毎年ドイツで開かれるHAMの祭典”HAM
RADIO 2002”の詳細をインタネットで入手。何とか行ってみたい。一人では自信ないし誰かを誘って行こうと心に決め、好奇心旺盛のKAさんにターゲットを絞りました。KAさんは40年来のつきあい。お互いに云いたいことを云えるカミさんより長いつきあいの友人です。何より頼りになるのは好奇心です。デイトンに行こうというKAさんの話をフリードリヒスハーフェンに行こうとすり替え見事のってきました。
フリードリヒスハーフェンてどこ?
ひどいものです人を誘いながらどこにあるのか知らないのです。
好奇心に火がついたKAさんと地図で調べ南ドイツのスイスとの国境ボーデン湖畔の町であることが判明しました。
ここまで来れば何とかなる・楽観的な私はKAさんの好奇心の火が消えないようにウチワをあおぎ続けました。6月末はドイツでいちばん気候の良い季節、格安航空券を見つける達人のKAさんでも旅費が予想を遙かに超えます。目をつぶって行こうと決めたのは云うまでもありません。
田舎町での移動は車がないと・・・KAさんは気持ちよく運転を引き受けてくれました。ここまで来れば後はインターネットを駆使してすべて手配完了です。といっても私は言い出しっぺではありますが忍法”お任せの術”何もせず口だけ出す・・・KAさんいつも済みません。 6月24日早朝、無線機からKAさんの声が聞こえてきました。
もう家の近くまで来たようです。
いよいよ出発、車に同乗し成田へ。
成田は
一時期の混雑がうそのようにスムーズに出国できます。
しばしの退屈な時間を余儀なくされる長い一日の始まりです。
途中ロンドンで乗り継ぎミュンヘン空港に到着、ホテル到着は22時を過ぎていましたが
まだ24日なのです。今日1日は35時間位もあったことになるわけです。
飛行機の速さが地球の自転時間を狂わせているかのように感じられます。
一汗流し日課のようなmailのチェック。KAさんのコンピュウタをインターネットに接続。
MSメッセンジャでキャンベラのARさんと音声チャット。
インターネットを使ってドイツとオーストラリアの間で国際電話と同じように話ができます。凄いことですね。
しばし話が弾み気が付くと時計は日にちを変えています。長い24日も終わりであります。
時差に慣れず早起き。
今日は市内見物・いろいろプランはあるのですが…。
ホテルのそばに電車の駅があるのを地図で発見。それに乗って行くことにしました。
一度は駅を通り過ぎ、二度目は線路の脇に、三度目の正直でやっとホームにたどりつきました。
駅の周りには何も表示はなく、駅前商店街なんてものは全く無いのであります。
ホームも無人で電車の乗り方もわかりません。自動券売機が二種類?もあって説明はもちろんすべてドイツ語チンプンカンプン。
そこへ妙齢の?ご婦人登場。切符の買い方をたずねて見れば。大きい券売機で買って小さい券売機?で日付を記入。すべて自己申告の乗車システムです。切符を買わなくったって電車に乗ることはできます。
ドイツ人は皆親切で、ほとんどの人が英語を理解してくれるので助かります。
しかし公共の表示やレストランのメニュー等はほとんどドイツ語だけという不思議さもあります。
ドイツ人がすべてフェアな人ばかりではないのでしょう。程なく検札が回ってきました。もし切符がないと30ユーロの罰金ということです。
降りる駅が近づくと先ほどのご婦人ちゃんと下車駅であることを教えてくれました。お礼を言って町にでました。
十年程前に訪ねた感覚で町を散策。屋台の果物屋さんがたくさん出ています。一番気候のよい果物シーズンにめぐり合ったようです。サクランボとイチゴを買いました。どこも量り売りで好きなだけ買えます。
町を散策しビールを飲みながらソーセージを食べ、からくり時計のダンスを見て、気が付くと雲行きが怪しい。
今にも夕立がきそうであります。町中は折りしもワールドカップ、大勢の人が街頭テレビでドイツ対韓国のサッカー観戦中。
降られないうちにと、それを横目にタクシーでホテルへ。今日はラッキーYLドライバー!と思いきや飛ばす飛ばす神風ドライバーでありました。われは日本人、ドイツを応援しているよ、ホテルでテレビ見るんだと云うと気をよくした神風さんもっと元気になってビュンビュン走る走る。おかげで降り出す前にホテルへ無事到着しました。ドイツは勝ち、天気は的中土砂降りの雨。明日はフュッセンへ。 朝8時、ホテルを出発。アウトバーン94号線から混雑のミュンフェン市内を抜け(ホントは市内を避け郊外を抜ける道を選んだつもりでしたが!)96号線に入り有名なロマンティック街道を一路フュッセンへ。
沿道は小さな花が咲き乱れ、窓に思い思いの装飾をした美しい家々を見ながら快適なドライブ。
約2時間程度の道のり小高い山の上に見覚えのあるノイシュバンシュタイン城が姿をあらわしました。
駐車場に車を入れインフォメーションセンタへ。
早朝に行動開始しないと見られないといわれるこの城ですが何の何の簡単にチケット購入日本語のガイドマシンを借り順調に見学できました。"朝早く行かないと見れなくなります"というのは急いで走り回る日本人団体ツアーの事情のようです。
見学には次第に静けさを取り戻しお城の味わいを感じられる"午後"がお勧めのようです。
あの高いところに作られた城のためにどれだけ多くの人間が犠牲になったのでしょうか?
下働きのものは大変だったでしょう。坂道の上り下りも大変なことであったと思います。
私たちは手軽な馬車に乗ってのんびり見てきました。
喧騒状態のこの町も夕方ともなれば人通りも無く静かな田舎町であります。
今日はお城の見えるふもとのホテルで過ごします。
幽霊が出るという話もあります。霊気を祓うためにまた今日もビールで乾杯です。
今日は27日
朝になると城下町は急ににぎやかになります。大型バスで日本人観光客が続々やってきます。混雑に巻き込まれないように急いで出発。いよいよフリードリヒスハーフェンに向かいます。
ドイツの道は特別な場所を除けば渋滞などほとんど無く快適です。これは以前来たとき気が付いたことですが簡単な仕掛けがあります。日本でも見習うべき工夫です。
快適に車を走らせフリードリヒスハフェンに到着です。今日は日本から来るMAさんがフランクフルト経由でやってきますので落ち合うために空港へ直行。
食事をしながら到着を待ちます。
子供たちの一団がやってきました。どうも飛行機に乗るためではなさそうです。
サイクリングの休憩に立ち寄ったみたいです。先生は子供の食事のアレンジに忙しいようですが躾はかなり厳しそうです。自分の意思をはっきり言う、約束は守るというのが基本のようです。
自家用機のような超小型機ばかりが離発着していましたが、大型の飛行機がやってきました。とは云ってもプロペラがついた5~60人乗りの小型機です。
この町には大型機はあまりこないのでしょうか。
飛行機からタラップで降りてくるMAさんの姿を見つけ程なく合流。
途中、町の中心部にあるツェッペリン博物館に立ち寄りました。ここフリードリヒスハーフェンは豪華巨大な飛行船ツェッペリンの町でもあります。もう一つツェッペリンといえばHAMにはツェッペリンアンテナです。私も開局当時愛用していたアンテナです。このツェッペリンを偲びデモ運用をしているDK0ZMさんを見かけました。珍しい日本人に興奮気味。しばしのおしゃべりの後MAさんをホテルに送り我らのホテルへ向かいます。
郊外のhotel Croneは高台の素敵なホテルでした。
夜はMAさんと食事、明日はいよいよ”HAM
RADIO 2002”です。
*渋滞のない理由* どんな町でも充分な駐車場があります。ドイツの道は特別広いわけではありません。交差点はロータリ式で止まらず通過できます。もちろん信号のある交差点もあります。ただ交差点は広く造られています。アメリカ式の同じ広さの道路ではありませんが必要なところは広くなっているのです。広い道路のアメリカと同じように狭い道路を造っている日本は交差点で渋滞するのは当然でしょう。
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電車の駅には駅員がいません。ホームには丁寧に説明があります・が・すべてドイツ語。英語の説明はありません。
車内はゆったり快適です。
店をひろげたばかりの果物屋さん。サクランボが安くておいしかった!
屋台のお店は木のオモチャやさんもありました。
ミュンフェン市役所のからくり時計。すばらしいものです。動かない写真は面白くありません。
ミュンフェンといえばビール。私たちも隣の席で乾杯。
あまりにも有名なノイシュバンシュタイン城。ホテルの窓からの眺めは最高です。気が付いたら窓の下には観光客向け望遠鏡がありました。ということは眺めのいちばんよい部屋ということです。
お城にはこの馬車に乗って行きました。急ぐ日本人はバスで、ゆったり楽しむ人はのんびり歩いて山を登っていきます。
フリードリヒスハーフェンのホテルの窓から見たロータリーのようす。車の流れはスムースです。
音もなく浮かぶ飛行船。今は爆発しない!豪華ツェッペリンには及びませんが乗ってみたいです。(予約すれば乗れますよ!)
HAM RADIO 2002 を歓迎して横断幕も!
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