*
   野遊びのすすめ その二

4月 17日

 桜の花に代わり 若葉の瑞々しい時期に成り 山歩きを楽しむ人にとっては 心うきうきする季節と成りました 皆さんも自然に親しんで 居りますでしょうか?
 さて 前回 「何も準備はいりません とりあえず家の近くの散歩から始めましょう」と言う話をしましたが 出かけてみられましたでしょうか。  元々好きだった方を除けば おそらく「ただ歩いても すこしも面白くないし トレーニングにもならないみたい」と思われたかも知れません きっと初めはそうだと思います。 でも 少し回を重ねてみると若干の変化に気がつくと思います。  この変化とは二つ有り 一つは 目に飛び込んでくる自然の変化です 特に此の季節は 植物の成長が活発なじきですから すぐに見つけられると思います。  昨日は 緑一色だった花壇に 今日は鮮やかな赤い花が開いていたり、ふと見上げた家の軒に燕の巣が出来かかって居たり、郊外の田圃が一面の緑に変わって居たりと 数えあげたらきりがないと思います。 此等 変化のあるものを見つけると 其の後の変化を観る楽しみが涌いてくるものです。
 少し前に観た燕の巣は もうすっかり出来上がり 卵を温めて居るかも知れません 少しすれば雛が孵るでしょう こんなすばらしい自然のドラマを観てみたいと思いませんか それ程難しいことでは無いのです 普段の生活でも目にしているはずなのですが 殆どの人は関心がないので 目には映っていても認識しない 唯 観ようとして居ないだけだとおもいます 是非意識して感じてみて下さい そして 皆さんそれぞれの楽しみを見つけると良いと思います。  それから「変化」と言うほどでは無いかも知れませんが 御自身の体調の変化を感じる方も有るかと思います 「食事が美味しく感じる」 または 「夜 寝付きが良くなった様な気がする」など 何かはっきりしたものでは無いが何となく調子が良いと感じる事が有るはずです 恐らく調子が悪くなったと感じる人は よほど無理をしない限り 無い筈です。  此の様に自然の変化を楽しんだり 体調が良くなったり 時には子供の頃遊んだ裏通りを歩いて 新たな発見をしてみたり 楽しみは 幾らでも有ると思います。  普段見過ごしている 身近なところから 皆さんそれぞれの「取って置き」を見つけて 自由に遊んでみては 如何でしょうか。