上直竹下分にある富士浅間神社の裏山には埼玉県指定天然記念物「滝の入タブの木」があります。
通常、四国、九州等温暖地に自生するクスノキ科のタブの木の中では最も北限にあります。
推定樹齢700年で、樹高20m、目通り5.5m,根回り7m,枝張り27mの大木です。
2005年7月、樹齢700年を超える南高麗のシンボル、富士浅間神社のタブノキの枝が折れてしまいました。どうなってしまったのか?と心配されて居られる方も多いのでは、と、暑い中を取材に行ってきました。大きく張り出した枝が折れてしまいましたが、タブノキの勇姿に変わりはありませんでした。
富士浅間神社・境内案内図 |
富士浅間神社の参道入り口 神社の裏山は海抜290mの ”富士山”です。 |
参道より拝殿に進み 登山道を登るとタブの木です。 |
|
富士浅間神社裏山の北斜面にそびえる南高麗のシンボル・タブの木です。 推定年齢700年ということは・・足利尊氏と同時代に生まれたんですね。 幹の中程のこぶが顔に見えませんか?こぶから上の枝は髪の毛に見え、 左にのばした枝の先に杖をつき、700歳相応の貫禄があります。 |
拝殿左にある「芙蓉の滝」
古くは滝に打たれに遠くからやって来たと伝えられています。
現在は滝に流れ込む水量が減ってしまったため、大雨の後でなければ本来の滝の姿を目にすることは出来なくなりました。
写真は2002年7月、台風6号による大雨後の滝の姿です。