Japanese only



Disc One 
1. Magnification  [7:25] 
2. Spirit Of Survival  [6:02] 
3. Don't Go  [4:27] 
4. Give Love Each Day  [7:44] 
5. Can You Imagine  [2:58] 
6. We Agree  [6:30] 
7. Soft As A Dove  [2:18] 
8. Dreamtime  [10:45] 
9. In A Presense Of  [10:24] 
 i. Deeper   
 ii. Death Of Ego   
 iii. True Beginner   
 iv. Turn Around And Remember   
10. Time Is Time  [2:09] 
Release date: 2001

Jon Anderson (vocals)
Steve Howe (guitars)
Chris Squire (bass)
Alan White (drums, Piano)

「ロックとオーケストラの融合」
この言葉は1960年代から試みられてきた決して目新しい言葉ではない。しかしここまで融合に成功した作品がこれまであったかどうかは疑わしい。本作でのオーケストラはけっして出過ぎることなく要所を締め、イエスサウンドの要素として見事に溶け込んでいる。スティーブ・ハウはインタビューは「もうキーボード奏者をバンドメンバーとしていれるつもりはない」と語っているが本作を聴くと納得できる。もっともいつまでもオーケストラにたよったライブばかりしているわけにもいかないからいずれはパーマネントキーボーディストを入れることになろうが....

イエスの作品として初めてリードボーカルをクリスがつとめる(5)もおもしろい。まぁこれまでもライブなどではメインメロディをクリスに任せてジョンが一番高いパートを担当することはよくあることだったのだが....

ビリー・シャーウッドというセカンドギタリストが脱退したことでスティーブは自分の世界をギターで構築することに成功している。クリス・スクワイアとのユニゾンプレイもたっぷり聴ける。前作 THE LADDER ではジョン・アンダーソンのお元気ぶりだけが目立ったが、本作では「黄金のメンバー」とも言える4人が生き生きと演奏しているのがわかる。聴いていて気持ちのよくなるアルバムだ。