Japanese only



1. The Calling [6:52] 
2. I Am Waiting [7:22] 
3. Real Love [8:42] 
4. State Of Play [4:58] 
5. Walls [4:52] 
6. Where Will You Be [6:03] 
7. Endless Dream [15:41] 
 a) Silent Spring 
 b) Talk 
 c) Endless Dream 
 
Produced by Trevor Rabin

Release date: March 1994

Jon Anderson (Vocals)
Trevor Rabin (Guitars keyboards vocals and programming)
Chris Squire (Bass and vocals)
Tony Kaye (Hammond organ)
Alan White (Drums)

「5人に戻ってよかったよ!!」(CHRIS SQUIRE 談)の言葉通り、迷走するYESが落ち着いた(かに見えた)作品。

UNIONツアーが終わり、予想通り STEVE HOWE と BILL BRUFORD がバンドを離脱。CHRIS はインタビューで「RICK を含めた6人でアルバムを作る予定だ」と語り、スタジオにも入ったようですが、RICK はいざこざの絶えないバンドに嫌気が差して3度めの脱退をしてしまいます。

アルバムのレコーディングは完全に TREVOR RABIN の主導で行われ、TREVOR は良くも悪くも YES の看板であり、とんでもない気分屋で気に入らないことがあるとすぐにバンドを辞めてしまう JON ANDERSON をいかに気分よく歌わせるかということに腐心しました。その苦労はいい方に影響したようで、TREVOR の卓越した音楽性と、JON の目指す YES の世界観が見事に融合した傑作に仕上がっています。

にもかかわらずレコード会社がまともにプロモートを行わなかったためセールス的には惨敗しました。

このアルバムのツアーは1994年6月から10月にかけて行われましたが、コンサートソニックと呼ばれるミキサー卓の音源を会場にリアルタイムでラジオ放送するという実験が行われ、いくつかのサウンドボード音源がブートレッグ化されています。

また、このツアーで初めて表立ってサポートミュージシャンが起用されました。(90125 ツアーでも実は見えない所でサポートキーボーディストがサポートしていたらしいです)

後に YES の正式メンバーとして迎えられる BILLY SHERWOOD がサポートメンバーとしてキーボード、ギター、ベース、コーラスを担当しました。

来日公演もめずらしく北は仙台から南は小倉、高松まで回るジャパン・ツアーを行ったものの客席はガラガラ。メンバーのモチベーションも低かったらしく手抜きの演奏が目立つ来日公演でした。