--今までに実際に起きたことを元にまとめました。
治癒的効果だけではなく以下のような効果が期待できます。


★ 身長が伸びる!
歪みの元の緊張が取れた分だけ伸びるから。

★ 呼吸が深くなる!
体操は全て骨盤を軸に設計。息を詰めると骨盤を緊張させるように、実は骨盤の弾力は呼吸の安定を保つのです。

★ 感情の安定効果がある!
怒り、悲しみ、怖れ、焦りなどの感情のゆらぎは呼吸に現れるものです。

呼吸が深いと感情も安定やしすくなります。「身体→心」現象は確実にあると思います。しかし、深い本質的なテーマではやはり心は心でしか処理できないのではないかと思います。

私は結構長い間自分の体で試しています。できるだけ、整えておいた方がワークで早く本質的な処へ入るような気がしますし、ワークが深くなりすぎても安定感があるような気がします。

★ ストレスに強くなる!
心理緊張が表現されるのは鳩尾で、こことバランスしているのが丹田。ここは東洋では心身のバランスをとる中心とされています。

★ 免疫力向上!
丹田に力があり、わき腹に弾力があるときの癌は悪性ではなくこの場合自力で治る可能性が大。


★ 痩身効果!
骨盤の開閉は痩せる・太るに直結、骨盤をしめると痩せます。

★ 姿勢が良くなる!
背骨が真っ直ぐなのは歪みの一つ、腰が上体を支えるにはS字状の自然なカーブが必要。

★ 自己防衛力が高まる!
悪い物を食べたり過食すると下痢し、暑いと汗を出し、寒ければ皮膚を縮めます。

こういったごく自然な正当防衛力が高まります。丹田力は排泄力にもほぼ並行し生理の不完全も病気の元となります。

★ 諸道の上達!
腰は攻め、腹は守りでその力のまとまりが丹田の力と武道では言われていますが、体操は丹田に力がまとまるように設計されています。

★ 諸芸の発展!
直感や集中力の元である骨盤を整えるのが体操の基本なので自分らしい感覚が成長しやすくなるのです。


■ プロセス体操とは?

NRTでは主に三種類の体操があり、プロセス体操はその総称です。目的は心身の自然の変化に協力する事です。内面から動きに反映された情報を拠り所にするA、整体体操や背骨体操主体のB、Aの応用として背骨を起点にするCの三種類に分かれます。ここでの紹介はBについてです。


【 B-プロセス体操 】
整体体操、ヨガの背骨体操が基本になっています。症状を持つ体は中心の力が抜けてそれが体の外側、股関節、肩、肘、膝、手首、足首に異常緊張として遠心的に分散しているので、それを中心へ戻す形式をとります。

末端に症状が出ている体は意外と重い事が多いので症状が肘、膝から先に出るときは要注意。力が中心に集まると背骨に弾力がでてきます。
S-プロセス体操(季節変化に即した体操)もこの中に含んでいます。



‥▼ B-プロセス体操の目的


プロセス体操の目的は心身の安定と適応性を高めることにあります。このため心身のバランスをとる中心点である丹田の充実を焦点にしています。

何故なら丹田に余力があれば自力で病気を治すことができますし、心が安定しているときや溌剌としているときにはここが充実していて、ストレスに対する適応力もあるからです。

ご存知のように東洋ではその身体観の中に丹田という体の中心点の存在を認めています。これは観念的なことではなく実際にその力に直結した箇所を手で調べる事ができます。心身が著しく偏ってきますとこの丹田に集約される力が弱くなるのです。

自然治癒力が高まり心に余裕ができるには呼吸の安定は欠かせない条件なのです。理想的なことを考えると、同時にそれは姿勢の安定が条件にもなります。

プロセス体操が狙っているのは呼吸が丹田まで通るような姿勢であり、その為には腰と骨盤の歪みを整える必要があります。

この体操法は病気治しが本来の目的ではなく、からだとこころが安定することにより得られる個人の潜在的能力発揮にあります。

ただ、そういうことを求めましても例えば膝が痛かったり病気であったりしますと、能力発揮の限界が生じますし、周囲に迷惑をかけたり場合によっては他人の力を借りなければならなくなります。

これでは自分の体そのものがストレスの原因になります。そこで体を整えることで症状を自力経過させるのが整体体操=B-プロセス体操なのです。

例えば腰椎5番の力の弱い人は膀胱炎を患いやすいです。この場合それに伴った姿勢をしているものです。そこでそこを強くする体操を行えばバランスが取れることになります。

このように肩凝り、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器など各症状に合わせて必要な体操を行えばよいことになります。

心身が変化していくプロセスを重視して丹田を安定させるには心理的、呼吸法的、芸術的、手当て法的、関係性(他人との関わり方)的といろいろな方法があります。

B-プロセス体操は丹田の力を奪ってしまっている姿勢の歪みや偏り緊張を弛め、丹田に戻す方法としての療術的健康法的価値ももっています。

▲ 欠点は、ラジオ体操のように模範演技を見てそれで直ぐ覚えられるというマニュアル性が希薄なことです。ある程度形式化されているパターンもあるのですが、個々のプロセスに合わせなければならないので。この点一般化が難しいのです。

どうぞ心地よいからだに出会ってください。



参考図書
整体法の学び方−井本邦昭−(三樹書房)
  整体独自の体への理解など分かりやすく書いてあります。
プロセス体操の効用
ふわっ と肩の緊張が取れて、腰に力が
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