ここに紹介する手当て法は実際に私の会員が症状改善のために使っている方法
です。私の会では各自が自分でやれることはでき得る限りやってもらっていま
す。
蒸しタオルがいろいろな症状に効果があるというとまだ信じてもらえないこと
の方が多いのですが、私は10年くらい前に健康教室を始めてからずっといろい
ろな手当て法を紹介してきました。
ハッキリしていることはまず「害が無い」このことです。それだけではなくい
ろいろな症状に効果を上げてきました。教室の目的が特に母親が家族の健康を
ある程度保っていけるようにというものですから、あまり専門的な知識を持ち
出さずにやれる内容である必要があったのです。
■ 蒸しタオル温法
● 鼻筋への蒸しタオル(喘息で息が苦しい時)
タオルを当てるときに鼻の下のほうまでかかるようにタオルを被せます。こ
うすると湯気が鼻から入って吸入器と同じような作用が生じて楽になります。
但しタオルの温度に注意してください。顔は意外と敏感であまり熱すぎるの
を子供さんに当てると嫌がります。かといってぬるいのを当ててはいけない
のは当然です。
これは特に冬場には効果が分かりやすいです。でも季節を問いませんので、
行って下さい。炎症を起して肥厚している気管に水分を供給し、胸が楽にな
ります。生理の二日目の夜に鼻柱全体に6分ほど蒸しタオルを当てると、生
理の経過がよくなります。
● 胸への蒸しタオル(喘息、胸を冷やした、咳が出る)
蒸しタオルを胸に当てて下さい。すると呼吸が楽になります。
● 日頃の手当て法(喘息)
胸椎の3、4、5番を中心に蒸しタオルを当てます。
このとき後で紹介する体操を行なってからやるとより効果があります。
■ 蒸しタオルのつくり方と注意点
1.まずやや厚めのタオルを用意。それとゴム手袋
2.タオルにお湯を浸してよく絞る
湯沸し気からお湯を出しても、熱いお湯を冷めにくい入れ物に入れても良いか
ら、タオルにお湯を浸してよく絞る。保温ポットからお湯を取るときはかなり
熱いので気をつけること。
会員の中には電子レンジでチンして作っている人もあるようです。この方法が
あまりに簡単でハマってしまい、毎日何度もやった主婦がいます。
しかし、その月の電気代が‥‥。
とにかく熱すぎたときには少しほぐして冷ましてください。まあ、ほっぺにで
も当ててみると熱さの程度はすぐわかると思います。
3.普通は4〜5分当てて、タオルを絞りなおし、また当てます。
4、5分を一回として3回から4回当てます。
絶対に当てっぱなしにしないで下さい。
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!注意点
★ 必ずタオルである事、タオル以外は使いません。ホットパック、ホットカ
イロ、コンニャクなどは使いません。これは守ってください。魔法に約束事が
あるのと同じくらい大事。
★ 電子レンジで温める時はよく温度に注意の事。
★ 当てっぱなしにしないこと。4、5分したら必ず再度絞り直す事。
★ 基本的には3回〜4回温めます。厚めのタオルだと折り返せば片面が冷め
てきても使えます。しかし連続的に当ててはいけません。しばらく離して冷ま
してください。
ただし、冷ますといってもわざわざ冷たいタオルを当てるようなことはしない
で下さい。これをやると今度は神経が鈍ります。冷ます時間を蒸しタオルの作
り直しに使えば丁度いいです。
★ それから最後に乾いたタオルで拭いておいてください。特に冬場、梅雨、
秋口は後頭部辺りに行った時は髪の毛があるので冬場は冷え込まさないよう
ちゃんと拭いておくこと。
■ 改善されている他の症状
すでに亡くなられた方で日本を代表する有名な実業家が、健康維持のために一
年間に使っていた額が一千万円だった話を聞いたことがあります。超お金持ち
ならそれぐらいのことをやってくれなければいけません。
そういう方が社会の血としてのお金を吐き出さなければ他への血の巡りが悪く
なるからです。
そこまでお金の無い私などはどうやったら手持ちの血液だけでやりくりするこ
とができるかを考えてしまいます。
全ての病気が蒸しタオルで根本改善できるかというとそれは無理です。でも、
以下の症状に効用を発揮したのも事実です。
頭痛、中耳炎、歯の痛み、花粉症、咳、喘息、胃の痛み、肝臓の不調、眼精疲
労、イライラ・焦燥等の感情の不安定、睡眠異常、肩・肘・手首・腰・膝等の
身体各部の痛み、生理痛、腹痛、白内障、風邪、更年期症状、便秘、アトピー
、動悸、高血圧、慢性疲労、冷え性、坐骨神経痛、胆石、通風、胃痙攣、膀胱
炎、肩凝り、四十肩・五十肩、扁桃腺・咽の痛み、腰痛、
自分でできる手当て法
--// 経費がかからず効果的 //--
蒸しタオル温法、足湯
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◆ 足湯の行ない方
深めで大きい洗面器(ポリたらいがやりやすい)を用意し、
踝(くるぶし)がぎりぎり隠れるまでの深さにお湯を入れる。
注意.お湯の深さは図のように踝に湯がかかるところまでです。
その意味では右側の図では浸け過ぎています。この人は失敗ですね。
悪い例です(絵が下手ですみません)。
1.ややぬる目から始めます。つまり一度やや物足りない温度につける。
お湯に足が慣れたら一度足を出します。
2.熱いお湯を足して風呂に入る時の適温か
それより少し熱いくらいに温度を上げる。お湯に足が慣れたらまた出す。
3.今度は約2度ほど確実に上げます。
そのまま差し湯をしながら6分続けます。
途中お湯の量が増えますから適宜捨ててください。
注意.
子供は温度に敏感です。熱がるようでしたら無理に入れさせないで温度設定を検討してみてください。最近の子供はゲームに夢中で眼を使っていますし過剰栄養のため腰が疲れています。
冷暖房設備の良さもあって体がとても鈍っています。足湯は大事です。
鈍すぎ、過敏な子供でもこの方法だと大体大丈夫です。
4.二度上げてから6分経ったら足を出してゴシゴシと乾いたタオルで指の股まで綺麗に拭きます。
そして左右の赤みの差し方を判断します。
本当に体に疲れが溜まっているときは、片方の足に赤みがささないで左右差がはっきり出ます。
5.赤くなっていない側だけ更に1度半から2度上げて2分浸け足し、左右差を解消。
通常はこのくらいで赤みがさしますが、左右が揃わないときは揃うまで行います。後でよく拭きます。
風邪の時は体温の左右差がはっきり出ます。
両脇の下に体温計を差して、温度の低い側の足の温度を上げる側としたら間違いがありません。
冬場はお水を飲みながら行なう事、その時最初口に含んで唾液と混ぜそれを捨てる
事を3回行なっておく。効果抜群!
こういうことが一年間効いたりすることもあります。
効用
風邪の時熱が三七度五部前後の時に行うと経過がよくなる。
中耳炎、咽の痛み、腎臓の不調、肩凝り、頭痛、生理痛
首から上の症状・風邪の時の定番! 足湯