コイル脱着式鉱石ラジオ ja1cvf 1012 |
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鉱石ラジオの高感度化は永遠のテーマですが考え方を変えれば先は見えています。 増幅回路を持たない鉱石ラジオではアンテナ、共振回路、検波回路、音響回路、などの各部の高性能化、低損失化に尽きます。 外部エネルギを使わない鉱石ラジオでは“高性能化=低損失化”が成り立ちます。 また、どんなに頑張っても地域によっては受信困難な地域もあります。 そのような地域でも夜間は電離層の関係で受信できる場合もあります。電離層のからくりがわかってくると楽しさ倍増です。 鉱石ラジオは部品の選別や高感度化の実験用ですから、コイルはタップを出したり、アンテナや検波回路との組み合わせや整合をとることを想定しています。
そしてまとまったのがこのような回路です。 ダイオード(D)は鉱石検波器もよし、定番のゲルマニュウム、ショットキも具合が良いです。
メータ(M)はラジケータと呼ばれる簡易型電流計を使用していますのでメモリは意味を持ちません。ダイオードの負荷に直列に入れます。
トランス(T)はスピーカやイヤホンとの整合用です。一般的にはサンスイのST-32(1.2kΩ:8Ω)などでよいでしょう。
最後に示す回路図は実験的に部品を接続した(赤線)例です。コレが最適ではありません。
最近はブレッドボードと呼ばれる試作用基板?があります。 |
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【 バーアンテナの実験 】 とりあえず実験開始結果は未だ先です。
この実験の最大の目的は良いコイルを作ることです。その目標には大きなループアンテナやこのサンプル写真のようなバーアンテナも含まれています。
コイルの基本は電線を丸く巻いたものですが、巻き方で性能も違います。 |
コアの素材は簡単に言えば鉄粉を固めたものですが実際には難しい要素が沢山あります。 コアの材質を自由に選べるわけでもありません。(コアの材質で使える周波数が決まります) ジャンクのコアを使うときは充分注意が必要です。 ラジオのバーアンテナ用として販売されているモノの中から選ぶことになります。 今回実験したものは入手が楽なものでは大きい方、9mmX180mmを2本束ねてみました。(写真の大きい方) 設置場所を制限される外部アンテナはなるべく使用せず良く聞こえる鉱石ラジオを目指しています。 |