Japanese only




Disc One 
1. Siberian Khatru [10:16] 
2. The Revealing Science Of God [20:32] 
3. America [10:28] 
4. Onward [5:48] 
5. Awaken [18:33] 
Disc Two 
1. Roundabout [8:30] 
2. Starship Trooper [15:05] 
3. Be The One [9:50] 
4. That, That Is [19:14] 
Produced by Jonathan Elias

Release date: 1996

Jon Anderson (vocals)
Rick Wakeman (keyboards)
Alan White (drums)
Steve Howe (guitars, vocals)
Chris Squire (bass, vocals)

21年前の3月4日〜CHRIS の誕生日〜シンシナティのホテルの一室で、当時のメンバー〜JON、STEVE、RICK、CHRIS、ALAN〜は、21年後にもし世界が滅亡せず、自分たちがまだミュージシャンとして働ける状態にあった場合は、YES ファンとともに21世紀を迎えるために再び集まってアルバムを作り、ツアーを行おうと誓い合った。

こんな文章がオフィシャルサイトに載ったのは1995年1月14日のことでした。
もう見ることはないだろうと諦めていた70年代の黄金のメンバーが返ってくる!
世界中の YES ファンが胸を躍らせたに違いありません。

ところが、その黄金のメンバーによる3日間だけのお披露目コンサート会場としてアナウンスされたのはカリフォルニアの片田舎にあるたった800人キャパの映画館。きっとチケットの競争率は 2007 年のあの LED ZEPPELIN の再結成ライブに匹敵するほどだったのではないでしょうか。

この会場が選ばれた理由は、単純に JON の住んでいるところに近かったからだそうです。

YES はこのアルバムをライヴアルバムとして制作するつもりではなく、70年代の曲をこのライヴ音源を元にリメイクしたかったようで、STEVE と CHRIS のコーラスパートはほとんどオーバーダビングで入れなおしている等、アルバムにも同時に発売されたビデオのサウンドトラックにもかなり手が加わっています。
(ビデオ映像では CHRIS が明らかにマイクから離れて演奏しているのに彼の声が聴こえる部分も見られます)

とは言うものの UK の NIGHT AFTER NIGHT のようにライヴアルバムなのに JOHN WETTON の声がリード以外のコーラスパートから聴こえるなどということはなく、ライヴでのコーラスパートに忠実に作られており、ある意味彼らが目指す理想のライヴ演奏形態を示したとも言えます。

アルバム発表後には彼らとしては珍しくニューヨークとハリウッドでプロモーションのためのスタジオライブを行いツアーを予告するなど、やる気満々でした。

ところが、マネジメント体制の変更などもあって、予告されたツアーの日程がなかなか決まらず、RICK のソロツアースケジュールが先に決まってしまい、ツアーはキャンセル。RICK も4度目の脱退ということになってしまいます。