あるデパートの骨董市へ出かけたとき,この布がすぐ目に飛びこんできました.
この大きさの16倍の広さの布が飾ってあり、恐る恐るお値段を聞いてみると....
広いままのお値段はとてもとても...オーナーもほんとは、そのまま販売したいところだけど、無理なので、カットして販売する事にしたのだとおっしゃって...
ちなみに8分の1のお値段聞いたのですが、それでも私には買えそうもなかったので、
がんばってやッと,この大きさで売っていただきました.
ヴィクトリアン時代の教会の祭壇の前に掛けられていたオールシルクの織地です.
なんといっても、フラワーバスケット柄と色合いに惹かれました.
好きなところを切ってあげますよと、言ってくださったので、フリンジのついているところを
とお願いしました.
フリンジも生かしアンティークの生地も生かせる実用的なデザインを思いずいぶん悩みました.
からし色の別珍はイギリスのインテリア用の生地です.織地に使われている何色かの色で別珍をあわせてみたのですが、からし色が一番しっくりきました.
持ち手も木のハンドルもあわせてみたのですが、プラスチックのこちらの方があう気がしました.
マーガレットハウエルのへちまカラーのツイードのジャケットにあわせると ,いい感じではありませんか?
まちも付けて、アンティークの生地の横にはゴールドのブレードを付けました.
フリンジも落ち着いた色目の2色使いのシルク素材です.
別珍の布には、薄手の接着芯を使っています.
アンティークの布には芯を貼らなかったため、少し縫いにくかったです.
(家にあっただけの芯では、足りなかったので.....)
反対側は無地のままにしました.柄もののお洋服を着たときなどはこちら側をだして
持つとまた違った雰囲気が出ますね.
裏地は見返しの別珍と濃い目のクリーム色の無地のキャンブリック地を使いポケットを
つけ、モノグラムのリボンテープも忘れずに.....
かなり厚地になった為、ミシンはうまくできず、かなりガタガタですが...
いろいろ考えて、結局このシンプルな形に落ち着いたのですが、材料探しにあちこち奔走しました.
よりいいもの、合うものを探して...
後半分残っている生地はどのように使いましょうか?
また、何か思いついたら、形にしたいと思います。