を見て、更にこの曲が好きになりました。さすがにポールとジョンのハモリは上手い。ただし、フレーズの最後がバラバラなのは相変わらずですが・・・。(^_^;)
- このバージョンもオリジナルに比べてテンポが若干速いようです。。
The Long and Winding Road
- オリジナルと最も違った印象を受けるのが、これ。全くもってシンプル。オリジナルでオケとポールのタイミングが合わないとストレスを感じることも、ここではありません。(^o^)
- ただ、こちらはビリー・プレストンのオルガンが入りますが、やや軽っぽい感じがして好き嫌いが判れるところかも・・・。ここでのポールのボーカルはホントに上手い、上手くなった・・・。ラストの「yeh,yeh,yeh〜♪」が無い!(・・;)
ラブ/LOVE
- Apple /ステレオ(2006年11月)
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- 話題騒然、賛否両論雨あられ(^o^)のザ・ビートルズの新作アルバムと銘打った「LOVE」が発売されました。5人目のビートルズと言われているジョージ・マーチンとその息子であるジャイル・マーチンがビートルズが残した膨大な音源から、シルク・ド・ソレイユの公演の音楽のためにミックスして作成したものです。
- 私は全く違和感なく聴くことが出来ました。「サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」以降のアルバムは、多かれ少なかれこのような音のコラージュが施されています。ビートルズのベスト盤の別テイク集などと考えればよいのではないでしょうか。
- 1曲だけ知らない曲「GNIK NUS」があると思ったら、何と「SUN
KING」を逆回転させたものでした。何かしら、グレゴリオ聖歌のように聞こえます。私にとって一番印象的だったのは、アコースティック・バージョンに新たに録音したオケを被せたジョージ・ハリソンの「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」。涙無しには聴けません。(T_T) 唯一「HELP」だけが、音質以外でオリジナルとの違いが分かりません。どなたか教えて・・・。
- 全ての曲にわたって、音の分離が良く音質が格段に向上していることが分かります。DVD版の5.1chサラウンドは効果的です。ボーカルとリズムセクションが前面から、オケや効果音は後方からなど、今までに無い音空間が体験できます。映像付きならもっと良かったのに・・・(メニュー映像は有り)。
- beatles beatles
- 1 Because
2 Get Back
3 Glass Onion
4 Eleanor Rigby/Julia (Transition)
5 I Am The Walrus
6 I Want To Hold Your Hand
7 Drive My Car/The Word/What You're Doing
8 Gnik Nus
9 Something/Blue Jay Way (Transition)
10 Being For The Benefit of Mr. Kite!/I Want You (She's So Heavy)/Helter
Skelter
11 Help!
12 Blackbird/Yesterday
13 Strawberry Fields Forever
14 Within You Without You/Tomorrow Never Knows
15 Lucy in the Sky With Diamonds
16 Octopus's Garden
17 Lady Madonna
18 Here Comes The Sun/The Inner Light (Transition)
19 Come Together/Dear Prudence/Cry Baby Cry (Transition)
20 Revolution
21 Back In The U.S.S.R.
22 While My Guitar Gently Weeps
23 A Day In The Life
24 Hey Jude
25 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
26 All You Need Is Love
私のベスト・3
While My Guitar Gently Weeps
- このアルバムで、唯一新たに録音したもの(オーケストラ)を付け加えた曲。ジョージのシンプルなギターと合っています。素晴らしいです。泣けます。ジョージ・マーティンは、ジョージ・ハリソンがこのようなことを好んだろうかと悩んだそうですが、ジョージ・ハリソンは決して悪くは思わないと思いますねぇ。
Because
- オリジナルはベートーベンの「月光」からインスパイアされたとのことですが、本バージョンはその伴奏が無い、アカペラなのです。わずかに鳥のさえずりが聞こえます。しかし、聞こえないギターのアルペジオをイメージしながら聴くと一層感慨深いものがあります。これも泣けます。
Octopus's Garden
- リンゴの希少なソロであるGood
Nightの後奏と巧くダビングさせています。今回のミックスでは、速度を変えたりキーを変えたりは一切しなかったとのこと。だとすると、キーも同じでテンポもピッタリの二つの曲をコラージュしたマーティン親子のアイディアとセンスの良さには脱帽です。
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