ラジオマーカ ja1cvf 1012 |
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ラジオマーカ 一見”携帯ラジオ”。
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ラジオにはどの放送を受信しているかわかるようにダイヤルメモリが付いています。 最近のものは非常に正確ではっきりわかります。デジタル表示の製品も多くあります。
さて、この表題にあるような鉱石(ゲルマニュウム)ラジオではどうでしょう。
地元の放送局の周波数を調べて(たとえばNHK東京第1は594kHz)ラジオマーカでその周波数の信号を出し受信機のダイヤルを合わせます。
ここでマーカを止めます。同じ周波数の目的の放送が聞こえるはずです。よく聞こえるようにアンテナやコイルのタップなどを再調整します。
アンテナや受信する場所を変えるだけで聞こえ方がずいぶん違います。 【 ラジオマーカに求めるもの 】 擬似的に放送局と同じ周波数(BCバンド)の信号を出します。 |
電波の強さはとても微弱で50センチほど離れると受信できません。 これらを考慮して出来るだけ簡単な回路でまとめてみました。
電池は9Vの006pですがかなり広い範囲で電圧変化に対応し動作します。
その理由は変調用発振回路の条件が良くないためひずみが多いことがその理由と思われます。発振回路*のコンデンサ中点470Ωの抵抗はもっと大きくなるはずですが実験的にこの値に決めています。 ここで一番特徴的なのは高周波の発振コイルにラジオ用のバーアンテナを使ったことです。 |
【 ケースに入れる 】 ケースは手持ちのジャンク流用品です。
私は使用頻度の少ない簡易測定器には006pを使っています。電池は常時外してあり、使い回しをしています。
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最近は周波数カウンタ機能を持ったテスタがあります。一昔前までは低い周波数しか測れなかったのですが、このテスタは60MHzまではかれます。表示は4桁、精度は0.1%。 |
【 こんな感じで使います 】
スピーカの鳴る、高感度鉱石ラジオです。
このラジオのコイルは約60cm角の木枠に15回ほど巻いてあります。
さらに高感度化のため外部アンテナ等を繋ぐと同調位置がずれることがあります。
また、自宅以外でも聞こえるか聞こえるか試してみたいとか、違う放送が聞こえるか試したいときに役立つのがこのラジオマーカです。 |
電流計はジャンク品(フルスケール約250μA)なので数値は単なる目安で意味はありません。ダイオードの検波電流を読んでます・沢山振れるほど信号が強い。
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【 参考 】 私が使ってる周波数カウンタつきデジタルテスタ 韓国製ですが周波数は60MHZまで測定可能です。 |
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