会内コンテスト

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コンテスト 今回で4回目となります会内コンテストのテーマは日東のS.A.F.Sでした。雑誌などでも展開しているオリジナルSF造形シリーズですが、AFVテイストが強く、われわれも取っつきやすいテーマだったと思いますが、参加を断念した会員もおり、また一般の人にはわかりづらいテーマだったようで、テーマ選びもなかなか難しいなーと思いました。
 参加エントリーは10名でしたが、集まった作品は8作品でした。(出来なかったのはだれ?)

 コンテストの投票総数は39票で、得票は作品3と4のデットヒートとなりましたが、1位が作品4、2位が作品3、3位が作品5と言う結果となりました。なお、1位の作品には今回からトロフィー(金シャケ賞)を授与することになりました。

受賞受賞者の弁:
 苦節4年、ついに1位を取ることができました。今回は結構力を入れて作ったのですが、当日深谷さんの作品を見てこりゃだめだと思っていたのですが、やはりウンコネタは強かったと言うことでしょうか。ただ、頂いたトロフィーが自分で作った物と言うことで、うれしさ半分という感じだったのが残念でした。
 
 以下に出品作品と投票用紙に書いて頂いた感想を紹介します。なお、投票数は上位3位まで表示しています。 


作品番号1   
Military Police S.A.F.S [Eggman]
金谷
設定:
 2980年代前半、傭兵軍はA.F.Sの効果的な運用により地球上の主要拠点の制圧を有利に進めていた。
 しかし、部隊の大半が犯罪者や職を失った元傭兵で構成される「ならず者」の集団であったため、軍内の規律は大いに乱れ、占領地ではおおよそ軍人とは思えない横暴の限りを尽くしていた。
(管理人:以下長いので、このページの最後に載せます)
作品番号2 
五十嵐
作品番号3 (投票数10:2位)
MA.K  S.A.F.S  「出撃準備」
深谷




投票コメント:
「アバウト工房」以外にも、Ma,kコンペを(しかも1/20で!)やる所があったとは・・・
形取りまで展示していたので。
パーツの製作中を見せているのが興味深いです。
作品番号4 (投票数14:1位) 
S.A.F.S
(Super Armored Water Closet)
須藤
 同じ事を思った人も多いかと思いますが、私はS.A.F.Sをずーっと便器みたいな形だな−と思っていました。で、こんな物を作ってみました。
設定
 シュトラール軍は捕獲したS.A.F.Sの内、修理不可能な機体を野戦トイレに改造した。機体の機関部はそのまま残され、その熱を利用して排泄物は速やかに焼却され、非常に衛生的である。またS.A.F.S譲りの頑丈さで、「帰還して基地が跡形もなく破壊されていても、こいつだけは無傷で俺たちを待っていてくれる」と兵士たちの信頼も厚い。
 なお、アイスランド戦線では、トイレが近い指揮官のため、走行機能が残された自走WCが存在するとの噂もあるが、どのように操縦するかを考えると恐ろしいものがある。

投票コメント:
トイレの場面が気に入りました。お父さんにもつくってほしい!
W.C.おもしろい。
リアルさがある。
作品番号5 (投票数6:3位)  
石井





投票コメント:

男まえ御利用いただき、ありがとうございます。
日本がいい。
作品番号6 
島津
 「2005年 夏全米公開決定!」
 かねてから噂だった『13日の金曜日』の最新作『ジェイソン、ロボットになる!』の公開がようやく決まったらしい。今回はオフィシャルデザイナーに横山宏氏を向え今までの13金とは一味違う物を目指すと言う。
 肝心のデザインは未だにかなり揉めてるらしく未公開だが、ネット上での不鮮明な物を拾って製作してみた。もちろんこれが公開版とは限らない物をお断りしておく。
 日本では2006年4月1日公開予定。
投票コメント:
いつもながら独自の路線を進むこの人。やられた!
作品番号7  
田村
 
作品番号8
素 S.A.F.S
宮野
 今回は、動きを感じさせるポーズをテーマに作ってみました。
 キットの間接パーツは、股関節のみを使用し
他は全て針金でパーツを連結し、エポキシパテでスキマを埋めています。この方法だと、パーツのヤスリがけも楽だしオススメです。
 次回は『金クマ』ねらいまっせ!
(管理人:金シャケでございます)
作品番号クマ (投票数1)
金シャケ賞
 今年もありました、受け狙い投票!
作品番号1のコメントの続き
 そこで軍上層部は、「戦局を変えるまでに至ったA.F.Sを前線部隊の治安維持にも役立てる」という発想の元、「警邏及び治安維持活動を主目的としたA.F.S開発プラン」を立案する。
 開発条件として、
1.既存のA.F.Sをベースとする。
2.殺傷能力、破壊力を過剰なものとしない。
3.運用が容易であること。
が挙げられた。この3条件を考慮した結果、当時最新機種であったS.A.F.Sがベース機体として採用され、様々なチューンアップを施されたものがMilitary Police S.A.F.Sである。既存の機体をベースにするという条件を満たしたS.A.F.Sであったが、最新機種であるゆえ、機体は戦闘で小破したものが主に使用された。

 塗装はオリーブドラブを基礎とし、MPであることが判るように頭部ハッチを白に統一。その上に黒地で「MP」の文字をマーキングすることが義務付けられた。塗装作業は現地で兵士達の手作業で行われ、特に頭部ハッチは白ペンキをハケ塗りするために不恰好な物となり、表面のザラつきが卵の殻の表面に酷似しているところから前線の兵士達から「Eggman(タマゴ野郎)」と呼ばれ忌み嫌われた。

 武装は従来のアームガンのフレームを流用した牽制用ガトリングガンが開発され、専用武装となった。
 運用面では、A.F.Sの操縦訓練を受けていない憲兵でも扱えるよう、基本OSの徹底的な簡略化が行われた。基本動作を歩行、射撃、基礎的なマニピュレータ制御に絞り、特に射撃に関しては、ガトリングガンに搭載されたレーダーによる完全オート照準とし、操縦性の飛躍的向上に成功した。

 このような経緯で急遽開発プランが提出されたMP S.A.F.Sであったが、現地でのチューンアップは予想以上の手間がかかる為、前線の憲兵はあまり使用できなかったようである。また、シュトラール軍の度重なる反撃による混乱のため、正式な採用数も記録が無く不明である。後に首都圏の警察局が警邏用のS.A.F.Sを導入する際、このMP S.A.F.S開発プランを軍から譲り受けたとする説もある。確かに実機と比べても類似点が多いため、その可能性は高いが公式発表は無い。

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