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イエスに関してごちゃごちゃ思うことを書いてみます。

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Yebis TreBeatライブレポート - 05/06/20 12:10:00

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5月28日(土)
2時半にトレビートに集合して機材搬入。
ボーカルのsekikoさんは新婚の旦那さんと東京から。
ギターのフクGさんは筑波から。
キーボードのイワノフさんは「城」機材をボルボステーションワゴンに満載して東京から。
ドラムスのハンちゃんは秩父経由で勝沼から。
以前のバンドも多国籍バンドでしたがYebisも負けず劣らず多国籍ですな〜(^^;
おいらは衣装を頼み込んで作ってもらったコスプレ衣装作りを趣味にしているYUMEさんを途中で拾ってトレビートへ。

sekikoさんは行きつけの居酒屋に来るサッポロビールの営業さんからヱビスビールの販促グッズを満載してきました。

イワノフさんの城をどこに構築するかでまず頭を悩ませ、結局ステージから客席にかなりはみ出すかたちでセッティングしました。

3時くらいからサウンドチェック。
ライン接続の機材がやたらあるんでなかなかまともに音が出ない。
おいらはせっかくベースペダル用のボリュームペダルを買っていったのにインピーダンスの違いから音が出ず結局はずす(泣)
やっとキーボードとベースペダルから音が出るようになったのに今度はドラムやギターの音がモニターから出ない。
しばらくマスターがコンソールとステージを行ったりきたりしたけど、なんのことはないステージ脇のジャックボードにキャノンプラグが接続されてなかったことが判明(爆)。

そんなこんなでちゃんとリハーサルを開始するころにはすでに5時を回っていました。
結局セットリストを1回通してリハは終了。

メンバーは本庄の宿へチェックイン。
おいらは都合で本番までいられないYUMEさんを赤堀まで送り、本庄にとって返してチェックイン。
そこで東京から見に来てくれて、ビデオクルーを買って出てくれたしろうさんを拾ってトレビートへ戻る。

ライブはすでに始まっていてマスターがドラムをたたく「ESマスターズ」が演奏していた。マスターが参加するだけあってけっこううまい!
オリジナル曲もなかなか楽しくコミックバンド的な要素もたっぷり、途中ギタリストが手品を披露したものの見事にスベってくれてそれもまた面白かったです。
ヨーデル風のボーカルの曲があったんで、「もしかしてフォーカス?」って思ったらやっぱりそうでした!

ド田舎のライブハウスでフォーカスとイエスの共演!まぁすご〜〜!!!

2バンド目はグランジ系の力任せバンド。
大音響の中ふとイワノフさんを見ると耳栓をして寝ていました(^^;
どうでもいいけどチューニングメーターくらい買っておけよ〜〜。
大音響でも狂ったチューニングの不協和音はわかるんだぞ!

で、わがYebisの出番。
リハーサルのときもそうだったんですが、ライブ冒頭の「火の鳥CD」がこれでもか!ってフルボリュームで鳴り響きます。
以前のライブではメンバーがステージにそろってから火の鳥を流したんでかなり手持ち無沙汰感が漂いましたが、今回は火の鳥の途中でステージにあがるという演出をしました。

ギターのフクGさんは急遽奥さんに作ってもらったというスティーブ風の衣装に金髪のヅラをかぶって登場!バカウケしてました。

おいらはYUMEさんに頼み込んで作ってもらったUNIONツアーのクリスの衣装のレプリカを着ました。

Siberian Khatru
ドラムがすぐそばにあるのになぜかリズムがとれませんでした。
モニターがほとんど出てないからかもしれません。
イワノフさんのチェンバロソロが音量もバッチリでカッチョよかったです!

Close To The Edge
曲の冒頭でバンド名のYebisの由来をMCで説明。
この曲でもモニターがあまり聴こえず自分の声をちゃんととるために思いっきりマイクに近づけて声を出したのがアダに…

And You And I
この曲はイントロ、エンディング、中間部でベースとベースペダルを同時に弾かなきゃいけないんで大変!。
おまけにステージ右側にいるおいらがベースペダルをKBとの兼ね合いで左側、つまりボーカルのsekikoさんよりにオフセットしちゃったもんだから、右足でベースペダルを弾くためにsekikoさんに寄らなきゃいけない。ベースのネックでsekikoさんをシバキそうになるのを避けながらの演奏でした(爆)。
でもストリングスの洪水の中に漂う演奏は昇天しそうになるくらい気持ちいいです!。

ここでいったん終わり。3曲目がラストなんてバンド、おそらくトレビートではめずらしいでしょうね〜〜!!

マスターに事前に話はついているのでアンコールは当然かかります。
イワノフさんがサンプリングKBの鍵盤をひとつ指で押すと流れ出るのはヱビスビールの宣伝でおなじみの「第三の男」。
sekikoさんのMCで「ヱビス、ちょっと贅沢なバンドです」に会場は大うけ。イワノフさんの「贅沢な」KBの紹介をした後メンバー紹介用の曲へ。

South Side Of The Sky
ドラムの「半田付けハンちゃん!」という紹介から曲に入る。
次は「ベース たまスクワイア!」の声に2小節ほどベースソロ。
おいらのMCで「去年7月7日に入籍しました。新妻リードボーカル せきこ!」の紹介からボーカル入り。
1コーラス歌った後に「ギター スティーヴフクG!」の紹介とともにギターソロ。
「キーボード 『物欲大王』ことパトリック・イワノフ!」の紹介とともにミニムーグをつかったシンセソロ。

Roundabout
スタジオでの練習は「本番では絶対走るから遅めでやろう」って言ってたこの曲。午後のリハではとんでもな速さで演奏がはじまってしまって修正できずに超スピードランダバになってしまってました。
本番ではそれがかえってよかったのか本来のいい感じのテンポで演奏できました。

昨日家に帰ってから撮ったビデオを見たんです。
いや〜〜個人練習不足がモロに出てますね〜〜。
おいらのはずし気味のコーラスがボーカルより前面に出ちゃってる(泣)
モニターがあまり聴こえないんで自分の声を聞き取るためにマイクに思いっきり近づいて歌ったのがアダになりました。
ひさびさにライブやってもうた〜〜〜って感じですね。
このビデオはメンバー以外にはとても見せられませ〜〜ん(^^;

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イエスを去った人たち - 04/10/29 19:33:00

コメント:
イエスを去った過去のメンバーにスポットを当ててみようと思います。

まずはファースト、セカンドアルバムでギターを弾いたピーターバンクス
彼はスタジオ、ライヴ共にリッケンバッカーの12弦セミアコースティックを駆使して独自のサウンドを奏でています。
ギタリストとしての彼はかなりワイルドで、どっちかといえば気持ちで弾くタイプのギタリストだったようです。
曲作りに関してどの程度貢献したかはいまとなってはわかりませんが、ビル・ブラッフォードのジャズ趣味とあいまって彼が在籍した当時のイエスはその後のプログレ的なアプローチと異なり、ジャズ・インプロヴィゼーションを多用した曲構成をとっています。
ステージでの彼はワイルドさにさらに磨きがかかり、I See Youのライヴ音源などではリッチー・ブラックモアばりのギターを壊さんばかりのパフォーマンスを披露しています。
彼が脱退していなかったらその後のイエスの音楽性は相当違ったものになっていたでしょうね。

脱退後のインタビューで「ラウンドアバウトのイントロフレーズは俺が作ったんだ」と言ってますが、あの特徴的なイントロはどうみてもスティーヴ・ハウのものに思えます。
8人イエスのツアーのときに一度アンコールでステージに上がって曲に参加するという話があり、彼も相当乗り気だったそうですが、直前になってメンバーの意向でキャンセルされ、憤慨しまくりで飲んだくれちまったというエピソードが残っています。そのときに共演を拒否したのがスティーヴ・ハウだと言われていますが、当のスティーヴは「そんな話は聞いていない。彼が参加するなら大歓迎だよ!」とコメントしています。まぁ真相はヤブの中ってことですかね。

ファーストからサードまで参加し、90125バンドでなぜかキーボーディストとして復帰。現在は引退してイエスのスタッフになっているといううわさのトニー・ケイ
リック・ウェイクマン、パトリック・モラッツ等のハデなキーボーディストが名前を連ねるイエスの歴代キーボーディストの中でもけっこう地味に見られがちですが、ことオルガンに関して言えば彼のテクニックは相当なものだと思っています。8人イエスツアーのセットリスト2曲目に演奏されることの多かった Rhythm Of Love のイントロでブラスセクションのようなフレーズが聴かれますが、あのフレーズは簡単なようでキレのある演奏をするにはかなりのテクニックがいります。
その後のオープン・ユア・アイズツアーでのイゴール・コロチェフの同じ演奏と聞き比べてみるとその差は歴然です。最近のツアーでも同曲でリック・ウェイクマンが弾く同じフレーズも聴くことができます。
とはいえイエスのキーボーディストとして総合的な力量という面では力不足の面は否めません。90125バンドのスタジオ録音ではキーボードパートの多くの部分がトレヴァーラビンによって弾かれています。TalkツアーではEndless DreamやピアノアレンジのAnd You And Iのイントロなどおいしい部分をみんなトレヴァーに持っていかれました。その辺が彼の引退の引き金になったのかもしれませんね。

もう一言!
Heart Of The Sunrise のピアノソロだけは聴くたびにやめてくれ〜と叫びたかったです。
単なるピアノソロだけではなく、曲のアレンジにもかかわるフレーズなのになぜ彼はあんな妙なピアノソロに変えてしまったのかいまだにわかりません。
ソロに関してあれだけオリジナリティにこだわったパトリック・モラッツでさえあの部分はオリジナル通りに弾いているのにね!

ファーストから危機までに参加、8人イエスに一時的に復帰したビル・ブラッフォード
イエスファンの中にはいまだに彼のドラム復帰を望んでる人がいるくらい伝説的な人ですよね〜。考えてみれば輝かしい彼のキャリアのメジャーバンドとしてのスタートラインがイエスだったわけですよね。彼はジョンとクリスがメロディメイカー誌に出した募集広告を見てイエスに参加しました。いわゆるソーホー人脈ではありません。
彼のドラムは一言で言えば「わが道を行く」ドラムと言っていいでしょう。普通のドラマーは同じリズムセクションのベーシストのフレーズとシンクロさせるなど連携をとろうとしますが、彼はその逆をいってわざとはずすことでアクセントをつけようとしているように思えます。
彼は自分のクロウト好みのキャラを正確に把握していて、8人イエスのツアーに参加したときに名言を吐いています。

シェークスピア俳優でもたまにはハリウッドの映画に出たいと思うときもある。

まさに彼のキャラクタならではの名言ですな(^-^)

リレイヤーでキーボードを弾き、その後の2年間のツアーに参加したパトリック・モラッツ
この人もなぜか根強いファンがいますな〜(^-^)
たしかにリレイヤーでの彼のキーボードはイエスの長い歴史の中でも輝かしいものであるし、彼のリック・ウェイクマンとは一味違うキーボードセンスはリレイヤーを傑作アルバムに仕上げる原動力になったことは間違いありません。
しかしそれはスタジオでの綿密な作業によるところが大きく、いったんツアーに出ると彼のステージでの不器用さ加減は目を覆うばかりの演奏として各種ブートレッグに残されることになってしまいました。特に自分が参加していない曲(彼が参加したのはリレイヤーのみなのでイエスの長いステージセットリストの大半はそういう曲になる)では、違和感のあるアレンジをこれでもかと聴かされます。彼が参加した The Gates Of Delirium にしてもスタジオでの華麗な音色はどこへやらで、バッキングでコードを弾く部分などでハモンドの音色にほとんど気を使っていないとしか思えません。

それがかれのオリジナリティというならそうなのかもしれませんが、どっちかというと手を抜いていると言ったほうが彼の名誉のためにもいいのではと思ってしまいます。ステージでの演奏が彼の実力なのだと言ってしまうのはあまりに悲しいです。
スタジオアルバムですばらしい仕事をした彼ですが、案の定ツアー終了後ほとんど追い出される形で辞めざるを得ませんでした。
その後のインタビューでメンバーに「彼はツアーの途中で頭がおかしくなった」とまでいわれています。
1976年のツアー音源では後に Awaken のイントロとなる High vibration go on ......の部分を聴くことができます。彼が Awaken のアイデアは自分が作ったと言い張って権利を主張してますが、あの大曲の中のあの部分だけでは「自分が作った」という主張は通らないでしょうね〜〜
彼は業界ではお金に関してかなりえげつないという話もあります。

1980年のアルバム「ドラマ」でバンドに合流。その後のツアーのあと脱退したトレヴァー・ホーンジェフリー・ダウンズ
トレヴァーの不幸はなんといってもあのカリスマジョン・アンダーソンの代わりを強いられたことでしょう。
いかに彼がスタジオですばらしい仕事をしようとも、イエスのボーカリストとしてステージに立てばジョンが歌ってきたセットリストを歌わざるを得ません。
きっと彼はイエスのステージの中央に立って初めて自分がいかに大それた場所にすわってしまったかを思い知らされたに違いありません。

ミッドレンジが得意な彼のボーカルスタイルは男性としては不自然なほどのハイトーンのジョンに合わせた楽曲を歌うには無茶以外のなにものでもありませんでした。
それに輪をかけて Parallels などがセットリストに加えられたステージは彼にとっては地獄だったに違いありません。
8人イエスのころのインタビューでクリス・スクワイアがこう言っています。
「トレヴァーは『あの悪夢は忘れられない』って言ってるよ。なんたってマジソンスクエアに向かう車の中でウォークマンで曲を聞かせて『君はこの曲を初めて聴くかもしれないけど、今日演奏する曲だよ』って言ったんだ(爆笑)」
そりゃ脱退もするわな〜〜(爆)

ジェフリー・ダウンズもツウの人たちにはけっこう受けていて、イエスコピーバンドの中にはKBソロで必ず White Car が出てくるバンドもあるくらいです。
彼のイエスにおける貢献はあまり私にはよくわかりません。スタジオでは可もなく不可もなくって感じですかね。ステージで以前の曲をやるときもわりとオリジナルに近いソロを展開しているように思えます。正直言って音源がないのでコメントの難しいメンバーではあります。彼にとってはその後のエイジアでのキャリアに結びついたんだからいいステップだったでしょうね。

1980年〜1990年代を支えたと言っても過言ではないトレヴァー・ラビン
いまだに掲示板で「ラヴィン」と書く人がいますが、Rabinですから「ラビン」が正しいです。
これだけバンドの存続、発展に貢献したのに評価があまりに低いというのはどういうことなのだろうと思ってしまいます。特にイエスを演奏するギタリストには彼の存在を否定する人が相当数います。まぁ個性のかたまりのようなスティーヴ・ハウに比べたら正統派ロックギタリストのトレヴァーは演奏する人にとっては「面白くないギタリスト」かもしれませんね。

アルバム評にも書きましたが、彼が在籍したころがいちばんロックバンドとしておもしろいステージを展開していたように思います。
スティーヴ・ハウのギターソロが一言で言えば「エキセントリック」なのに対して、彼のギターソロは「スリリング」の一言につきます。
8人イエスの Yours Is No Disgrace における二人のギタリストのソロ対決はことさら趣味趣味のギター聴かせるスティーヴに対してトレヴァーは「ロックのエンターテインメントとはこういうもんだよ!」といわんばかりに客を沸かせるギターソロに徹しています。早弾きソロあり、ドラムとのバトルあり、ロックのダイナミズムにあふれるソロで彼はこの曲にスティーヴとは一味違う解釈を加えた言えるでしょう。

オープン・ユア・アイズで正式メンバーに加えられ、ラダーツアーまで参加して脱退したビリー・シャーウッド
彼とイエスとのかかわりはわりと古く、ジョン・アンダーソンがABWHを結成して一時期イエスを離れたときにボーカリストとして候補に上がったのが最初で、トークツアーではコーラス、キーボード、アコースティックギター、ベースも担当できるユーティリティプレイヤーとしてツアーにサポート参加。オープン・ユア・アイズでは正式メンバーとしてキーボードを何曲か弾きましたが、専任キーボーディストのイゴール・コロチェフが参加するにともなって、ツアーではサイドギターとバックコーラスというとっても地味な存在でしかなくなってしまいました。

ステージでは個性の強いスティーヴに疎んじられほとんどギタリストとしての活躍の場を与えられず、バックステージでもジョンにいじめられ、頼みの綱の盟友クリスには見捨てられるなど不遇の毎日を送ったビリーですが、イエスのステージセットリストには多大な影響を与えています。彼がいなかったら今のイエスのステージで Owner Of A Lonely Heart や Rhythm Of Love を聴くことはできなかったでしょう。

彼が在籍していたころ、トレヴァー・ラビン時代の曲を嫌がるスティーヴを「いまのおれたちは新しいバンドなんだから、昔のアレンジでやる必要はない。あなたが弾きたくないフレーズは全部僕が弾くからあなたは新しい解釈でソロをやってくれればいい」と説得したのは他でもないビリーです。

そういう経緯を知っているだけに、2003年の来日公演であっとおどろくアンコールの Owner Of A Lonely Heart が演奏され、この曲を演奏しようと提案したのがスティーヴだったと聞いたときはびっくりしましたね〜〜(^^;。

オープン・ユア・アイズで数曲キーボードで参加、その後のツアーから正式メンバーに加えられ、マスターワークスツアー終了後に解雇されたイゴール・コロチェフ
彼はオーディションに参加したときにイエスのほとんどの曲をマスターしており、オーディションで弾いた曲は The Revealing Science Of God でした。

ステージではキーボードの「城」にマイクやパーカッションまでセッティングし、コーラスも担当するなど器用な面を見せています。
彼のキーボードはベテランばかりのメンバーの中で個性を発揮するまでにはいたらず、基本に忠実。オリジナルに近いキーボードワークを展開しています。
だからこそリック、パトリックという2大巨頭の大曲を存分に演奏したマスターワークスツアーが実現したとも言えます。

まったくの無名のプログレにーちゃんだった彼がいきなりトップバンドの、それもプログレバンドにおいては花形ポジションでもある正式キーボーディストの座に座ってしまったわけで、彼の生活は180度変わってしまったんでしょうね。彼はおそらく70年代のロックバンドにあこがれて、そんなミュージシャン生活を夢見たんでしょう。
スタッフの女性に手を出して警察に訴えられるという70年代だったら武勇伝に加えられるくらいで、たいした問題にならなかったようなことで彼のキャリアに傷がついてしまったのは皮肉な結果ですね。

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お待たせしましたじょんちゃん数え歌ツアーコンプリート! - 03/12/14 12:06:16

コメント:
来日公演各ツアーのじょんちゃん童謡シリーズ音源が出揃いましたのでまとめま〜す!
まずは初来日公演のさくらさくら
スティーヴのギターをバックに厳かに歌われています。

続いて1988年4月7日代々木オリンピックプールでの2度目の来日公演、どんぐりころころ
トレヴァーがギターでバッキングをしています。ちゃんと曲として成り立たせようとしています。

ABWH来日公演。1990年3月7日、横浜文化体育館でのぞうさん
歌詞もメロディラインもかなりしっかりしています。

UNIONツアー名古屋公演でのとんぼのメガネ
ノリよく歌いだしたのはいいけど調子に乗って2番まで歌おうとして墓穴を掘ってます(^^;

TALKツアー1994年10月4日武道館公演でのおうまのおやこ
彼女とラブラブだったじょんちゃんはスタッフが曲を教えようとしても気もそぞろで、ステージでも案の定かろうじて「ぽっくぽっくりあるく」と出るだけ。
それも歌になってません(^^;

30'th ツアー1998年10月11日川口公演の赤とんぼ
うまくいったのに気をよくして3度も歌ってます。アドリブも聴かれます。

最新2003年9月15日東京国際フォーラムでのチューリップ
歌いだしでぞうさんを歌おうとして笑いを誘ってます。
覚えるのが大変だったと見えて「あかしろきいろ〜」までで終わってます。
アコギのコードも前日まではかなりアヤシイコードを弾いてましたが、ファンクラブのスタッフに教えてもらってこの日はマシになってます。

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メンバー接近遭遇レポート - 03/09/22 00:26:41

コメント:
9月14日都内某所
来日追っかけをやっているKさんから連絡をいただきおいらも合流。
「ここにメンバーがやってくるんだ!」って思うだけで緊張するやらワクワクするやら大変(^^;
たまらずビールを注文。しかし高いぞ〜〜!

アランのサイン追っかけのみなさんとしばし歓談しているとKさんが動き出す。
「アランだよアラン!」
どひ〜〜〜ホンモノのアラン・ホワイト氏がおるではないか〜!
Kさんが「this is my friend」と紹介してくれるがこっちはまずエイゴを話すガイジンの前にいるというだけで緊張するというのにその相手がイエスのメンバーなのだ!
アランはガチガチに固まってるおいらを見て両手を広げて「りら〜っくす」と落ち着かせるポーズまでしてくれて、握手をしてくれた。
ようやく口を開くことができ、「I am YES Tribute band member. I play bass.」というセリフがやっと出てきた。
アランは「そのうちクリスがメシを食いに出てくるからサインもらうといいよ」と言ってベースを弾くポーズをして「His play is no good.」とジョーク。
まずは究極アナログ盤の中ジャケにアランのサインをゲット。

クリスのサイン30分ほどして、クリス登場。同じセリフを言うのが精一杯だったが、「I play bass.」の言葉にクリスは上機嫌で手を差し伸べて握手をしてくれた。

クリスのリッケンバッカーのサイン究極の中ジャケとともに愛用のRickenbacker 4001CSのピックガードにサインをしてもらいました〜〜!



その日はそこまでで会場に移動しました。




9月15日某所
お昼近くにしろちゃんと合流して某所へ。
2日目のほうが追っかけの人は多いみたい。
ジョンのサインしばらく話しているうちに外からジョンが帰ってきた。しばらく玄関でスタッフと話しこんだ後中へ。ド緊張しながらサインをもらいに究極のジャケを出す。「Thank you for great show.」と話し掛けるのがやっと。ジョンはサインに応じるために奥さんに「先に行っててくれ」みたいなことを話して一人残ってくれた。握手した手が暖かかったよ(^-^)

今日はクリスは通り過ぎる姿を見ただけ。ん〜でもオーラが出てましたね〜(^-^)






アラン、しろちゃん、たまアランが玄関からやってきた。
しろちゃんはアランファン。舞い上がっちゃってカメラを持ち出すどころの騒ぎじゃない。親切なアランはおいらの「Can I take a photograph with her?」の言葉に「Why not?」と気さくに応じてくれた。3人で写した写真をゲット!
しろちゃんはやはり究極のCDジャケにアランのサインをもらっていた。

アランにハグしてもらうしろちゃんアランにハグしてもらった写真も撮ったのだが…舞い上がったおいらがストロボを忘れたがために真っ黒になってしまったよ〜ごめんよ〜>しろちゃんm(_"_)m











スティーヴのサイン食事に行っていたスティーヴが帰ってきた。ステージの姿とはうってかわって黒のスーツをバリっと着こなした彼はまるでオックスフォード大学あたりの教授って感じ。メチャメチャダンディっす。
群がるファンに気さくにサインに応じてくれて、別の追っかけの人のサインペンがあまり出なくなっていたら、われわれが持っていたサインペンでもう一度サインしなおしていました。
でもライブの前ということで少しナーバス入ってたようで他の追っかけの人がお願いした写真撮影は断られたそうです。

そんなわけでメンバー5人のうち4人のサインをゲット。握手は3人だったな。しろちゃんはちゃっかりスティーヴと握手もしたみたいですね。

お会いしたメンバー全員にいえることですが、ファンをすごく大切に思っていて、声をかけた人に対してちゃんと目を見て話す姿勢はすごく好感が持てました。特にアランはガチガチのおいらに落ち着かせようと言葉をかけてくれました。スティーヴはしろちゃんの「I love your guitar.」の言葉に歩き出しかけたにもかかわらず振り向いて「Well well!」と手を差し伸べて握手をしてくれました。

人間イエスに触れた後のライブはまた格別でした。あの人たちが今ステージの上でパワフルな演奏をしているんだと思うと違った感慨がわいてきましたね。彼らの音楽を知る上でとても貴重な体験、というより今まで生きてきた中でいちばんエキサイティングな2日間だったと思います。

最後にこんなすばらしい機会を与えてくださったKさんに感謝します。ありがとね!
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イエス国際フォーラムライブレポート9月14日編 - 03/09/21 14:11:21

コメント:
東京国際フォーラムは有楽町なんつーいわば東京のど真ん中にあるにもかかわらずアリーナ形式を除くコンサートホールとしては都内最大なんだそうだ。
たしかにでかい。入り口から開場の席に座るのにけっこう階段を上がらされました。

4時開場、5時開演。用事で出遅れたしろうちゃんが4時くらいになってやっと来た。コインロッカーに荷物をつめこんで、外に食事へ。まったくノンキなもん。ま、そのほうが緊張しなくていいか(^^;

韓国料理とワインを味わってから開場に入ったときには1ベルがなる時間。
この日の席は34列23番。おいらはイエスのライブは2度目の来日以来必ず1公演は見ているのでそれほどでもないが、となりのしろちゃんはすでに心ここにあらず(^^;

おごそかに「火の鳥」流れ出す。大歓声があがる。やっぱイエスのライブはこれでなきゃいかんよ〜(^-^) そりゃ予定調和だのマンネリだのと言われておるのはわかっておりますがね〜、毎週見れる水戸黄門と違って数年に一度しか拝めない小国日本のファンとしてはやっぱり王道をいくライブを見たいってもんです。

Siberian Khatru
スティーヴのイントロがやたら遅い。年々遅くなっているような気がします。すかさずしろちゃんが「おせ〜!」とツッコミを入れる。後で聞いたらこれはスティーヴが意識的にやっていることで、曲にアクセントをつけるためにわざとなんだそうだ。それにしても…ノリが分断されてしまうって意味では昔の演奏の方が好きかな。
めっちゃ遅いイントロから一転。アランがリズムを持ち直す。この日のアランは気合がノッていたと見えて Heart Of The Sunrise でスティックを折るなどパワフルなドラムを見せてくれました。

クリスは相変わらずベースをギターのように振り回す。なんせ手がグローブのようにデカイ!。おいらも手はでかいほうだが握手をしたクリスの手はそれをまるごとガバっと包み込んでしまうくらいでかかった。フットワークもメンバー中いちばん軽い。
リックはキーボードブースの中を飛び回りながら華麗なキーボードを聴かせてくれます。あるときは反対側のKBのベダルを踏みながら長身と長い手を伸ばしてKBを弾くこともしばしば。
スティーヴはこの曲のギターソロが好きと見えてエンディングでは数すくないボディーアクションも見せながら長めのソロを展開してくれました。

Magnification
この曲のレコーディングはリックは参加せずオーケストラを使った。しかしリックはそんなこと微塵にも感じさせないキーボードワークでオーケストラパートを完璧に再現。さすが魔術師!。といいたいところですが、おいらは知っている…マグニからの2曲だけはリックはスコアを見るために老眼鏡をかけて演奏していたことを(^^;

Don't Kill The Whale
Magnification の怒涛のエンディングからドラムブレイクを経てこの曲へ。フロアタムを使ったアランのドラムが心地よい。2コーラス目のクリスのコーラスはかなりキーが高く、おいらではキツイんだけれど、クリスは苦しそうではあるがこなしていました。やっぱすごいな〜
エンディングはオリジナルより長め。(せきちゃん曰く「セ〜〜〜〜〜ットしよう」と歌っているんだそうだ(^^;)

In The Presence Of
この曲はわりと地味そうだけど、けっこうライブ栄えのする曲だということに気づきました。
この曲からクリスは定番のリッケンバッカーからレイクランドに持ち替える。いったんステージ上手に引っ込んで持ち替えてから帰ってくるんだけど、ベースアンプとキーボードブースのわずかな隙間をただでさえ巨体のクリスがベースをかかえて通る姿はちと面白かったです(^^;

We Have Heaven
去年のツアーからセットリスト入りしていたのは知ってたんだけど30年以上ライブでやっていなかったこの曲をナマで聴けるとはね〜。おそらくテープを使っているんだろうけど、バッキングもちゃんとシンクロしていたし、最近の技術があるから実現できた曲でしょうね〜

South Side Of The Sky
この曲も Fragile 発売当時のツアーでアンコールで何度かやったことがあり、その後 Relayer ツアーのアンコールでたった一度演奏されたって記録があるだけという貴重な曲。去年のツアーからセットリスト入りした。それも中間部のコーラス入りというのは初めてのこと。いや〜生きててよかった(^-^)
後半はリックとスティーヴの掛け合いソロをけっこう長くやってくれました。エンディングはリフの繰り返しを3回やって終わりになるんだけど、この日はなぜかリック以外は3回目で終わらず。4回で終わった。おそらくアランが1回目のリフを聞き逃したんだろうと思うが、リックは3回目で終わってしまい、4回目の途中で慌てて合わせていましたね〜。

And You And I
この曲もアレンジがツアー時期によって変わった曲です。Close To The Edgeツアーから Tormato ツアーまでは Apocalypse のキーをDに変えたバンドアンサンブルのイントロ。Drama ツアーでいったんアコギのイントロに戻り、90125 ツアーから Big Generator ツアーまでバンドのイントロ、Union ツアーでアコギ。Talk ツアーでまたバンドアンサンブルのイントロ。要するに、Drama 以降はスティーヴがいるかいないかでイントロが変わってきました。
また、The Preacher The Teacher でのクリスのマウスハープはリレイヤーツアーで導入され、現在まで続いています。
Eclipse でのスティーヴのスティールギターソロは Tormato ツアーまでは完全なアドリブでしたが、Union ツアーで一時復帰し、SLOのライブで戻ってからはスタジオオリジナルに近いソロを展開しています。
この曲と Heart Of The Sunrise は以前はあまり好きな曲ではありませんでした。アンコール定番の Roundabout はともかくライブのたびに演奏されるこの曲はもういいよって気分でした。
ところがいざ自分がイエスの曲を演奏する段になったらこの2曲が気持ちいいんですよ〜。And You And I は壮大なオーケストレイションに身を任せる快感。Heart Of The Sunrise は数限りなくあるブレイクをキメる快感。メンバーがやりたがるのがわかってしまいました。それ以来ライブでも大好きな曲っす。

Aメロ2コーラス目からクリスがベースでバッキングフレーズを入れるんだけどその部分不在になったベースパートの「デデデッデデ」を今回リックがKBで入れてましたね。

To Be Over
やってくれたぜスティーヴ!
思わずこう叫びたくなるような名演奏でしたな〜(^-^)
たしかに最近のツアーのソロコーナーにこの曲が挙がっていたのは知ってはいたけどここまで通してやってくれるとは!次はぜひバンドでやって欲しいです〜〜
でも途中リズムがクラップのようなシャッフルになったのはどうなんでしょう…あたしゃこの曲でシャッフルってちと違和感でした(^^;

Clap
言わずと知れたソロの定番中の定番。途中にアドリブもはさまずオリジナルに近いソロを展開しましたね。この曲を見るたびにこの人の手っていったいどうなっているんだろうと思ってしまいます。

ソロが終わって自らマイクで挨拶したスティーヴを紹介したのはアナウンスの声でした。それがクリスの声に聞こえたのはおいらだけですかね〜

ここで第1部は終わり。
タバコを吸いに外に出たものの。Aフロアは全面禁煙。しかたなく戻ってきた。翌日気づいたんだが開場を出なくても行ける喫煙所があったのね。

15分の休憩のあといきなりアメリカのバラエティ番組のイントロのような曲が流れてジョンが飛行機のポーズで出てくる。Yessongs や Queen's Park で見るジョンは神々しかったのにいつからこんなひょうきんキャラになってしまったの?(^^;

チューリップ
さいた〜さいた〜ちゅ〜りっぷ〜のはなが〜
な〜らんだ〜な〜らんだ〜あかしろきいろ〜きいろ〜きいろ〜
で終わってしまった(^^;
アコギの弾き語りだったがコードもアヤシゲなコードを弾いてました。
翌日、追っかけスタッフが最後まで歌ってもらおうとコード付の楽譜を作って渡そうとしたがツアーマネージャーの「Too difficult」の一言でボツになったらしい(^^;

ゴキゲンなじょんちゃんはチューリップのあと「ゾウサン…」と歌いかけて拍手喝采を浴びてたよん。

Show Me
これも去年のツアーからセットリスト入りしたジョンのソロ曲。なんでも Fragile の頃に作った曲だとか。「愛するジェーンに送る」とかMCで言ってたけど…Fragile の頃ジョンの奥さんは違う人だったよね〜〜(^^;

Rick Wakeman Keyboard Solo
待ってました!
みんなこれを聴きたくて満員になったといっても過言ではないでしょうな〜
リックに関しては賛否両論あるかもしれません。テクニック的には若いイゴの方が上かもしれない。オルガンをガンガン弾かせたらトニーの方が味があるのかもしれない。

しかしおいらはやっぱイエスのKBはリックだと思います。なぜかというと彼のソロは「フレーズ」ではなく「曲」になるんです。彼より早く弾くキーボーディストはいるでしょう。でも彼ほど早弾きが「メロディ」として耳に届くキーボーディストは知りません。彼のインプロヴィゼイションは作曲なんです。そんなミュージシャンはおいらが知る限り、リック・ウェイクマンとリッチー・ブラックモアだけです。

単なる早弾きにとどまらない彼のKBなくしてイエスは語れないと思います。

Heart Of The Sunrise
クリスほど楽しそうにベースを弾く人も珍しいんじゃないかと思います。
とくにこの曲はインタビューでも「いつになっても俺のフェイバリットは Heart Of The Sunrise だ」って言っているくらいで、実に楽しそうに、得意げにベースソロをします。その顔や、ブレイクで50を過ぎなお巨体を揺らせてジャンプする姿は、今でもステージが楽しくてしかたないロック少年そのままです。こっちまで楽しい気分になってきますね(^-^)

しかしジョン・アンダーソン58歳だっけ?。あの最後の「city」のキーが出てしまうってすごいことっすよね。

Long Distance Runaround
わりとオリジナルに近いアレンジでやってくれました。
クリスがちゃんとコーラスしてたのがちと驚きです。

The Fish
長丁場で例のリフを引き続けなきゃならないスティーヴのために椅子が用意されました。クリスは例によってうれしそうに「やるぞ〜〜〜」といわんばかりに腕まくりの演出でしたね〜(^-^)
このベースソロ、やってみるとそれほど難しいフレーズはないし実はベースをピックで弾く人ならだれでも出来ちゃうソロなんですね。それをあれほどヴィジュアル的に楽しいものにするエンターテイナークリスには脱帽してしまいます。あ、決して彼のベーステクが低いってわけじゃないっすよ。The Fish のソロに関して言えばそれほど難しいフレーズは弾いてないってだけの話です。

The Fishのあとはいつもの Tempus Fugit へ、アランとの掛け合いも見事としか言い様がないっすね。ドラムのリフが入るかってところでなにも入れずに客にフェイントをかける演出もニクイっす!

Tempus Fugit から On The Silent Wings Of Freedom のイントロへ。疾走するアランのドラムの上にエコーの効いたベースが舞い上がります。

The Fish にもどってInto The Lens にも出てきた例のリフでアランと壮絶なバトル。キーボードとギターが入って7拍子インリズムに。最後はイントロベースフレーズでブレイクして終わり。

Awaken
アランとクリスの紹介が終わると間髪を要れずにリックがイントロへ。定番だったのはこの曲の前にリックのKBソロを入れて引っ張るというパターンだけど、こういう展開も新鮮でアリかなって思います。

大阪公演では後半シッチャカメッチャカになって止まりそうな所をなんとか繋いだそうだけど、東京2DAYSはそれほどの破綻もなく感動の演奏を聞かせてくれました。Aメロのコーラスをクリスがサボっていると思っていたらなんとリックがシンセでコーラスパートを弾いてましたね。

サビをはさんだ後のAメロ3コーラス目は今までのリズムパターンから一転してリズムセクションは8分の6拍子を11回ってパターンになるんだけど、それを忠実に守っているアランのドラムに対してクリスはまったく無視してなんだかわからんフレーズを弾いていました。ちょっと手抜きかな〜って思いますね。

ここで知らない方のためにクリスが持っていた巨大なトリプルネックベースのおさらいを書いておきます。

クリスのトリプルネックベース

まずは一番下のネックは4弦ロングスケールのフレットレスです。
真中のネックは4弦ロングスケールのフレッティド。つまり普通のベース。
一番上がクセモノで、ショートスケールの6弦ベース。6弦と言っても普通の6弦じゃなくて構造的には12弦ギターや8弦ベースと同じで複弦が3コースあるかたちになってます。で、キー的には複弦の高いほうはギターと同じ。複弦の低いほうはギターの1オクターブ下。つまりベースの1オクターブ上です。

ですからこの曲の静かな部分で鳴っているクリスのフレーズがギターに聴こえちゃうのも無理はないんですね。

ちなみに、今クリスが使っているトリプルネックベースは日本製のコピーモデルだそうです。究極やユニオンツアーで使ったオリジナルはハードロックカフェにあるんだそうな。

ここからアンコール

I've Seen All Good People
もはや定番中の定番のアンコール構成。しかしみんなで歌うにはいちばんいい曲構成かもしれないですね。

Roundabout
「Along 〜 」のヴァースをカットしたショートバージョンでした。
オペラグラスで見ていたらリックは自分のパートがない間この曲を口ずさんでいましたね。なんかうれしかったです(^-^)

終わった後、興奮冷めやらぬこんさん、しろちゃんと居酒屋であついイエス談義を交わしました。楽しかったね〜>こんさん、しろちゃん(^-^)
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イエスお宝映像!

コメント:
以前もぷろサロで話題になりましたGoing For The One録音時の映像から拾ってみました。

スティーヴとクリスのアコースティックデュエット
クリスとスティーヴ

爆笑ピアニカ隊
ピアニカ隊


ゴキゲンで指揮してるのはなんとリック
指揮はリック
ピアニカ隊の写真をクリックするとピアニカ入り音源をMP3で再生できます。笑えます(^^;

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ジョン・アンダーソンのハイトーン

コメント:
50歳を過ぎてなおあのハイトーンボイスを維持しているジョン・アンダーソン。
彼の残したボーカルの中からどれほどのキーの高さを発揮しているかに迫って見ます。

彼がハイトーン振りを発揮し始めるのは1971年のFRAGILEからです。
この作品から高い部分を拾ってみると

HEART OF THE SUNRISEの最後で歌われるレはライブでもかなり成功率が高く最近のライブでもそのハイトーンぶりを遺憾なく発揮しています。
次のCLOSE TO THE EDGEの作品から拾ってみると CLOSE TO THE EDGEでのレは最後の部分ですが、ライブではこの部分だけキーを1音下げてますが、Solid Time Of Changeの最後のように上げて歌っているので最高音はレ#になっています。
SIBERIAN KHATRUのシはジョンが低いほうに移ってしまってあれれ?って感じでごまかしています。
次のTALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANSはそれほど高いトーンは見当たりません。

その次のRELAYERでは DELIRIUMのレはジョンのコンディションによってはかなりきつそうに歌われています。
TO BE OVERはわりと楽なようです。

次のGOING FOR THE ONEとTORMATOはジョンはスタジオでハイトーンを連発していますがそれがアダとなってライブでは苦しい場面が多く見られました。 ついにミまで登場しましたがライブではかなり苦しそうです。GOING FOR THE ONEでは裏返ってしまうこともありました。TURN OF THE CENTURYは当時のライブではわりとうまくいってました。KEYS TO ASCENSIONでは両曲とも1音下げています。しかし1音キーを下げたTURN OF THE CENTURYでジョンはメロディラインをかえてレまで上げて歌ってしまっています。なんのために下げたのかよくわかりません(^^;

ショーのオープニングをかざるParallelsのレは発音的に楽な歌詞だったと見えて危なげなく歌っています。

TOMATOツアーになるとFUTURE TIMESのレ、RELEASE RELEASEのミ、ARRIVING UFOのレはいずれも苦しく、ツアー前半の段階でRELEASE RELEASEとARRIVING UFOの2曲はセットリストからはずされてしまいました。ON THE SILENT WINGS OF FREEDOMのAメロの高い部分は安定していますが、後半ラ!ラ!ラ!のところはライブでは歌っていません。


他のロックシンガーと比べてみるとハイトーンの代名詞的存在だった全盛期のロバート・プラントの場合ROCK AND ROLLの高い部分がミ、STAIRWAY TO HEAVENのサビもミです。COMMUNICATION BREAKDOWNなどはおそらく裏声でしょうから比較の対象にはなりません。しかもロバート・プラントはライブでオリジナルどおりに歌うことをそうそうに放棄しています。イアン・ギランもハイトーンのほとんどが裏声です。

そういう意味ではジョン・アンダーソンが50歳をすぎても裏声をつかわずにハイトーンを維持しているというのは驚異的なことと言っていいでしょう。
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YES好プレー珍プレー!

コメント:
全国1000万人の好プレー珍プレーファンの皆さんこんばんは!
(似たようなフレーズどっかで書いたなぁ・・・・)

まずはここから!
オフィシャルにこんなの入れちゃいけません編

言わずと知れた Parallels
リックのソロの最後のほうでノリノリで弾くのはいいけどどんどん速くなっていってしまいには他のメンバーと合わなくなり、ウラに入るはずのベースがオモテになっちまったという笑っちゃうミスをクリス大明神は大胆にも Yesshows にしっかり入れちゃってますね〜〜大胆つーかいいかげんつーか・・・

ツアー最終日なんで疲れてボーっとしちゃった編

リック2連発!
まずはGoing For The One ツアー最終日パリ公演での Close To The Edge
静かになった後、リックのキーボードに導かれて3人のコーラスがきれいに決まらなきゃならないのに
まず最初の I get up, I get down, の部分のコードがまずちがう。1小節4回同じコードを弾くはずなのに3つ目であわてて修正してます。
次にTwo hundred women watch one woman cry, too late.に入る直前の小節も同じようにコードを間違って3つ目で修正してます。
カレーでも食ってたんでしょうかね〜〜〜(^^;

お次は同じ公演の Awaken
歌が終わって次の展開に入らなきゃならないのにリックだけ前のリフを引き続けて演奏がしっちゃかめっちゃか!

歌が出なきゃ始まらないよ!編

じょんちゃんの歌詞忘れはよくある話ですが歌いだしで歌詞が飛んで演奏が止まっちゃうことも珍しいことじゃありません。

Talk ツアーニューヨーク公演での And You And I
まぁトニーのキーボードがいまいち煮え切らなくて始まるタイミングがつかみづらいってのもあるけど2回も歌いなおすのはいけませんやね〜〜

Symphonicツアーハリウッドボウル公演での The Gates Of Delirium
完全に歌詞がすっ飛んでしまってしばらく演奏が中断します。おそらくクリスあたりに聞いたのでしょう。
それまでの演奏でバンドとオーケストラが全然あってないのでそれが気になって歌詞が飛んだのかもね。

曲の構成くらい覚えときなさいよ!編

Relayer ツアーニュージャージー公演での Heart Of The Sunrise
リフが重なる複雑な展開なのでわからんでもないけど一番の見せ場なんだからちゃんとキメてもらわなきゃねぇ・・・

じょんちゃん数え唄!編

じょんちゃんの童謡シリーズを集めてみました。
記念すべき初来日公演でのさくらさくら
UNIONツアー名古屋公演でのとんぼのメガネ

手元にある音源はこれだけなんです〜〜〜他にお持ちの方提供してくださ〜〜い!

オチャメな演奏編

初来日公演での Heart Of The Sunrise
ブレイク部分でリックが雅楽のようなサンプリングを使っています。

Going For The One ツアー最終日パリ公演の Roundabout
キーボードソロでリックがバグパイプの有名なフレーズを弾いています。

Talkツアーオーランド公演での Rythm Of Love
トレバーが007のテーマを弾いています。


他にもまだまだありますのでまとまり次第公開していきまっせ〜〜〜!!!
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イエスは本当に「忠実にスタジオ演奏を再現」するか?

コメント:
昔から言われてきたことだが、イエスはあの複雑な楽曲を寸分違わずステージで再現する、というのは大きな間違いだ。いや勘違いしてもらっちゃ困る。彼らがステージで再現できていないと言ってるんじゃない。再現する気になればおそらくそう難しいことじゃないだろう。しかしそれをあえてしていないのは彼らが「忠実な再現」などする気がないからだ。

それでも彼らが長いことそう言われ続けてきたのはスタジオ作品での複雑な楽曲のアレンジがクラシックに通じるものととらえられていて、クラシックの演奏者が楽曲を楽譜通りに再現すると一般的に言われているからのように思う。しかしクラシックとて演奏者や指揮者の意志で曲は変わる。ましてやイエスの楽曲はイエスのメンバー自身が作ったものだ。ステージでも自分たちのイメージで自由に演奏することができる。しかしボーカル主体のバンドコンセプトからその違いが目立たないだけだ。

あのインプロヴィゼーションの鬼のように見られているキング・クリムゾン。たしかにライブ会場の地名をつけられた完全なインプロヴィゼーションの曲はすさまじいものがある。だが、ちゃんと作り込まれた曲では意外なほどアドリブが少ない。フリップのギターなどバッキングに徹している。

ようするにボーカル主体の楽曲ではアドリブの自由度はどのバンドでも制限があると言うことなのだ。むしろイエスのメンバーはその中でかなり自由に演奏している。

クリス・スクワイアのベースなどバッキングなのにかなり遊んでいる。低音から高音域まで縦横無尽に走り回り、ビブラートやチョーキングなど多彩な演奏を隠し味(隠してないか(^^;)に仕込んでいる。

リック・ウェイクマンのキーボードソロはあまりにメロディラインが美しく歌っぽいので仕込まれたもののように取られがちだが、ブートレッグを聴けばわかる通り決して同じソロをやっていない。ライブ毎に違うソロを即興で「作曲」しているというのは驚異的といえる。

ジョン・アンダーソンはスタジオのボーカルラインなどハナから眼中にない。自分が歌いたいボーカルラインを好き勝手に歌っている。バックコーラス担当のクリス・スクワイアがスタジオでのメインメロディをステージで歌うことなどイエスでは当たり前のことだ。

アラン・ホワイトのドラムはスクワイアのベースの変化に的確に反応して見事なコンビネーションを構築している。

そういう意味ではいちばんスタジオに近い演奏をしているのはスティーヴ・ハウのような気がする。ソロパートでも同じツアーの演奏では同じ展開のソロが目立つ。よく言われるのが「リックの手癖」だがむしろスティーヴの方が手癖が多いように思う。

過去のメンバーで言うとピーター・バンクスはステージで「壊れる」。
I See You のソロなどメチャクチャだ。他のメンバーがついていけずに彼一人で延々とソロ(というより限りなく暴走に近い)を展開している。ギターを壊さんばかりの「壊れ」っぷりは初期のリッチー・ブラックモアもかくやというほどだ。

ところがクリムゾンに移籍してインプロヴィゼーションの中核をなすことになるビル・ブラッフォードのイエス在籍時代は意外とアドリブがきかないドラマーだった。Yessongs に収録された Perpetual Change のドラムソロなど、ロールをしながら次に何をやろうか考えてるふしがあるなど、クリムゾン以降の自在のアドリブからは考えられないような退屈なドラムソロを披露していた。

次回は「イエスはステージで寸分違わず完璧な演奏をしている」について彼らのステージ演奏でのあら捜しをしてみようと思う(^^;
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たわごとを書きます

コメント:
誰に読んでもらおうとか言うんじゃなくてイエスやプログレに関して思ったことを書いていきます。
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