管理者自己紹介
治さない治し方 & 自然性回復セラピーに至るまで
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私は金光由展と申します。
私は若干ではありますが、「体と心のつながり」についてこだわってきました。
整体やセラピーなど多くのご縁があり、自分なりのスタイルを形成しつつあります。
このサイトの内容は常識とは少しずれているかもしれません。
しかし、全ては事実にもとづいています。
私はもともと、自分が医療のお世話になった故に、体が不自然になってしまった経緯がありますので、そのせいか、来る人もあまり医療に依存していない人が多いように思います。
しかし、心配であればいつでも医者に行くように奨めています。
最近は医療も躍進しており、免疫学、ホルモン分泌学、大脳生理学、大脳神経学?等は特にめざましい発展をみせているらしく、10年体位で見るだけでも大変な違いがあるらしいです。
だから医療に批判的だった私も段々と考え方が変わってきてきています。テレビでの専門家の説明がちょっとしたアイデアの元になったりすることもあるくらいです。
また同時に代替医療という言葉も使われるようになりました。アメリカでは医科学の分野の人が一つの症状に対して医療、指圧、ストレス解消、カウンセリング、カイロ等各種の効用についてデータやアンケートを集計して発表していたりします。
心身の改善方法には次の段階があるようです。
1.治す治し方
2.治る治し方
3.治さない治し方
私は自然の成り行きでこの順番で求めてきました。
〜 自然性回復セラピーに至るまで 〜
私は大学の建築学科を卒業して後、沖正弘という人に師事してヨガを学びました。ヨガといいましてもこの人なりの独特の求め方があり、インドヨガとは少々異なり、日本文化を重視し、求め方はまさしく求道的でした。
この人が凄かったことの一つは、ノイローゼが来ようが、植物人間が来ようが、ガンの死にぞこないが来ようが、難病奇病、社会からはみ出した人、すべて「 はいどうぞ」 しか言わなかったことです。そこで作られた映画の中でで植物人間だった人が歩いているのには驚きました。
性的トラウマのため精神に変調をきたしている人、先生を殺しに来たという人、ひどい盗癖の子、断食希望の人、裁判官、医者、とにかくもう制限がありませんでした。
また、同じ一つの症状に対して、これは肝臓性、こっちは腎臓、この人は心理的、彼は因縁の深いもの、というように類別ができたことや、何にも属さず、自由な立場で、体験体得の中から全てに共通の原理原則を見出そうとするあり方もこの先生の魅力でした。
全てのことには意味がある。 病気を治すには、治す治し方、治る治し方、治さない治し方の三段階ある。
この教えは、私がその後、整体とセラピーを複合させていく上で大きな課題となると同時に支えになりました。
私は27歳の時に、ここを出てから一切ヨガ関係との縁を全て断ちました。
まぁ、いわゆるこの世界から足を洗ったわけです。(^^ゞ
何も知らない方のために念のために書いておきますが、ヨガと言いましてもオームとは一切関係ありませんし、とにかく時代がまったくずれています。
1.医療の世界(治す治し方)
問題症状と対立して、抑える、闘う、排除する。これを治す治し方とします。
薬であろうと、療法であろうと対立的な場合を全部含めます。
現実にはこの方法でなければ対応できない場合もあります。
あまりに痛みが激烈で正常な心理状態を保ち得ないとか、手術しか手がないといった状況です。
2.均整法と野口整体(治る治し方)
治る治し方とは、自然に治るような条件を整える方法をさします。
私はヨガと離れた後も体の勉強だけはしたかったので、アルバイトをしながら姿勢保健均整専門学校で療術を教わりました。
均整法は療術の中では優れています。東洋医学と運動系の医学を融合させているからです。
ある症状の原因について「胃袋の○○という症状は腰椎何番が右に変異するとそうなるのでそれを解消すればよい」という観点と方法が確立しているのです。
これは眼、耳、鼻、喉に始まり、内臓の病気全般について情報が整理されています。
運が良いことに、そこで知り合った人で小川長也さんというかつて野口整体の弟子だった方から整体を教わったことでした。
小川先生は野口先生に一目置かれた人で、さすがに手の感覚が人並みではありませんでした。私はそうやって療術的な仕事へと向かっていきました。
均整術が姿勢の医学的であるのに対して、整体は人間的で自然法則的で深さがあることに私はショックを受けて後ずさりしました。
ヨガの総合性も魅力はありますが、イノチに対して謙虚に礼儀を保とうとする整体は、今思うと療術というより神聖な気もちを持って人に関わることの大切さを問われた感があったと思います。
また整体といえば、もともと野口整体であったところから独立した井本整体(井本邦昭先生)の道場にも通いました。確か新プロ講座までお世話になりました。ここも大変勉強になりました。
井元先生から学ばせていただいたことは数限りありません。道場を離れてからも夢にまで登場して頂いてご指導いただきました。
整体の臨床が自分なりにシンプルになりましたし、整体体操は時に驚くような効果を上げました。本当に感謝しています。
3.体や感覚を主体にした体験的心理セラピー(治さない治し方)
時間的に前後しますが、小川先生と離れた後、子どもができたりしていろんなきっかけでもう一度自分の内面を見つめ直す必要性を感じました。
内面を見つめる方法についていろいろ調べていくうちに、心理学にも人の心を機械のように扱うのではない手法があるのを知りました。
A.ミンデルなる元々物理学博士であり、ユング派のセラピストでもあった方が創始されたプロセス指向心理学の世界に出会いました。
これは私にとってはラッキーでした。このときフッと心によぎりました。
このことで心身共に改善する各個人への協力の仕方を確率できるのでは‥‥。
そこから「治さない治し方」が成り立つ原理が私なりに言葉になっていきました。
そして自分なりに研究を重ねてセラピーの技術を徐々に臨床に応用していきました。
その他、B.ヘリンガー博士が提唱する体を使って行う心理セラピー、ゲシュタルト療法なども大変参考になりました。自分なりに研究を重ねていきました。
研究会を設けて、プロセス指向心理学、ヘリンガー博士のセラピー、整体、ヨガ、ホ・オポノポノ等々をそれこそこだわらず、とらわれず、引っ掛からずのスタンスで実験を繰り返しました。
結局、治さない治し方とは、コントールを一時手放し自然良能作用の言い分を聴いて
それに随ってみることを意味します。
内なる智恵に依存すると言い換えることもできます。
これだけは普通で言う病的な依存症にはなり得ません。
なりようがありません。
このような経過で、私は複合的な仕事の仕方をしています。
「 自分の自然をもうちょっと信頼しようではないですか 」が
自然性回復セラピーの基本の思いです。
整体も心身セラピーも自然体、自然心を取り戻すにはとても協力的な関係にあります。
ですからどちらから入っても目的は一つに向かっています。
それは「 より自然に、心身共に、自己回復 」です。
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