Japanese only



1. The Gates of Delirium [21:55] 
2. Sound Chaser [9:25] 
3. To Be Over [9:08] 
Produced by YES & Eddie Offord

Release date: 5 December 1974

Jon Anderson (vocals)
Steve Howe (guitars and vocals)
Chris Squire (bass guitar and vocals)
Patrick Moraz (keyboards)
Alan White (drums and percussion)

脱退したRICK WAKEMANに代わり、PATRICK MORAZがキーボードを弾いた唯一のスタジオアルバム。

全作 Tales From Topographic Oceans のツアーが1974/4/23まで続いていて、その後 RICK WAKEMAN が脱退したことを考えると、異例の速さで発表されています。
RICK はインタビューで「レインボーシアターでメンバーに脱退を告げた」と話しています。

レインボーシアターでの公演はツアー冒頭の1973年11月ですから、ほぼ半年前には RICK の脱退は決定していたことになります。

もしかしたら後任のキーボーディスト選びはその時から始まっていたのかもしれませんね。

後任としては一度 JON と交流のあった VANGELIS が候補に上がりましたが、ミュージシャンユニオンの問題等で実現しなかったという経緯があります。

最終的にはバンドは EMERSON を失った NICE の残党がバンドの再興をかけて結成した REFUGEE から PATRICK MORAZ を強引に引き抜きました。

冗長でわかりにくかった全作に比べて、長尺曲ではあるものの明快でエネルギッシュな演奏は、MORAZ の明るいトーンのキーボードやトーンベンダーを駆使したシンセサイザーと相まって他の YES のアルバムとは一味違ったイメージがあります。

また、ALAN WHITE がアレンジに参加したと見えてドラムもバンドに馴染んでいます。

この時期、バンドの人気は頂点を極め、アルバムをフィーチャーしたツアーは各メンバーのソロアルバム作成期間も含めて2年に及び、数万人規模のスタジアムをソールドアウトさせるコンサートを繰り広げていました。

オフィシャル録音を含めて、サウンドボード音源が多いのもこのツアーの特徴で、多くの良質な音源が BOOTLEG 化されています。

スタジオワークでは素晴らしい音色と演奏を聴かせた PATRICK MORAZ ですが、いざツアーに出てみると、自分が参加していない曲のアレンジや音色選択などで対応力不足が目立ち、ソロが独自なのは仕方ないにしても、バッキングにおいてもセンスの無さを露呈する場面が多く見られました。

奇行が目立つなど性格的にも問題があったらしく、ツアー終了後クビに近い形でバンドを去っています。